2023年12月30日土曜日

ひょんな事から愛人2号で輪行旅行

昨晩(12月28日)、新規購入「16㌅ ルノープラチナライト8」を 使った2泊3日の輪行旅行から戻りました。

それはひょんな事から始まりました。前回の12月18日のブログの最後で触れたのですが、私が16㌅の小口径ミニベロを買った事を知った娘夫婦と、その自転車を買った動機などを話していた時の事、「まだはっきりと決まったわけではないけど、年末に孫B(小5)のサッカーの試合が鹿島であり、日にちが確定して孫Bが呼ばれるようになったら連絡するね」との話題になり、もしかしたら便乗させてもらおうかな…と思っていました。まあ、半信半疑と言ったところ。

そして23日には子供たち一家が集まりクリスマス会を行い、その際に皆に新しい自転車を披露し自慢したのですが、唯一興味を持って色々聞いてくれたのが娘のダンナのまあ君でした。その段階では26・27日に試合が決まり孫Bも参加できることになり一家で26日の早朝出かけるという事がはっきりとしていました。

そもそもの私のプランは「銚子から大洗」までつなげると、自宅から房総半島を反時計回りで経由して青森までの一気通貫が完成するというものでした。前回で自宅➡青森は一気通貫できてはいたのですが、ルート違いの別口でも完成させようとしたものです。銚子からは時計回りで自宅まで輪行で走った事があるので銚子から北上しようというものです。概ね100㌔で、2日の旅程としてはピッタリなのでした。

そこで細かい事は別として、とにかく26日の早朝我が家へ来て私と自転車・荷物をピックアップしてくれる事になりました。(次は明日

その間ホテルを予約したり(2泊目は帰りの列車の便も考慮して水戸にしました、大洗➡水戸は以前走った事があります)荷物を作ったりして楽しい時間を過ごしました。


12月26日(火)晴れ

そして26日のまだ暗い5時半頃娘一家(孫Aは留守番で今晩は我が家で家人が世話をするそうです)がやって来ました。トランクを開けてビックリ、遠征備品とでも言うのでしょうか、とにかくぎっしりと荷物が詰まっていましたが、まあ君の事前の計算通り自転車がぴったり収まり、家人が用意してくれたおにぎり8個を持って出発しました。

多分7時過ぎには会場のアントラーズの本拠地「鹿島スタディアム」に着きました。試合会場はすぐ隣の運動公園。私としてはそこまで送ってもらえれば十分で、この日は潮来、霞ケ浦付近をポタリングして、必ずしも銚子には拘らなくてもよい気持ちになっていたのですが、まあ君は時間があるのでどうしても送ってくれるというのでお願いしました。ひょっとしたらまあ君は娘から「パパの世話をお願いね」と申し遣っていたのではと疑ってしまいます。

又、娘はどうしても息子の試合の雄姿を私に見せたいらしく、最終試合が始まる13:30にはここに戻って欲しいという希望が強く、私も乗せてきてもらった義理があるので了解して、まあ君と銚子に向かいました。

銚子の利根川河口には銚子大橋という長大な橋が架かっているのですが、(本当はそれを渡らないと一気通貫は完成しない)橋の手前のたもとまで送ってもらいました。荷物とおにぎり2個を下ろしまあ君はスタディアムに戻って行ったのですが、ひとり利根川河口に立った時には、そこに立てた事自体がとても幸せな気分にさせてくれました。快晴。

自転車を展開しバッグ類を装着したり、まったりコーヒーを飲んだりしているうちに時間が経ち、ここを出発したのが9:40でした。基本的にはいま来た道を戻るコースです。

順調に走り続け、メモによると11:00に、多分道端のベンチだと思われますが、おにぎり1個のランチを食べています。

事件は12:10、16.5㌔地点で発生しました。リュックをサドルに取りつけるためのひもリングが切れたというか、要するに飛んでしまい、リュックが落ち、引きずってしまったのです。
実はこの事態は恐れていた事ではあり、この仕掛けを作った時にも相当の力でひっぱたりして強度テストはしたのです。多分道路の細かい振動を拾って、リングの接着強度や縫い付けて糸の強度が限界に来てしまったのでしょう。ちっと気分的に凹みましたが、背負って走れば良い事で致命傷ではありません。そのためのリュックなのです。

そうこうしている内に、どうも13:30スタディアム着が怪しくなってきました。当初の思惑は銚子➡鹿島が40㌔で4時間あれば十分走破可能というものでしたが、それ自体勘違いだと、今だからわかります。愛人1号20㌅小口径自転車でツーリングをした結果は、かなり真面目に走っても結果として平均時速10㌔というところで、このさらに小口径のこの自転車では、かなり無理な想定だったのです。それに加えて、どうも途中から全体を(考えられない事ですが)30㌔と思い違い、地図のページの関係で位置関係が曖昧になり「どうもおかしいな」と思いながら走っていました。やはりボケでしょうか。自分でも呆れてしまいます。

それと思ったようにスピードが上がらないという面もあるようです。事前の走りでは時速18㌔から20㌔では走れるような感覚で「こりゃいいなあ」と感じたのですが、合計10㎏近くの荷物の負荷がかかり、道のガタガタが加わると、疲労と相俟ってサイコン上の表示では時速14・15㌔がいいところでした。

途中遅れる事がはっきりした時点で「時間内到着不能」のLINEをおくったところ「トレーニングマッチあるから、のんびり来ても大丈夫」の返信があり、それでも懸命に漕いで、何とか会場に着いたのが14:50。孫Bの仲間の保護者の皆様にも拍手で迎えていただきました。ホッと一息で、残りのおにぎりを食べているところです。
その後試合結果(3戦3勝で明日の決勝に出られるとの事)を聞いたり、二つのおまけマッチを見たりしてから、再びまあ君と少し戻り気味の鹿島神宮近くのホテル(まあ君は私の予約ホテルと同宿予約をしていました)へ向かい、同夜は焼き肉店で夕食をとりました。

走行距離 40.2㎞  平均速度 時速12.6㎞  最高速度 時速21.2㎞ 稼働時間 3h10m
               (次はまた後で

12月27日(水)晴れ

今日も良い天気。気温は低め。

予定としては、先ず、今回の旅行の(個人的には)主たる目的の「鹿島神宮」を訪れた後、過去何度も利用したフェリー港の大洗を経由して宿泊地の水戸まで走る、というもの。

鹿島神宮は、前回房総半島を南下した時に訪れた「香取神宮」と共に関東を代表する古い神社なのです。神武天皇の時代の創建と言われ、常陸一之宮であり、特にの神様と崇められ、古代より中臣氏(藤原氏)、近代では徳川家康からも厚く保護され、確か2000石の所領を受けています。

7:30 まあ君の車で「鹿島神宮」へ向かい、境内を散策しました。近くの駐車場で自転車組み立て、荷物の装着です。

多数の社殿や広大な境内をゆっくり見学しました。

まあ君は昨日もこの鹿島神宮やその周辺周辺をランニングしたそうで、(彼はランニング愛好家というよりランニング依存症の中年です)今日も神社見学に付き添ってくれました。やっぱり娘から老父の介護を依頼されているのだろうか?

