またもやりました。構想・設計一週間、製作・後始末に三日の大事業でした。
実はこのリアキャリアは4年前の北海道旅行前後から色々と試行錯誤を繰り返し、未解決となっていたのです。当初は廃車から取り外した物の再利用、手持ちの物の再活用など「再」にこだわっていました。数年前のブログにその顛末は書きました。
輪行・折り畳みを想定した時、邪魔になってはいけない、シートポストを下げたときそれが地面に届いて欲しい、荷物を積むのにある程度は幅と強度が必要、軽量にしたいなどいろいろな条件があって、旅行が具体的になったら考えようと保留しておいたのです。
別に旅行が具体化されたわけでも、必要に迫られたわけどもないのですが、ある夜ベッドに入って寝付くまでの間に「全て自作で完璧なモノができないか」とうっすらと青写真が浮かんできたのです。
翌日からその具体化に挑みました。材料はアルミの幅2㌢、厚さ1.5㍉の細長い板。これは過去にも使った事があり、手持ちの工具で切断、折り曲げ、穴あけができ、軽量でそこそこの強度もあるので他の選択肢はありません。しかも80㌢と50㌢くらいの部材が手元に残っていたので勿論使う予定です。
構造は市販製品を参考にしました。只実寸を出すのには相当苦労しました。荷台は水平が必要だしステーの長さで荷台の高さが変わってくるし、車体の取付穴とどう連結するかなど解決する課題がたくさんありました。
ある程度設計が固まった段階で総計を計算してみると手持ちの部材では足りず、結局、新たに2㍍を近くのホームセンターで買ってきました。この時ついでに柄付の平ヤスリも買って合計約千円のかかり、今回の出費はこれだけです。
結論から言うと、相当余るだろうと目論見は見事に外れほぼ全部使い切りました。部材を全部切り出し終わると(合計12本)、今度は連結方法です。溶接の技術はないので、ドリルで穴をあけビス留めするか、ブラインドリベットでかしめるかの二択で考えましたが、分解するときの容易さからビス留めにしました。
一旦組み上げてみたところ想定より積載面の高さが2㌢程高くなり気に入らないので分解して、ステーを4本2㌢程切りました。それにつれて車体との連結部材も作り直しです。何とか出来上がって取り付けたところが下の写真です。これ以上手は加えず、これが完成形です。
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