2023年12月30日土曜日

ひょんな事から愛人2号で輪行旅行

昨晩(12月28日)、新規購入「16㌅ ルノープラチナライト8」を 使った2泊3日の輪行旅行から戻りました。

それはひょんな事から始まりました。前回の12月18日のブログの最後で触れたのですが、私が16㌅の小口径ミニベロを買った事を知った娘夫婦と、その自転車を買った動機などを話していた時の事、「まだはっきりと決まったわけではないけど、年末に孫B(小5)のサッカーの試合が鹿島であり、日にちが確定して孫Bが呼ばれるようになったら連絡するね」との話題になり、もしかしたら便乗させてもらおうかな…と思っていました。まあ、半信半疑と言ったところ。

そして23日には子供たち一家が集まりクリスマス会を行い、その際に皆に新しい自転車を披露し自慢したのですが、唯一興味を持って色々聞いてくれたのが娘のダンナのまあ君でした。その段階では26・27日に試合が決まり孫Bも参加できることになり一家で26日の早朝出かけるという事がはっきりとしていました。

そもそもの私のプランは「銚子から大洗」までつなげると、自宅から房総半島を反時計回りで経由して青森までの一気通貫が完成するというものでした。前回で自宅➡青森は一気通貫できてはいたのですが、ルート違いの別口でも完成させようとしたものです。銚子からは時計回りで自宅まで輪行で走った事があるので銚子から北上しようというものです。概ね100㌔で、2日の旅程としてはピッタリなのでした。

そこで細かい事は別として、とにかく26日の早朝我が家へ来て私と自転車・荷物をピックアップしてくれる事になりました。(次は明日

その間ホテルを予約したり(2泊目は帰りの列車の便も考慮して水戸にしました、大洗➡水戸は以前走った事があります)荷物を作ったりして楽しい時間を過ごしました。


12月26日(火)晴れ

そして26日のまだ暗い5時半頃娘一家(孫Aは留守番で今晩は我が家で家人が世話をするそうです)がやって来ました。トランクを開けてビックリ、遠征備品とでも言うのでしょうか、とにかくぎっしりと荷物が詰まっていましたが、まあ君の事前の計算通り自転車がぴったり収まり、家人が用意してくれたおにぎり8個を持って出発しました。

多分7時過ぎには会場のアントラーズの本拠地「鹿島スタディアム」に着きました。試合会場はすぐ隣の運動公園。私としてはそこまで送ってもらえれば十分で、この日は潮来、霞ケ浦付近をポタリングして、必ずしも銚子には拘らなくてもよい気持ちになっていたのですが、まあ君は時間があるのでどうしても送ってくれるというのでお願いしました。ひょっとしたらまあ君は娘から「パパの世話をお願いね」と申し遣っていたのではと疑ってしまいます。

又、娘はどうしても息子の試合の雄姿を私に見せたいらしく、最終試合が始まる13:30にはここに戻って欲しいという希望が強く、私も乗せてきてもらった義理があるので了解して、まあ君と銚子に向かいました。

銚子の利根川河口には銚子大橋という長大な橋が架かっているのですが、(本当はそれを渡らないと一気通貫は完成しない)橋の手前のたもとまで送ってもらいました。荷物とおにぎり2個を下ろしまあ君はスタディアムに戻って行ったのですが、ひとり利根川河口に立った時には、そこに立てた事自体がとても幸せな気分にさせてくれました。快晴。

自転車を展開しバッグ類を装着したり、まったりコーヒーを飲んだりしているうちに時間が経ち、ここを出発したのが9:40でした。基本的にはいま来た道を戻るコースです。

順調に走り続け、メモによると11:00に、多分道端のベンチだと思われますが、おにぎり1個のランチを食べています。

事件は12:10、16.5㌔地点で発生しました。リュックをサドルに取りつけるためのひもリングが切れたというか、要するに飛んでしまい、リュックが落ち、引きずってしまったのです。
実はこの事態は恐れていた事ではあり、この仕掛けを作った時にも相当の力でひっぱたりして強度テストはしたのです。多分道路の細かい振動を拾って、リングの接着強度や縫い付けて糸の強度が限界に来てしまったのでしょう。ちっと気分的に凹みましたが、背負って走れば良い事で致命傷ではありません。そのためのリュックなのです。