9:00頃、神社を抜けたところでまあ君と別れ、(彼は一走りしてから妻子が待つ?鹿島スタディアムへ戻りました。)水戸に向けて出発しました。別れ際に「途中苦しくなったらLINEしてください、回収にいきますよ」とのありがたいお言葉をいただきました!!!!。

昨日夕方出発したスタディアムを過ぎたところからが、本当の意味での初めての道が始まります。

国道51号線を北上する単純なルートです。右手に鹿島灘を望むコースなのですが、やや離れた高台を通っているので、たまにしか海は見えません。

昨日は安全のためになるべく歩道を走っていたのですが時々の段差がどうにも煩わしく、殆どは車道の左端を後続車に注意しながら走りました。やはりこの方がスピードが保てます。

11:15 20.6㌔地点 道路際の蕎麦屋で天ざる蕎麦の昼食。
11:45 出発

13:30 概ね40㌔地点 大洗サンビーチ 到着
最後のアプローチは高台の国道から海面レベルまで下りるので相当急な坂道になります。何度も下りた坂道です。丁度苫小牧からの「サンフラワー」が入港するところでした。上の写真の背景に写っています。思い出のフェリーターミナルまでは行かず、手前の公園でお菓子とコーヒーで暫しまったり。一応これで今回のミッションは完了です。

14:00頃 出発 10数㌔にある水戸を目指します。ここは以前逆方向で通った事がある道です。殆ど街中を走るのでのんびりと歩道を行きます。最後はスマホのGoogleMapの音声ナビに従って

16:00 ホテル到着 千波湖のほとりの格安ホテル。

走行距離 58.5㎞  平均速度 時速13.5㎞  最高速度 時速35.1㎞ 稼働時間 4h19m

12月28日(木)晴れ

今日はおまけの日。水戸の町には殆ど馴染みが無いので観光の積りです。

ホテル朝食をいただいて、のんびりと9:30ホテル出発。

先ず駅に行き帰りのキップを購入。ついでに観光案内所で観光マップを入手。今から思うと間違いだったのですが、ラッシュアワーを避けなければならないと思い、相当遅い時間、午後8時近くの特急を予約しました。これなら9時半東京着、新幹線で新横浜、タクシーで10時には自宅着となるのですが、そもそも国電や市営地下鉄は使わないのでラッシュアワーは無関係なのです。最初の輪行旅行の際の記憶がそうさせたのですね。ある意味では無駄な3時間を過ごしたかも知れません。

その後は、下の写真の「千波湖」でまったりして、近くの「偕楽園」を見て、水戸城址、弘道館などを巡りました。徳川ミュージアムとか茨城県立歴史館、水戸芸術館というようなところは見れば興味深いのでしょうが、どうもそう言う所は苦手で、近くの那珂川の土手を走った事の方が楽しかった。
このような数㌔の範囲を巡ろうとしたときには、この折り畳み自転車は実に便利です。これからはこのような輪行旅行をしようと考えているので、そのトライアルでもあります。
                (千波湖畔にて)

トピックスは昼飯にウナギ2匹分のウナ丼を食べたくらいで特にありません。

段々暗くなってくるので、とにかく駅まで戻り2階のコンコース広場で自転車を畳み、装着物を外し、全てリュックに詰め移動スタイルに纏めました。意外と時間がかかるものです。この辺は習熟と改良が必要です。完了して16:30

それから3時間つぶさなくてはならず、改札口近くの喫茶店に荷物を持ち込んでコーヒーとクッキーで粘りました。おかげで持ってきた文庫本が役立ちました。

乗車寸前に車内食用にミスタードーナッツを買い込み、土産ののし梅をようやく買い求め、帰宅の途に着きました。

走行距離 23.6㎞  平均速度 時速9.3㎞  最高速度 時速35.1㎞ 稼働時間 2h31m

10:00 無事我が家着

銃後のまもりの家人、まあ君一家の皆さん、ありがとうございました。

【 追記 】

1.孫Bゆう君のチームは、27日のトーナメントで決勝まで進み、ゆう君がキャプテンとし て試合に臨み惜しくもPKに敗れ準優勝。泣きじゃくっていたそうです。

2.27日の夕食がどうにも思い出せず今朝(12/31)まで呻吟していましたがやっと思い出しました。28日の昼に「ウナギ2匹分のウナ丼」を食べたと書きましたが、実はこれが27日の夕食でした。「ガスト」の領収書が出てきたので間違いありません。28日の昼は「しおバターコーンらーめん」でした。

3.最終日水戸市内を巡っている時「茶色の小真空ボトル」がない事に気付きました。普段はフロントバッグの右側メッシュ部分かハンドルバーに取りつけたボトルケースのどちらかに収まっているものです。朝出発前にそれを洗浄した記憶までは確かにあり、それ以降の記憶をたどっても所持忘れの場面が思い浮かばないので、思い切って宿泊ホテルに戻って確かめたところ、幸いな事にまだ部屋に残っていました。見に行ってくれたホテルのフロントのおねえさんが美人に見えました。

2023年12月18日月曜日

二回目の仕舞い込み

前回の仕舞い込みの際、リュックのサドルへの装着がどうもスマートさに欠けるのが気になっていました。床に就いてからも色んな妄想が浮かんだ中でポッと閃いたものがあり、それを実現すべく翌日愛人2号を袋から取り出し展開して、工作開始です。その結果が下の写真です。


分かりにくい写真ですが、先ず、サドルレールの後部にグラスファイバーの棒(この長さが微妙で3個目で決着)を直角に固定し、その両端にリュックの肩の部分に取り付けた細紐リング(これには針仕事が必要です)を引っ掛けます。さらにこの棒のセンターにベルクロで固定します。これなら見栄えも良いし、脱着も素早くできます。

それが出来上がると、今度はリュックの底が泥除けの後部に乗っかってしまうと(その可能性はわずかですが)泥除けとタイヤが干渉して困った事になる、と気になり始めました。

そこで泥除けをステーで支えようと思いました。丁度良いダボ穴があった事が思い立った所以です。

                                 (真上から後ろ側を見る)

