「ヴァチカンのエクソシスト」というホラー映画?をセンター北で見てきました。ラッセル クロー主演というニュースリリースだけで決めました。
大分前に「エクソシスト」という映画がありましたが、それのリメイクではありません。西欧世界・カトリック世界には厳として「悪魔」が存在しそれとの壮絶な戦いを描いたものです。また、「なぜ全能の神は悪魔の存在をお許しになるのか」と言った問いかけもあり、見方によってはかなり神学的マニアックさに満ちたものになっています。
ストーリーは「悪魔」「絶対的悪」「聖書」の基礎知識が無いととことん荒唐無稽だと思われるかもしれません。随所にコメディータッチのところがあるのも事実ですが。
ヴィジュアル的にはインディージョーンズとターミネーターへのオマージュかと見紛うところがあります。ラッセルクローは太り過ぎかと思われるのですが、相変わらず、うまいのか下手なのか、演技しているのかいないのかわからないくらいうまい❕
「悪魔が一番嫌いなものはユーモアだ」というセリフは最高です。
蛇足ながら17世紀ごろに主にスペインで行われた「異端審問」はカトリック教会史において汚点とされていますが、その実態は「悪魔」に憑依された審問官によって行われたので、教会はそれをひた隠しにしてきた(つまり教会が悪魔に敗北したという事実を)というオチが付いています。
全て実話だそうです。興味のある方はご覧になったらいかがでしょうか。損はしないはずです。長~いエンドロールが終わり、最後の最後に、実在のモデルだった神父さんの顔写真が出ます。お見逃し無いように。
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