「電動アシスト自転車のその後」の前に近況を一つ。
10月のビッグイベントは「レース参加」でした。
17日(土)に開催された、横浜ベイサイドマリーナ主催のオープンヨットレースです。
実は我々の艇は「一番弱いとみなされた艇」のクラスに入っており、大きなハンディキャップをもらっていました。このクラスは30艇ほどでした。あとでわかった事ですが、7艇ほどフィニッシュできていませんでした。厳しい状況だった事がわかります。レース中(少し専門的になりますが)ジブシートリーダーのレールのスターン寄りのビスがシートの張力に耐えられず2本もとんでしまい以後はバウ寄りからジブシートを引かなければならず艇速が落ち、やや残念な思いをしました。それだけ風がきつかったという事です。
レースキャプテンを委ねた子(と言っても40過ぎのおじさんですが)には入賞とかは狙わなくていいから、安全第一、無理はしない、ただしレースの雰囲気は味あわせて欲しいと無理な要求をしていたのですが、レースが始まってしまえば、少しでも前に出よう、当面の敵を抑えようという本能とも呼べるものが先立ち艇を走らせます。そんな時には彼らが子供の頃半べそをかきながらOPに乗っていたのを思い出し「大人になったけれど変わらないなあ」と感心したものです。船酔いに苦しんだたった一人の女子(もちろん彼女も子供の頃から知っており、外国大使館勤務。父親は日本でも有数のクルーザー乗り、去年は姉が参加。当日は用意のおにぎりに海苔を巻いて皆に配る役を依頼、キャビン内作業となってしまい、そのせいで相当激しい船酔いになってしまった。申し訳なく思っています。)を妹のように労わる姿もりっぱに育った証です。
概ね2時間でフィニッシュしたのですが、多分中盤くらいの順位だろうと思っていました。何より「いいレースができた」満足感でいっぱいでした。日常では味わえないスタート前の緊張感、疾走する高揚感はたまりません。彼らもあんなにハードで、寒く、びしょ濡れだったのに「楽しかった」と言ってくれました。オーナーS氏(レースに関しては一切口を挟まず我々にすべてを委ね、カメラマンとバラスト役に徹していました)は「自分の体をホールドするだけで精いっぱいだったのに、彼らはすごかったね。大したものだ」とご満悦の様子でした。我々は回復した女性クルー共々皆満ち足りた気分でマリーナへ戻りました。
従来ですと当然そのあとに表彰式・パーティーがあるのですが、今年はコロナの影響でそれらはなく成績もわからぬまま解散となりました。
帰宅して間もなく参加できなかった息子から「結果がベイサイドのサイトで発表になっている」とのLINEが入り確認したところ、着順16位で修正順位10位という事でした。この10位という成績がくせ者で、例年では入賞の他「飛び賞」が設定されて賞品獲得が狙えるのです。去年は15位だったのに対象外となりがっかりしたものです。素晴らしいメンバーでレースを無事に終えられただけで満足なのに、人間の欲は限りがありません。
後日飛び賞が判明し2重の喜びとなりました。 以上がレースの報告です。
さて、次に本題ですが、電動アシストは大活躍です。普段使いに専ら何の問題も不満もなく使っています。只、悪い癖でオプションアクセサリーをいくつか付け加えました。
まず、後ろの荷台です。特に必要はないのですが必要となる事があるかもしれないという事です。ちょっと見えている赤ライトも後付けです。優れもので夜間走ると自動的に点滅してくれます。