上の写真が出来上がりなのですが、完成にまる一日を要しました。詳しい説明は省きますが、この小口径にあう製品が見当たらないので自作の必要があったのです。例のように、過去からの在庫は色々とあるのですが2作ほどの試行錯誤の末これにたどり着きました。この材料は「ワイヤーハンガー」です。泥除けのセンターとダボ穴の距離が20㌢程なので、この細さの針金でも十分強度が保てます。何㎏も荷重がかかるわけではありません。

これで完了です。袋詰めをして終わりました。

未確定ですが、ひょっとすると年内に愛人2号での輪行旅行が実現するかも知れません!!。



2023年12月14日木曜日

ツーリングスタイル決定、そして仕舞い込み

 今日で新16㌅、愛人2号にけじめをつけるべく、ツーリング装備を付けて走ってみました。

そのために新しく軽い高さ40㌢のデイパッグを新規購入しました。もちろんamazonでの格安品です。

実はメインの荷物とも言うべきモノをどのように積載するかで相当迷いました。ふつうはキャリアをつけてそこに載せる事を考えるのですが、どうもうまい考えが浮かびません。前回買ったシートポストにかませるキャリアという考えもあるのですが、その取付けの面倒くささや、移動の際のかさばりや重さを思うと他の方法はないものかと悩みました。

いっその事リュックサックを背中に背負って走ろうかと思ったのですが、やはり腰への負担を考えてこれは没です。

この16㌅車は口径が小さい分シートポストが長くなっています。そこに目を付けました。リュックを縦に吊るせないか、吊るせる大きさのリュックでツーリングに十分な物が入れられるか、慎重に計測し前記のデイパッグを買ったわけです。

サドルのレール部分に仕掛けを作り(実はここが一番苦労したところ)リュックを吊るし、シートポストに固定して、その他ハンドルバッグ(以前から使用の物)とボトルケースを付けて走ってみました。

上の写真がその時の姿です。収まるには収まっており、装着成功かと思われたのですが実際に走ってみたら、脚のかかとがバッグの下の部分に当ってしまう事が判明して考え直しです。

            (クリックで拡大できます)

泥除けの後ろに穴をあけ、バッグの下部と若干のテンションをかけて細紐で結んでみたところうまくいきました。これで完成形です。実際のツーリングの際にもこんな姿で走ります。


これから畳んで輪行袋に詰めて「その日」まで室内保管です。そのために試しに付けた装備一式とサイコン等のアクセサリー、両ペダルを取り外しました。上の写真が外したもの一切です。(フロントライトを加えるのを忘れました。)

実はその前に、後ろの泥除けの取付金具を丈夫なものに取り換えるために結構な時間をかけて工作をしました。バッグの下部を引く細紐の起点ともいえるところなので強化した訳です。

    

写真のように折り畳み袋に収まりました。これでまる一日の仕事でした。

愛人2号を持ち出す「その日」をなるべく早く迎えたいものです。

2023年12月9日土曜日

今日は鶴見川下流方面へ

今日も良い天気、鶴見川堤防を下流方面へ往復25㌔程走りました。同じコースの途中まで大勢のランナーが大会で走っており、ちょっと走りずらいところはありましたが、片道の10数㌔は平均17㌔/hで走っていました。悪くはない。復路はのんびりポタリング。車体も異常なし。尻も痛くならず。

帰りに地元の自転車屋で防犯得録を依頼して、午後受け取りに行き無事完了しました。

明日は洗浄し、必要な個所にグリースをかけて、手持ちのDAHONの輪行袋に収納テストをしてみたいと思います。


2023年12月8日金曜日

今日の遠出

今日もいい天気。昨日のコースを少し伸ばして往復15㌔程。

ハンドル付近に黒い塊が見えますが 、これはボトルホルダーでハンドルバーとハンドルポストにベルクロで固定です。何とかボトルホルダーを取り付けようとしたのですがダボ穴がなく、別にアタッチメントを取り付けなくてはならず、それはそれで余分な重さを重ねる事になるので止めて、結局、布製の巾着型の物にしました。簡単に脱着できます。写真の時はコーヒー飲料が入っています。正面のメッシュにはスマホが入り、帰りにはGooglemapのナビを起動させてきました。

           (ダブルクリックで拡大)

十分使えそうです。

明日はいよいよ防犯登録に行きます。

2023年12月7日木曜日

ちょい遠乗りをした感想

今日は日中20℃にもなるという快晴の日、愛人2号の ちょい遠乗りをしてきました。シェイクダウンですね。鶴見川上流、中山付近まで往復12㌔くらい走りました。

感想を一言でいうと「ひょっとすると、走りは20㌅愛人1号より良いのではないか」です。巡航速度は普通に20㌔/hで走れます。風に恵まれると22㌔/hはいけます。真面目に漕げば25㌔/hも楽勝。これは27㌅クロスの本妻号と同等です。

ホイールベースの短さも殆ど気にならず、運転姿勢も愛人1号と殆ど変わらない設定が作れたのではないでしょうか。何より4㎏軽くなった事が走りに貢献してくれたのかも知れません。

交換したサドルとの相性は良かったです。自宅に戻った時の疲労度もさほどではなかったので、現段階での総合的な判断として、今回の新規購入は成功という結論です。

これで、初期の「ルノープラチナライト8」のカスタマイズは一段落とします。

見た目も、どこか頼りがいのある風貌です。(鶴見川堤防にて)

明日は、もう少し長い距離を走ってみます。

2023年12月6日水曜日

改装は進む

昨日と今日にかけて本命パーツが届き改装を続けました。


これは改装というより取付と言った方がいいのですが、自分にとっての必需品、バックミラーとサイクルコンピュータです。ミラーは1号で使っているものより小型です。サイクルコンピュータは初めてのメーカー・機種でコスパの良い中華製です。輪行の際には邪魔になると思われますが、脱着は簡単です。 
例によって初期設定に手間取りましたが(英語表記の字が小さく読み辛い)何とか成功。テスト結果も良好です。信じられない程安いのに、不必要なくらい色んな事を表示してくれます。未だ全ては把握しきれていません。後は信頼性と耐久性ですが、これはしばらく使ってみなければわかりません。

次のペダルとサドルの交換が本命なのです。

先ずサドルに関してはお尻との相性の問題がありました。つまり痛いのです。解決策は色々と言われているのですが、交換を選びました。問題は何に交換するかという選択になります。余り重くしたくないというのが第一なのですが、おしりの当たりを和らげようとするとどうしても面積と厚みが大きくなり、重くなる傾向です。それともちろん価格です。AMAZONで探したところ、以前ユーチューブで勧めていた物が手ごろな値段だったので決定しました。その結果20㌘重くなりました。取付は細かい指先作業で、いささか苦労し時間がかかりましたが、方式は違えど過去何回もやった事がある作業なので完了しました。上が新、下がオリジナル物です。少し走ってみましたが具合は良いようです。

