半年くらい前に20年くらい前に中古で買ったCDラジカセが不調になり廃棄しました。これは主にラジオとして使っていたので代わりにBOSEのチューナー付CDプレーヤーをヤフオクで買いました。
これは名器で十分満足できるものでした。日常的には全くストレスなく使用でき、音質もこのサイズにしてはさすがBOSEと言わせるものでした。ところが、最近よくYouTubeを見るのですが、たまたま昔の大橋巨泉のJAZZ番組を見ていた時マイルス・デイビスの演奏を観て「そういえば自分は相当数の彼のレコードを持っているな」と思い出してしまったのです。私のLPレコードの四分の三はjazzです。無性にそれらを聞いてみたくなりました。
そもそも私のオーディオ趣味は学生時代から始まり何とか一応のセットを揃えたものです。特にスピーカーは格安のヤマハを秋葉原で見つけ、父に頼んで2人で担いで帰ったものです。(今は屋根裏の物置にお蔵入りしています)4チャンネルの20㌅オープンデッキプレーヤーも後から揃えました。とは言ってもバイト代でやっと買ったものですからチープなものではありました。
思えば半世紀以上前の事です。寿命という事と自分には修理する力がないので徐々にシステムは代替わりし、オープンデッキは売り払い、カセットデッキは廃棄、CDプレーヤー、チューナーとプリメインアンプはこの一年くらいでヤフオクで買いました。
そんなシステムでレコードをかけてはみたのですが、どうも調子が悪い。色々原因を追究してみたのですが最終的に右チャンネルの音がうねるというか聞きずらいというか、とにかく不調なのです。その時までたまにはレコードもCDも聞いてはいたのですが気が付かなかったのですね。
エーイという感じでプリメインアンプとレコードプレーヤーをヤフオクで買い換えました。やはりここでも新品で定評のあるものを買うという選択に至らないのが貧乏人根性なのですね。ついでにレコードカートリッジも2種買いました。
何とか落ち着いたのが一昨日でした。その間にもミニアンプを買って試したり、ヤフオクの主に問い合わせたり、従来のプレーヤーの活用を考えたり、色々ありましたが省略。
1×4の木材で作ったラックに収まっていますが、当初の置き場所と機器のサイズに合わせたので、今ではなんか落ち着かないセットになっています。これが新規のプレーヤーでバックに小さく見えるのがスピーカーです。最終的な音の決め手はスピーカーなので、現システムがバランスからして丁度いいのではないかと思います。(今もこの打ち込みをしながらマイルスのレコードをかけています。真夜中なので音は絞っていますが、繊細な部分まで感じられています)しばらくはオーディオ生活が続きそうです。そういえば最近NHKでビリー・ホリデイの特集をしていたけれど、彼女のレーコードも多分4・5枚はありそうなので聞き直してみよう。
よく言われることだけど、レコードにそーっと針を落とし、かすかなサーという音がしてから音楽が始まるレコードのワクワク感、アナログの人間臭さが快く感じるのは年齢のせいでしょうか。CDと違いレコードは全ての音を拾っているというマニアもいますが、私の耳ではなんとも言えません。
音源として、レコード、CD、チューナーからAM・FMラジオ、YouTubeからの入力、USB入力と5系統あるので、余生はこれで過ごせそうです。