このところ自分の歳のせいか新聞の死亡記事がやたらと気になります。
昨日4月13日にはひろさちやさんとジャック・ヒギンズの死亡記事が並んでいました。
30年間の前職の関係でたくさんの著名人、時の人と会ってきました。色々な方がいました。今にして思えば面白い仕事でした。また、贅沢な時間を過ごさせてもらいました。
そんな中で「この人すごいな」と感じた方の一人がひろさちやさんです。色々と批判の多い方でもあるのですが、私は巨人、中村元博士の後継ではないかとまで思っています。仏教の教えをわかりやすく語って、現代人に指針を与えてくれました。若造の私がカトリックだと知ると、カトリックの深いところまで語ってくれて却ってこちらが恐縮してしまいました。本当に理解の深い人ほど平易な言葉で語ってくれるものです。私は難解な専門用語で語る人を余り信用しません。
その下にはジャック・ヒギンズの訃報がありました。91歳でした。まだ生きていたのかと言うのが第一感でした。若いころ夢中になった記憶があります。「鷲は舞い降りた」が代表作と言われています。同題の映画も観ました。私の読書作法は、何かの縁である一冊を読んで気に入ると、その作者のものを次から次へとひたすら読み続けるというものです。当然半年、1年と続きます。例えば塩野七海さんの著作、今野敏さんの警察もの、竹内久美子さんの生物学的エッセイ等々。
それでこの機会に「翻訳もので、戦争冒険もの、国際情勢アクションもの、スパイもの」のくくりで蔵書(全て文庫本)を改めてみました。ざっくりと見たところ冊数の多い順から
1 ロバート・ラドラム
2 トム・クランシー
3 ブライアン・フリーマントル
4 クライブ・カッスラー
5 ジョン・ル・カレ
6 フレデリック・フォーサイス
7 ジャック・ヒギンズ
8 ケン・フォレット
9 ダグラス・リーマン
10 マイケル・バー・ゾーハー
と言ったところが上位10人でした。冒険小説好きの定番と言っても良いものはかなり網羅しているのではないでしょうか。これらを読みふけっていた頃もあったのです。
お恥ずかしい話ですが、当初はMI6(イギリスの対外諜報機関)をM1(ワン)6と読んでいました。活字のせいではあるのですが、ある時何かの本の中で、MIのIはインテリジェンスのIだと知り、思わず一人赤面しました。
ついでに白状するとこれより多いのが「帆船海軍もの」で日本で出版されたかなりのシリーズ(海の勇士/ホーンブロアー シリーズ・海の勇士/ボライソー シリーズ等)を全巻持っています。主に英仏戦争当時(ネルソン提督時代・ナポレオン時代です)が舞台になっています。歴史と海洋小説の醍醐味が楽しめます。
以上自転車とは何の関係もないお話でした。
それにしても、私が死んだ後、これらの本の運命はどうなるのでしょうか。
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