次はペダルです。オリジナルの物に特に不満はありませんでした。只、ユーチューブを見ているとペダルはクルクル回るのが良いとされていて(漕ぎやすいそうです)オリジナル物は回りが悪いのです。実際はそれでどうこう言う筋合いではないのです。多分分解してベアリングを取り出し洗浄してグリースを塗ってあげれば良いようなのですが(それでも当たりが悪いというような事もあるようです)、手間と工具の関係で、取り換える事にしました。暇と金はあるのです、とは言いながらヤフオクで「三ヶ島ペダル」を格安で購入しました。これはブランド趣味ですね。前回覚えてしまったものですから…。

上がオリジナル物、中が愛人1号から外したしてきた脱着式の三ヶ島ペダル、下が今回購入の三ヶ島ペダルですが、重量は上から290㌘、300㌘、370㌘となり、なんと新規購入が一番重くなりました。オルジナル物が一番軽いのです。購入の際に重さまで調べなかった方が悪いのです。また、一番重い新規購入が、何と一番クルクル回るという皮肉な結果になりました。悩んだ末、真ん中のペダルを2号(本機)に付け、今回購入分の一番下は愛人1号に付ける事にしました。オリジナル物はお蔵入りです。
これにより車体重量は30グラム重くなった計算になりますが許容範囲です。実測の結果現在の車体重量は9.5㎏でした。まあ、いいでしょう。

この状態で近所を2㌔程走ってみましたがGoodです。長い坂も中ギアで漕ぎ上がれました。シフト、サイコンも順調で満足です。実は後「サドルバッグ」の到着を待っております。

2023年12月5日火曜日

ボチボチとカスタマイズしてます

ボチボチ2号の改装(カスタマイズ)を始めています。

           (クリックすると拡大できます)

これは後ろのタイヤに泥除けを付けたところです。本妻号についていたモノを外してとっておいたのを加工してとり付けました。フレームに穴があったので思い立ったのですが、取付金具から自作したのでちょっとした工作でした。まあ、うまくいったと思います。これで雨の日でもハネを防げます。ツーリング用には必須アイテムなのです。

これは同じく前輪用の泥除けで、同じく本妻号からの転用です。ここにはライト取付金具(新規購入)も反対側にかませてあります。そこに付いているライトは新規購入のUSB充電の小型ライトです。1号での失敗(11月6日:中規模改修終了の項参照)のおかげで問題なく収まりました。なんかカッコイイですね。

これはナンバー・ワイヤーキーです。結束バンドでフレームに固定してあります。盗難防止用です。ワイヤーは約1㍍になります。小型車両なのでそれに見合ったかわいいキーです。実はこれと同じものをもう一つ購入していて、そちらはサドル盗難防止用にフレームにつないであります。

これからもボチボチ進めていきます。今週中には済むと思いますが、それが済んだら防犯登録にもっていこうかと考えています。

2023年12月2日土曜日

とにかく走ってみました

昨日譲渡証明書について電話連絡がつき、目下それが届くのを待っている状態です。

先ずは目分量でハンドル、シートポストを伸長させて近場をグルーっと走ってみました。感じは普通に十分です。ホイールベースの関係でしょうか、姿勢的にややきつい感じはします。小口径ゆえの不安定さは感じません。20㌅径で慣れているせいでしょう。シフトも順調です。ブレーキの効きも若干の調整はしたもののOKです。取敢えず合格といったところです。

只、その間にアクセサリー的パーツをこまごまとAMAZONに注文してしまいました。前後ライト、同取付金具、ワイヤーキー、バックミラー、サイコンEtc。

今日はあり合わせの材料で泥よけを取り付けてみました。

今週中には全て揃うはずなので、又その時の状況を書きます。

ペダルとサドルをどうしようか迷っています。全て軽量化との兼ね合いなのですが…。 

2023年11月30日木曜日

やっぱりアレを買いました。

以前書いた、軽さを求めた自転車(ルノー、プラチナライト8)を買ってしまいました。どうせ買うんだろうとは自分でも薄々?感じていたので、それなら余命を考えた時一刻も早い方が良いだろうという、合理的な?判断です。

厳密にいうとヤフオクで落としました。程度の良い中古品で、その時点では定価の半分程だったので、つい乗ってしまいました。それが(やはりと言うべきですが)終了が近づくと掛かってくるヤツが出てきて、最終的にはある人物と一騎打ちになり、結局自分が落としました。あと少し上がったら諦めて、新品を買おうと思うギリギリの指値水準でした。まあ、納得の取引でした。それが今月24日の事で、本日届きました。


これが展開したところです。確かに軽い!ペダル、スタンドが付いて実測9㎏で自分としては感動的な軽さです。

従来の愛人1号(左)と比べると一目瞭然です。これを愛人2号とすると、1号のホイール径は20㌅、2号は16㌅です。重量からみると13㎏と9㎏ですから、圧倒的に小さくなり、軽くなりました。全体としてはきれいな方で、折りたたみ具合、タイヤを含めパーツの具合も良さそうです。2・3気になるところがありますが納得です。

走りや使い勝手について1号は絶好調で何ら不満はないのですが、これからは輪行旅行を楽しみに暮らしていこうとしているので「軽さ」重視で2号に手を出してしまった次第です。

只、「防犯登録」に不明なところがあるので明日電話をして確かめようと思います。多分、不明のままになるだろう思われるので、近場の自転車店と相談です。

実は本来自転車を通販やオークションで求めるのは、業界的には色んな理由があり、ここでは省きますが「ダメ」なのです。それは十分認識していますので、いつもお世話になっている自転車店には仁義を通してあります。

当初そこに行って、この「ルノー…」を扱っているかを尋ねたところ無理との返事だったので、もしこれを他で買っても面倒を見てもらえるとの約束は交わしております。

ともあれ、明日は空気を入れて走ってみます。

2023年11月6日月曜日

中規模改修終了

本日一連の中規模改修を終えました。

これが全体像で下が前から見たところです。

最終の改装は、まずハンドル廻りでした。このようなハンドルバッグを取り付けるとサイコンの取付スペースがなくなるので、そのスペースをあり合わせの材料で知恵を振り絞って何とかやっつけました。
これが、やや不鮮明ですが、改修後のハンドル廻りです。
サイコンを取り付けるバーを、ベル(コンパスつき)に抱かせて増設したのです。これも不鮮明な写真ですがこんな風です。まあ、想定通りの満足です。

