9月13日にロングツーリングから戻って2ヵ月半。その間の走行距離は700㎞。(累積で27,451㎞です)ひと月平均280㎞というのはかなり良い数字です。やはり意識して現在の脚力?は維持したいと思っており、そのために現在、通常はツーリング時のリアのギアより一段小さ目のものを使っています。これからもひと月300㎞を目標に乗って行く積りです。
最近「自転車問題」がよくTVの特集で見られるようになりました。10月に警察庁より自転車走行の指導・取締り強化の通達があり、ある種の自転車ブームに乗っかったように多く報道されるようになりました。多くは「自転車は原則車道の左側走行を徹底させる」という条項の妥当性を論じているようですが、どれも見当違いの論調に終始しています。考えてみれば当たり前の事ですが、論者は「歩行者優先」か「自動車優先」の立場しかありません。「自転車優先」の立場(これは都市交通のあり方とかグランドデザインから始めなければなりません)がない限り結論が出る問題ではありません。
当面の問題を「現在の法規制の下で歩行者・自転車双方の重大事故を減らそう」という事に絞れば、今回の警察庁通達は、私は、無力だと思っています。本気でやる気があるのなら、歩行者・自転車は、従来、道路交通法の規制外の扱いを受けてきた事に鑑みて、適用を厳しくしていくのが、先ず本筋ではないでしょうか。少なくとも自転車に対しては厳罰を課するのが近道のように思います。何故自転車に関しては処罰より指導が先行するのか理解できません。その他の法律では「知らなかった」が言い訳にならないのに、自転車が例外扱いされてきたのがおかしいのです。これは警察の怠慢と言ってもよいでしょう。例えば高校生の自転車二人乗りなどはどんどん補導して罰金に処し、信号無視は即、違反切符を切るようにすれば、少しは自転車走行に対する意識を変えることができるのではないでしょうか。ひと月間でもいいから警察の総力を挙げて自転車の違法取締りに取り組めば、必ず結果は出ます。
その他には、「事故はどんなに注意しても起きる」ものですから、起きた時の被害を減らす意味から「ヘルメットの着用義務」、被害・加害の際の経済的負担を減らすための「自転車損害保険の加入義務化」等も論じておいた方が現実的ではないかと考えています。
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