そうこうしている内に、どうも13:30スタディアム着が怪しくなってきました。当初の思惑は銚子➡鹿島が40㌔で4時間あれば十分走破可能というものでしたが、それ自体勘違いだと、今だからわかります。愛人1号20㌅小口径自転車でツーリングをした結果は、かなり真面目に走っても結果として平均時速10㌔というところで、このさらに小口径のこの自転車では、かなり無理な想定だったのです。それに加えて、どうも途中から全体を(考えられない事ですが)30㌔と思い違い、地図のページの関係で位置関係が曖昧になり「どうもおかしいな」と思いながら走っていました。やはりボケでしょうか。自分でも呆れてしまいます。

それと思ったようにスピードが上がらないという面もあるようです。事前の走りでは時速18㌔から20㌔では走れるような感覚で「こりゃいいなあ」と感じたのですが、合計10㎏近くの荷物の負荷がかかり、道のガタガタが加わると、疲労と相俟ってサイコン上の表示では時速14・15㌔がいいところでした。

途中遅れる事がはっきりした時点で「時間内到着不能」のLINEをおくったところ「トレーニングマッチあるから、のんびり来ても大丈夫」の返信があり、それでも懸命に漕いで、何とか会場に着いたのが14:50。孫Bの仲間の保護者の皆様にも拍手で迎えていただきました。ホッと一息で、残りのおにぎりを食べているところです。
その後試合結果(3戦3勝で明日の決勝に出られるとの事)を聞いたり、二つのおまけマッチを見たりしてから、再びまあ君と少し戻り気味の鹿島神宮近くのホテル(まあ君は私の予約ホテルと同宿予約をしていました)へ向かい、同夜は焼き肉店で夕食をとりました。

走行距離 40.2㎞  平均速度 時速12.6㎞  最高速度 時速21.2㎞ 稼働時間 3h10m
               (次はまた後で

12月27日(水)晴れ

今日も良い天気。気温は低め。

予定としては、先ず、今回の旅行の(個人的には)主たる目的の「鹿島神宮」を訪れた後、過去何度も利用したフェリー港の大洗を経由して宿泊地の水戸まで走る、というもの。

鹿島神宮は、前回房総半島を南下した時に訪れた「香取神宮」と共に関東を代表する古い神社なのです。神武天皇の時代の創建と言われ、常陸一之宮であり、特にの神様と崇められ、古代より中臣氏(藤原氏)、近代では徳川家康からも厚く保護され、確か2000石の所領を受けています。

7:30 まあ君の車で「鹿島神宮」へ向かい、境内を散策しました。近くの駐車場で自転車組み立て、荷物の装着です。

多数の社殿や広大な境内をゆっくり見学しました。

まあ君は昨日もこの鹿島神宮やその周辺周辺をランニングしたそうで、(彼はランニング愛好家というよりランニング依存症の中年です)今日も神社見学に付き添ってくれました。やっぱり娘から老父の介護を依頼されているのだろうか?

9:00頃、神社を抜けたところでまあ君と別れ、(彼は一走りしてから妻子が待つ?鹿島スタディアムへ戻りました。)水戸に向けて出発しました。別れ際に「途中苦しくなったらLINEしてください、回収にいきますよ」とのありがたいお言葉をいただきました!!!!。

昨日夕方出発したスタディアムを過ぎたところからが、本当の意味での初めての道が始まります。

国道51号線を北上する単純なルートです。右手に鹿島灘を望むコースなのですが、やや離れた高台を通っているので、たまにしか海は見えません。

昨日は安全のためになるべく歩道を走っていたのですが時々の段差がどうにも煩わしく、殆どは車道の左端を後続車に注意しながら走りました。やはりこの方がスピードが保てます。