問題は次でした。YOUTUBEで折り畳み自転車の改造をいくつか見ていると、フレームのマッドガードの取付ボルト穴を利用したヘッドライトの取付金具がある事を知り、これが格好いいのです、と思ってしまったのです。これまではシリコンラバー製でベルクロで締め付けて取り付けるものをハンドルステムに装着するような形をとっていたのですが、これを改めようと思ってしまったのですね。ついでにライト自体もUSB充電の強力なものに取り換える事にしました。(本当の所は、どうでもいい事なのです。実際今回の旅行中は一度もライトのお世話にはならなかった。)
 
この2点をAMAZONで格安(タイムセール)で買ったのですが、よく確認しなかった自分が悪いのですが、全くミスマッチングだったのです。要するにこの受け具はここにカチッとライト側の金具をはめ込むようになっているのですが、購入したライトはハンドルの上に抱かせてシリコンラバーのベルトで留めるようになっていたのです。ここからが茨の道でしたが、乾いた雑巾から最後の一滴を絞り出すように知恵を振り絞り何とか恰好をつける事ができました。
金具に着いていたCATEYE(自転車のアクセサリーブランド)用のアタッチメントの上部を全て切り落とし、まっ平になるまでヤスリをかけて、そこに木の丸棒の一部を切り取った破片を接着して、ライトの受け具としました。いやー、苦労しました。結果が下の写真です。
どうです格好いいですね。ついでにヘルメットも新調しました。
後頭部にライトが着けられます。まだ被って走ってはいません。

2023年10月31日火曜日

何でこんな事をしているんだろう

相変わらず悶々としています。

そんななか、この2日で「愛人1号」を中規模改装しました。何かをやっていると気が紛れるからでしょうか。

大きくは3点です。

まず「シートポスト+サドル」を以前の物に戻しました。ある理由からオリジナル物より10㌢くらい長いシートポスト(サドルが乗っている長い支え棒)に取り換えたのですが、それを元に戻しました。(なんでもとっておく習性なのでこんな事をしてしまうのです)軽量化の積りです。



次はリアキャリアーをアルミの棒板で自作した物を取り外し、以前使っていた物に多少の細工を加えてとり着けてみましたました。多少軽量化に資する面もありますが、主に見栄えと堅牢化の為なのですが、我ながらうまくいったと満足しております。


最後はペダルの交換です。YOUTUBEを見ていたらペダル業界では「三ヶ島製作所」というメーカーが超有名で定評がある事がわかりました。しかもそこそこの値段で「脱着式」のペダルがある事がわかってしまい、自分でも交換ができそうだと思い、新規購入してしまいました。やってみたところ、意外な程簡単でした。これは輪行の場合、袋の固い出っ張りをなくして安全に担ぎやすくする事を目的にしたのですが結果として軽量化にもなりました。

結果としてこんな姿になっています。

それにしても、全て直接の具体的な目的があるわけでもなく自分でも不思議な気がしています。只楽しかった事は事実です。

2023年10月28日土曜日

to buy or not to buy

 今、迷っています。東北旅行から戻ってきてから、その記録を残すのに数日を費やし、その後は町内会活動のやり残しの業務を終わらせた後、ヨットレースの準備、参加で過ごしました。しかしながら、レース当日(10月21日)は自分の不注意で負傷し、しばらくは自宅静養の時間がありました。

そのようなじっとしている時間がくせ者なのです。どうしても妄想の時間帯に陥ってしまうのですね。

旅行記録にも散々書いてあるのですが、輪行時の重さ、担いで移動の辛さがしみじみと思い出され、もっと軽いと良いのになあとの思いがいつも頭の中でグルグルと回っている状態です。

(何を書きたいのか定まらぬまま、これを書いています。)

そんな折にこのような自転車が目に留まってしまい、迷っているのです。

(これは半分ウソで「軽量・小型・折り畳み」という自転車を散々ネットやYOUTUBEで検索した結果です。)

何をどう迷っているのか、どのように考えたらいいのかがもう少しまとまってきましたら、また書いてみます。

2023年10月3日火曜日

東北ツーリング終了

今回の東北シリーズの後半戦、盛岡⇒大間(ついでにフェリーで函館まで)を無事終えて10月2日に帰着しました。これにて念願の?横浜⇒本州最北端打通作戦が終了したわけです。
詳細は後に譲るとして、全体の総括をしておきます。
・達成度は90%と高く自己評価します。
 1. 前半部分から考えると構想を始めてから半年をかけました。
    仙台⇒大間の全コースを考えた時、体力・健康状態・可能な
    期間を考慮して前半と後半(今回)と2分割にした、前半は
    予行演習としても有益だった。
    またコースを精査したところ盛岡のやや北の奥中山高原
    コース上の最高高度地点(約400㍍)だという事がわかり、
    そこまでは輪行にした事は、足の弱い自分としては良い判断
    だった。
    予約可能な列車、宿泊、航空機は全てネットで調査の上実施
    できた。特に宿泊、航空機に関しては予約サイトを通じての
    もので、恥ずかしながら初めての経験だったが、うまく行っ
    た。しかしスマホを使ってのものではなかったのがやや残念。
 2. スマホ利用について2点活用ができた。グーグルマップのナビ
    (しかも音声ナビ)が十分機能してくれてホテルへの最終アプ
    ローチがうまくいった。只、事前に時間をかけて目的地の地番
    を登録しておき、そこを表示させての事なので、本当は現場
    で目的地を探し、表示させるのが本筋だと思う。そのためには
    電池消耗が激しい事が予想されるので予備電源を用意し、使用
    しながら充電し、宿に着いてすぐに、スマホの充電と、予備電
    源の充電をしなければならなくなり、それなりに持ち物が増え
    てしまう事になった。
    遊びではあるが、よくYoutubeにあるような走行中の動画が何
    とか撮れないかと考え、スマホアタッチメントをやり繰りし、
    自画撮りにして、安全な路上で試したところ思いの他うまくい
    った。実験成功という所だが、実用方法は見当が付かない。
    (残念ながらその動画が本ブログの制約上アップできません)
    その他LINEにより家族に近況報告ができた事もスマホ所持の
    利点と言えるかもしれない。
 3. 1に関連する事なのだが、宿等の予約をきっちりとしているた
    め行程に柔軟性がない。キャンセルやら再予約の手続きが面倒
    でしたくないから、それなりの臨機応変な計画変更が必要にな
    るわけです。
    3日目、八戸⇒野辺地の日は雨天で、特に下北に近い野辺地付
    近は大雨予報で、しかもこのコースは期間中最長コースで、
    アップダウンが激しい。それでも野辺地にはいかなければなら
    ないので迷わず輪行に変えた。
    現地地図を調べると今泊っている八戸のホテルは東北本線「
    八戸駅」が至近で、野辺地までは「八戸駅」から「青い森鉄
            道」いう3セク鉄道になる事がわかった。直近の本八戸駅から
    乗ると一駅で乗り換えになり、八戸駅までは7㌔余り…、そこ
    そこの雨支度は持参しているので当然八戸駅まで自走した。
    輪行を選んだ事、また、八戸駅まで走った事は適切な選択だっ
    たと思う。どうしても乗り換え(重いものを持っての移動)は
    苦痛です。
    大間⇒函館に関してもノープランで、うまく対処できたと思う
    が、それは後で記す。
 4. 持参品、パッキングはかなり経験値があるのでそれ程の不安は
    なく、小シュルダーバッグ、フロントバッグ、20㍑防水バッ
    グの3分割は完璧で、最終の函館空港での輪行用パッキングも
    輪行袋の活用(車体を収めても余裕があるので、主に着古し衣
    類のような軽量、風袋大の物を入れ込んだ)し、出発時より快
    適に移動できるようになった。また所持品として文庫本司馬遼
    太郎作「街道をゆく:陸奥のみちほか」は車内、機内、ホテル
    時間に楽しませてもらえた。
    マイナンバーカードと健康保険証は全く使用しなかった。

