そもそもの始まりは4速目のギアがどう調整してもカリカリ、クキクキするので(といっても大したものではなく、また4速を使わなくても日常使用にさほど問題はないのですが)房総旅行から帰ってきて、いっその事スプロケット(ギア一式)交換しようと思ったのです。
そこで慾が出てしまったのです。もともとのギアは6枚構成なのですがどうせ交換するならいっそのことそれを7枚にグレードアップしようかなと思ってしまったのです。ただ、その考えは本来私の考えとは異なっております。グレードアップを目指して改装するなら、初めから上級機種を買えばいいのです。根性がさもしい、潔くない、思慮が足りないと思う訳です。しかし思ってしまったものは仕様がありません。
一般にギア数を増やそうと考える人は、現在のスピードに物足りなさを覚え、一番小さいギアの下にもう一段小さいものを増やして「高速化」を目指すようです。しかし私はそうではなく一番大きいギアの上にさらに大きいギアを増やして「楽ちん化」を目指したのです。
細かい数字は省きますが、下の写真でもお分かりかと思いますが、7枚目のギアが相当飛び抜けて大きいのがお分かりかと思います。これがトラブルの元となるとも知らず、持ち込んだ自転車屋さんの大迷惑を掛けてしまいました。
そもそも「改装」は「自己責任」においてなされなければいけません。もしも自転車さんに7速化を断られたら、素直に帰ってきたと思います。そこは十分自覚していた積りです。私だって一応自分でやってみようと企てはしたのです。が、知識、技量、工具など足りないものだらけだったのです。だったら「勉強・修行しろ」というのが正論なのですが、老い先短い事を考えるとそんな悠長な事も言っていられません。「トライアル アンド エラー」が怖いのですのです。だったら「諦めろ」というのが正しいのでしょうが、年寄りは頑固でズルい物なのです。
一方では、素人は無理をしないでプロにお願いした方が無難だという「大人の判断」もあります。あるいは「お金で解決できることはその方が良い結果を生む」という知恵もあります。
そんなこんなで、自転車屋さんには余分なパーツを仕入れさせてしまったり、多大な時間を取らせてしまったり迷惑を掛けてしまいました。
まあ、いろいろ「無理筋」の改装でしたが無事終了して昨日引き取ってきました。2週間以上かかりました。あと、発電ライトを着けて終わりです。
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