11:15 20.6㌔地点 道路際の蕎麦屋で天ざる蕎麦の昼食。
11:45 出発

13:30 概ね40㌔地点 大洗サンビーチ 到着
最後のアプローチは高台の国道から海面レベルまで下りるので相当急な坂道になります。何度も下りた坂道です。丁度苫小牧からの「サンフラワー」が入港するところでした。上の写真の背景に写っています。思い出のフェリーターミナルまでは行かず、手前の公園でお菓子とコーヒーで暫しまったり。一応これで今回のミッションは完了です。

14:00頃 出発 10数㌔にある水戸を目指します。ここは以前逆方向で通った事がある道です。殆ど街中を走るのでのんびりと歩道を行きます。最後はスマホのGoogleMapの音声ナビに従って

16:00 ホテル到着 千波湖のほとりの格安ホテル。

走行距離 58.5㎞  平均速度 時速13.5㎞  最高速度 時速35.1㎞ 稼働時間 4h19m

12月28日(木)晴れ

今日はおまけの日。水戸の町には殆ど馴染みが無いので観光の積りです。

ホテル朝食をいただいて、のんびりと9:30ホテル出発。

先ず駅に行き帰りのキップを購入。ついでに観光案内所で観光マップを入手。今から思うと間違いだったのですが、ラッシュアワーを避けなければならないと思い、相当遅い時間、午後8時近くの特急を予約しました。これなら9時半東京着、新幹線で新横浜、タクシーで10時には自宅着となるのですが、そもそも国電や市営地下鉄は使わないのでラッシュアワーは無関係なのです。最初の輪行旅行の際の記憶がそうさせたのですね。ある意味では無駄な3時間を過ごしたかも知れません。

その後は、下の写真の「千波湖」でまったりして、近くの「偕楽園」を見て、水戸城址、弘道館などを巡りました。徳川ミュージアムとか茨城県立歴史館、水戸芸術館というようなところは見れば興味深いのでしょうが、どうもそう言う所は苦手で、近くの那珂川の土手を走った事の方が楽しかった。
このような数㌔の範囲を巡ろうとしたときには、この折り畳み自転車は実に便利です。これからはこのような輪行旅行をしようと考えているので、そのトライアルでもあります。
                (千波湖畔にて)

トピックスは昼飯にウナギ2匹分のウナ丼を食べたくらいで特にありません。

段々暗くなってくるので、とにかく駅まで戻り2階のコンコース広場で自転車を畳み、装着物を外し、全てリュックに詰め移動スタイルに纏めました。意外と時間がかかるものです。この辺は習熟と改良が必要です。完了して16:30

それから3時間つぶさなくてはならず、改札口近くの喫茶店に荷物を持ち込んでコーヒーとクッキーで粘りました。おかげで持ってきた文庫本が役立ちました。

乗車寸前に車内食用にミスタードーナッツを買い込み、土産ののし梅をようやく買い求め、帰宅の途に着きました。

走行距離 23.6㎞  平均速度 時速9.3㎞  最高速度 時速35.1㎞ 稼働時間 2h31m

10:00 無事我が家着

銃後のまもりの家人、まあ君一家の皆さん、ありがとうございました。

【 追記 】

1.孫Bゆう君のチームは、27日のトーナメントで決勝まで進み、ゆう君がキャプテンとし て試合に臨み惜しくもPKに敗れ準優勝。泣きじゃくっていたそうです。

2.27日の夕食がどうにも思い出せず今朝(12/31)まで呻吟していましたがやっと思い出しました。28日の昼に「ウナギ2匹分のウナ丼」を食べたと書きましたが、実はこれが27日の夕食でした。「ガスト」の領収書が出てきたので間違いありません。28日の昼は「しおバターコーンらーめん」でした。

3.最終日水戸市内を巡っている時「茶色の小真空ボトル」がない事に気付きました。普段はフロントバッグの右側メッシュ部分かハンドルバーに取りつけたボトルケースのどちらかに収まっているものです。朝出発前にそれを洗浄した記憶までは確かにあり、それ以降の記憶をたどっても所持忘れの場面が思い浮かばないので、思い切って宿泊ホテルに戻って確かめたところ、幸いな事にまだ部屋に残っていました。見に行ってくれたホテルのフロントのおねえさんが美人に見えました。

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