※これらすべては「ヒマのなせる業」である事を明記しておきます。

これから詳しく日を追って行程を記していきます。

9月26日(火)(1日目)

家人に新横浜まで地下鉄で荷物持ちを頼み送ってもらう。東海道新幹線
こだまで東京駅まで。ここで東北新幹線に乗り換えるのだが、20㌅の
小口径のDAHONといえども持ち運びは肩にずっしりとこたえる。そん
な時エスカレーターのありがたみをしみじみと感じる。
東京発7:32 はやぶさ5号乗車
2週間前に指定券を買いに行ったのに希望の座席はとれなかった。車輛
最後列2座席が背もたれの後ろが荷物を置くのに適しているとされてい
る。自分の座席は2列目だったが、例の場所に荷物を置いても全く問題
が無かったのはラッキーであった。
盛岡着9:44
ここで10:13発いわて銀河鉄道に乗り換えるはずが、煙草を吸った
り立ち食い蕎麦を食べたりしている内に3分差で逃してしまう。失敗だ
が、余裕のあるスケジュールのおかげで致命傷にはならず11:15発
に乗車。
奥中山高原着12:10    
ここには6月に来ているので「勝手知ったる」という感じでのんびりと
自転車を展開し、リアキャリアー、バックミラー等のアクセサリーをと
りつけパッキングをツーリング用に改めたのだが、やはり輪行バッグ
嵩張りかたは何とかならないものかと思ってしまう。
13:05出発
本日の目的地は二戸、計算上25㌔、どんなにゆっくり進んでも4時に
は着ける。しかも基本的に下りなので初日の走りとしては理想的な展開
と言える。気温は20℃。
しばらく行くと標高458㍍で国道4号線最高地点の標識を過ぎる。
基本は下りとはいえアップダウンはあり、上りは歩く程ではないが、
やはりこたえる。かなり小刻みに休んだ。
16:00二戸シティーホテル チェックイン
すぐさまシャワーを浴び、ホテル用に着替えて(長袖、長ズボン)
休憩。スマホ、予備電源の充電、本日の記録をとったり、明日のコ
ースの予習、資料揃え等を済ませる。
18時位に町へ出て、レストランで夕食。
なお、この日に限り戻ってからホテルの温泉に入浴をした。ここは
市内で唯一の温泉があるホテルとの触れ込みだったからだが、以後
は全てシャワーのみで過ごした。
宿泊地に着いてからの行動はおおむね本日と同じようなもので、
21時~22時に就寝。
本日のデータ
走行距離31.22㌔ 平均速度17.5㎞/h   走行時間1時間47分

9月27日(水)(2日目)

5:30 起床
     朝食の記憶も記録もないが、多分前日買っておいたパンを
     食べたのではないかな。
7:00 ホテル出発 曇り
     本日の予定は八戸までの約50㌔。    

二戸から三戸への途中の峠(70㍍から140㍍まで上る)には苦労し
たが、長い下りはやはり満喫できた。
9:00  のんびり走った積りでも17㌔地点
12:00 コンビニのイートインで昼食・休憩 33.8㌔      
            
八戸市内に入って、このあたりからグーグルマップを表示させホテル
に向かう。やはりグーグルマップは十分に機能しました。
下の写真は根城跡地に近い八戸博物館。ここでも時間調整休憩。
「街道をゆく」を読んできたおかげで「南部氏」に関する予備知識が
あったので、八戸の成り立ちも知っていた。この銅像の説明もすんなり
と頭に入った。
3:00 ホテルイマルカ八戸 チェックイン
ルーティーンを済ませ6時頃、散々迷った挙句ホテル近くのモスバーガ
ーでハンバーガーとポテトの夕食、だったと思う。

本日のデータ
走行距離53.92㌔ 平均速度12.9㎞/h   走行時間4時間11分

9月28日(木) (3日目)

8:20 ホテル出発 雨

前日の天気予報から、この日が荒天で目的地の野辺地方面は大荒れとわ
かっており、それに加え今回のツーリング中最長部分(約60㌔)で、
尚且つ数十㍍~百㍍級の峠越えが数か所ある事から、まず、輪行を選択
した。
その辺の事情は前記総括3に記したのだが、ホテル⇒八戸駅の7㌔は雨
のなか、途中20㌢くらいの水没道路が何か所もあり9:00に八戸駅に
着いた時はホッとしたものだ。ここで自転車を畳み、荷物のパッキング
を整えたりしているとそれなりに時間がかかる。わっかていた事だが輪
行は結構手間暇がかかり、全部を持っての移動は大変だ。

11:04 八戸駅出発 青い森鉄道
11:58 野辺地駅着

三沢までは学生を中心とした乗客がそこそこ乗車していたが、以後は殆
ど乗降客はなく着いた野辺地駅も寂しい駅だった。ありがたい事に、雨
は小雨となっていた。

そこからはまた自転車を展開して、自走でホテルまで行かなければなら
ないが、先ず腹ごしらえをする。とは言っても駅近くに食堂が見当たら
ない。駅員に教えてもらったところに行ってみると「本日貸し切りでお
断り」との事で近くの店を紹介してもらった。

