2010年12月16日木曜日

オーストラリア自転車事情

12月1日から10日までオーストラリア観光に行ってきました。 西海岸のパースと南のアデレードが主な滞在場所です。

ここでは主に自転車事情についてご報告していきます。

下の写真はパースの街中です。かなりの広さに亘って「自転車レーン」が設けられています。所によっては郊外にまで伸びており、それを詳細に解説している小冊子まで配布されています。これには感心しました。街中交通の中ではっきりと自転車の位置付けがなされている事がわかります。


下はアデレードの南ビクトリーハーバーの町ですが、街中移動に自転車が普通に使われており、それも「きちんとした」自転車で、いわゆる「ママチャリ」は殆んど見かけませんでした。私の愛車のメーカーである「ジャイアント」の自転車も多数見かけました。

さりげなく停めてあった「キャノンデール」のロードレーサーです。

上の写真はパースの早朝、自転車通勤風景ですが、ご覧のようにヘルメット着用が義務のようで、これは昨年行ったニュージーランドでも同じでした。ヘルメット着用はわが国でも見習ったら良いと思います。これで自転車に乗ることの意識が相当変わるはずです。                                 
                                 
私が実際に自転車に乗ったのは、パースから程近い「ロットネスト島」のレンタサイクルだけです。この島は車の乗り入れが禁止されているので、島内の足として自転車が大活躍です。レンタサイクルも完備されており「きちんとした」自転車で、整備も完全でした。殆んどがマウンテンバイクですが、道路状況は完璧なので、ここはクロスバイクにして欲しいところです。

非常に景色の素晴らしい島内一周を楽しむ事ができます。随所に下のような風景が展開されます。

下の写真は島の西端の岬で撮ってもらったものですが、ご覧のように借りた自転車の後ろに荷台がついています。これは何かとありがたい心遣いだと思いました。                         
             
とにかく天気に恵まれ最高の気分でした。1周40㎞位ですがそこそこのアップダウンもあり、何とも素晴らしいサイクリングコースでした。わが国でも離島振興策のモデルとしてヒントになりそうです。

下は、島内で見かけた子供用牽引車。かって写真では見かけていて情報としては、「こんなものがある」事は知っていましたが、実際に見たのは初めてです。                            
                            
とても楽しそうで、子供を自転車で運ぶには素晴らしい道具なのですが、自転車専用レーンや専用道路が整備されていない日本の道路事情では、残念ながら無理かなと思いました。何とかこのような物が使える状況を実現させたいものです。






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