ごはん半分のかつ丼を食べ、ありがたい事に店内のスペースで自転車の
展開をさせてもらえた。

ここからがまたひと問題だった。

事前の調査で宿泊の旅館まではゆっくり行っても30分はかからない。
未だ1時なので通常のチェックイン時間には早すぎる。そこで電話を
かけ早めに入れてもらえるかを確認をして食堂をでた。

例によってグーグルマップの指示に従って数十分走って、目的地と思わ
れる地点に着いてもそれらしき旅館が見当たらない。そこは町の中心地
で町役場がある。周辺をぐるぐる走り回っても見つからない。通行人に
聞いてみてもわからない。これには参った。

最後の手段で旅館に電話をしてやっと辿り着くことができた。それもす
んなりとはいかず、かなり見当違いの所を無駄に走ってしまった。


2:00ビジネスランド豊楽 チェックイン

改めてナビの不調の原因を考えてみたが(今現在も確かではないが)お
そらく目的地を地番で入力していたので、その際の入力ミスだったと思
われる。それにしても事前にチェックした積りなのだが…。

夕食はこんなもんでした。ご飯は自分で盛るので、量の調節ができる
のがありがたい。

本日の走行記録
走行距離15㌔(推定値:後半サイコンをつけていないため)

9月29日(金) (4日目) 晴れ

未明にラグビーWCでサモアに勝利。 さわやかな気分で出発。

本日の目的地はむつ市田名部、会津が維新政府により改易されてでき
斗南藩の中心地だ。

7:00 旅館出発

旅館から100㍍程で今日のルート279号線(むつはまなすライン)
に出る。旅館選び自体はやはり正しかった。十符ケ浦海水浴場の綺麗
な砂浜が眼下に広がっており、何ともすがすがしい。


左手に海を見ながらズーっと北上するのだが、海を見たのは数回程度。
常備の「ツーリングマップル」には【原野の中を走る荒涼とした風景】
と注釈がある。

こんな感じだが、別に荒涼という程ではないだろう。ただ、すぐ左手
が海岸だとは想像がつかない。

10:10 コンビニで(多分)パンのランチ 25.4㌔ もう半
      分くらい来ている。のんびり行きます。
11:00 たっぷり休憩後出発

わずかに5分程走って道の駅よこはまでまたもお休み。別に何の用も
ないし、買うものもなし。

そうなのです。この辺りは横浜町と言う。確かにここは「浜の横にあ
」ので横浜で何の不思議もないのですが、ちょっとご縁を感じる。

通りすがりの神社も「横浜 八幡神社」という。なかなか立派な佇ま
いだった。ここでは境内を散策し、トイレを拝借した。

1:00 40㌔地点 25℃ 

このあたりからグーグルマップのナビを始めた。それまでは主にツーリ
ングマップルで現在地確認をしながら走るのだが、今日のような一本道
のコースではそれすら不要で、道路標識だけで十分だった。

そろそろむつ市内というところからナビのお世話になりながら宿泊地に
向かう。

市内は市会議員選挙でにぎやかだった。斗南藩の首都とも言うべき所な
ので、それなりに見どころがあって、特に掘割、水路が重要な役割を果
たしている事がよくわかる。しばらく周辺を走り回った。

実は、今回の旅程に「大湊」を入れるかどうかで、この時点でも迷って
いた。約15㌔×2の寄り道となるのだ。

旧海軍の鎮守府として横須賀、佐世保、呉、舞鶴がありそれに準ずる所
として大湊があった。私は4つの鎮守府所在地は全て訪れており(多分
海上自衛隊の地方総監部も同地にあるはず)できれば大湊にも行ってみ
たいなあという思いはあった。それと最近のニュースとして自衛隊の政
策として大湊を格下げ縮小しようとする動きがあり、地元がそれに反発
しているという報道があったので、どんな具合か見ておこうという好奇
心もあった。

本日の宿を決めるときに、迷った末に大間へのコース上に設定したので
西方に位置する大湊に行って帰って30㌔余計に走る事になる。走りに
来たのだからたくさん走れるのは幸せと言わなければならないのだが、
この段階で迷うのは未練ともいえる。もし明日の朝、気分が良ければ足
を延ばしても良いかなと、これもまた、先延ばしという卑怯な決心で宿
に向かった。

気持よくナビが稼動してくれる。

3時 あらや 到着 中心部からは離れた小さな民宿。


ごはんは半分の内容充実の夕食。

本日のデータ
走行距離56.4㌔ 平均速度14.3㎞/h   走行時間3時間55分


9月30日(土) (5日目) 晴れ
今日は実質的な最終日。目的地の大間までの約50㌔。ほぼ北へ走って
海(津軽海峡)に達したら北西に一直線という分かりやすいコースだ。
上にあるのは自転車用ナビタイムの本日分のプリントだが左の下に高度
図を見ると、ほぼ真ん中に100㍍クラスの峠(木部山峠)があるだけ
でほぼ平坦といえる。

7:30 民宿出発

街中を抜けて国道279号に乗るとすぐに、下の標識がみえる。快晴の
下、最高の走りの予感がする。
小刻みなアップダウンを繰り返す事一時間程度で海峡側へ抜けたようだ。
(只、海を見ていないの正確な時間は不明)

しばらく行くと、このような気持ちの良い道になった。車の通りも少な
い。ここで密かに温めていたスマホチャレンジをしてみた。

別に大したことではなく、走りながらの景色動画を撮ってみようという
のです。
フロントバッグを外し、スマホホールダーを逆向きにして自画撮りに
設定して(通常の方法だとホールダーの爪が邪魔でやむをえず自画撮り
にした)ビデオ撮影を選択しスタートボタンを押して走る……、それだ
けの事なのだが、自信が無かった。結果、うまくいったのだが、残念な
がらそれは、このブログの制約上貼り付けられなかった。ホントに残念。

そこから30分くらい走ると今日の唯一の峠、木部山峠を楽しみながら
越え、やや下った所が展望台。

下の写真を拡大していただくと眼下の様子がよく分かる。

気温20℃、何とも気持ちが良い。あと半分しか残っていないと思うと
以後は意識してのんびり、景色を見ながら走る事を心がけるようにした。

途中に下風呂温泉というささやかな温泉町がある。ここで昼飯にしよう
と差し掛かるが、食べ物屋はどこも「準備中」の看板がかかっている。

丁度「~温泉」という施設があり、中に食堂もあるというので余り期待
せずにそこでの昼食を決めた。11:00
確か「地魚定食」だったと記憶しているがお吸い物や小鉢ものも美味し
く、1500円でお得感一杯だった。

12:00 出発 この地点で、もう30㌔も来てしまっている。

本当にのんびり走って

1:45 大間岬 到着
一応今回の目標は達成された。

この大間の町というより、岬周辺はいただけない。変にけばけばしく、
騒々しく、安っぽい。何か記念の物を土産に買おうとしても刺激され
るものは何もなかった。

写真は観光客のおじさんに撮ってもらったのだが、その時首に巻いて
いたタオルをとって荷物の上に置いたのだが、そのまま走り出してしま
い、気が付いた時にはなくなっていた。前の民宿でもらった物なので惜
しくはないが、名入りなので、ちょっと申し訳ないような気持になった。

早々にそこを立ち去り、明日乗る事になるフェリーターミナル(ホテル
の直ぐ近く)を下見して、フェリーの時間などを調べてから

3:15 ホテル チェックイン

夜はホテル直営の居酒屋で豪華夕食。

明日朝は早いので多分9時頃就寝。

本日のデータ
走行距離55.47㌔ 平均速度13.8㎞/h   走行時間3時間59分

10月1日(日) (6日目)  雨あり晴れもあり

10月に入った。

そもそも今回の旅行を計画した時仙台から大間へ行く事を目的として、
仙台までの輪行(今回に限れば盛岡まで)は決めていた。帰り方に関
しては決め手はいなかった、というより考えていなかった。

今思えば不思議な事だが、実際の手配を始めた時には函館に渡って、
空路で戻る事が当然の事のように思えたのだった。

しかも、函館に関しては「おまけ」のような感覚で、「ご褒美休み」と
したのだろうと思う。函館港到着、即空港とすれば何も一泊する必要は
無かったのだから…。それではあまりにあわただしい、もう少し「旅行
中」でいたい気持ちがあったのかもしれない。

昨日の調査で大間⇒函館の便が1日2便しかなく、早い方は7:00発
とわかったので、朝食も取らずに起き抜けでフェリー乗り場に行った。

ホテルを出た時は晴れていたのだが

乗車待機場にいた時にポツポツきはじめて乗り込みの時には本降りに
なっていた。この「海峡フェリー」は以前青森⇒函館で利用したこと
があり、多分その時と同型船だと思う。

90分の乗船時間の内、最後の30分間は雨もあがり、デッキへ出て
近づいてくる函館の町を眺めながら過ごした。以前青森から渡った時
は苫小牧まで走ったので「まだまだこれから」との思いが強く、函館
そのものには余り思い入れはなかった、只の通過点に過ぎなかったと
思う。

さて、上陸はしたものの、ノープラン。まだ、8時半。とにかく朝食
を食べたいと少し中心部へ向けて走ってはみたが、この時間ではどこ
も開店前。それでも五稜郭付近に行けば何とかなるだろうと向かって
みた。この辺りなら地図なしでも頭に入っている。

一軒古い落ち着いたカフェの心当たりがあったので、そこでパンケー
キとコーヒーでもと思い、やっと探し当てて覗いたものの、20分待
ちとの事で諦めた。そういえば今日は日曜日、やけに観光客が多い。

結局タワーの根元の施設?のフードコートで、から揚げといかフライ
というさえない朝食をとり、五稜郭をのんびり一周しながら、途中の
ベンチでうとうと昼寝をしてから、名物の朝市(ここは以前家人と来
た事がある)をのぞいたが、まだ、それ程の食欲がわかない。駅裏の
倉庫街、観光地として一番賑わっている定番の地へ移った。途中今夜
のホテルの確認も済ませた。

観光客の多さに圧倒されながら、もうコロナ以前の状態に戻って業者
の皆さんはホッとしているのだろうと、どうでもいい事を思いながら
しばらくほっつき歩いた。この日の昼食がどうにも思い出せない。も
しかすると、食べなかったのかもしれない。

ところで、その間ずーっと頭の隅に引っかかっている事があった。

明日の函館空港までの行き方だ。当初は漠然とリムジンバス利用で、
その時間表と乗車場所を調べなくちゃいけないなあとか、いっその
事タクシーで行っちゃおうかと考えていた。改めて函館の市内案内
図を眺めると意外と空港が駅前ホテルから近い事を発見した。市街
地から東へ(方角としてはトラピスト修道院の方向)殆ど平坦な道
を10㌔程の所なのだ。明日の天気は晴れ、飛行機は13時前…、
そこで明日は空港まで自走する事に決定。それでもアプローチ方法
や荷造り場所があるのか等未知数の要素もあるので、とにかく下見
に行くことにした。最後の函館観光の積りのサイクリングに出発で
す。

川湯温泉街を抜けて本当にすぐ近くに空港はあり、アプローチも問
題なく、自転車を畳んでパッキングをやり直すスペースも十分ある
事が確認できほっとして丁度良い時間になったので、来た道を戻り
宿泊のホテルに向かった。途中で「六花亭漁火通り店」を見かけた
ので思わず走り込んで、マロンパイセットを海峡を見ながら優雅に
いただいた。やっぱりこういう所は落ち着く。
市街地に戻って宿泊予定のホテルの看板を見つけフロントに行ったの
だが「予約はない」との事で真っ青になったが、予約票を見せたとこ
ろ同一名だが(東横ホテル)別の店に来てしまった事がすぐにわかり
情けない思いをしたものだ。先刻ちゃんと駅近で確認してきたのに、
何とした事か。歳はとりたくないものです。

最後の晩餐はこれ、三色丼


本日のデータ
走行距離35.3㌔ 平均速度11.1㎞/h   走行時間3時間10


10月2日(月) (7日目)  雨あり晴れもあり

いよいよ帰宅の日になってしまった。

6:30起床

ホテルバイキング朝食(無料)をいただき

8:10 ホテル出発 昨日の道を辿り
9:00 空港到着

こんな感じに上手に荷物がまとまった。

チェックインも順調、早めに保安検査も済ませ、軽くザンギサンドの
ランチを食べても、未だ時間が余りお土産屋でささやかな土産を買っ
た。(実はこれを、羽田空港でリムジンバスの切符を買う自動販売機
に置き忘れ、自宅から空港事務所に問い合わせ、幸いにも届けられて
おり、宅送してもらった、というオチが付いてしまった。それにして
も我が国の民度はまんざら捨てたものではない。)

12:05 ANA554 函館出発
13:30       羽田到着

リムジンで横浜エアーターミナル(YCAT)、そこからタクシーに
て無事?帰宅いたしました。

本日の走行距離 11.00㌔

今回の合計走行距離 258.31㌔  となりました。


            (東北自転車旅行 終わり

この項、お付き合いいただきましてありがとうございました。