2015年7月27日月曜日

近況

しばらく書き込みが途絶えていましたが元気です。

とは言ってもフランスから戻って「糖尿病」の症状、自覚がきつくなってきたので、健保の格安検診の案内が届いたのを機に10数年ぶりに検診というものを受けたところ、紛う方なき糖尿病でした。総合病院での精密検診でも同じ診断が下り、8月末から2週間入院する事になりました。

それ以来血糖値を下げる薬を飲んでいますが、数値的には正常に戻っており症状も消えています。でも入院治療は受けるつもりでスケジュール調整は済んでいます。

それより「本妻号」の現状を書き留めておこうと思います。

本体は丁度10年前!に大した基準も無く買ったGIANT CS3400というクロスバイクです。入門的なスポーツバイクで定価45,150円のシロモノです。それに前後キャリア、バーエンド等をくっつけてキャンプツーリング用に仕立てて10年間使い続けてきました。約4万キロ走ってきました。

その間、ボトムブランケット(BB)、リアホイール、フロントブレーキ、ブレーキレバー、サドル、チェーン、スプロケット、スタンド等を変更してきました。もちろん各種コントロールワイヤー、ブレーキパッド、タイヤ・タイヤチューブは何度も交換してきました。それらは一般の自転車乗りが試みるグレードアップ軽量化とは無縁の事で更新に過ぎません。

これは元が45,150円という事実に大きく関係しています。例えばリアホイールを取り替えた時はリムが磨り減ってしまいブレーキシューとの当りがうまくいかなくなったので止むを得ず同程度のものを頼んだのですが、7,000円ほどかかりました。つまりパーツ毎で買うと高くつくのです。リムひとつでも程度によっては平気で何万円もします。セットとはシステムであり、パーツバランスが大事だという事をオーディオに凝っていた少年時代に学んでいたので、結局同程度のものとなるわけで、寿命がくれば更新する…、これからもこの方針で行きます。

只唯一スプロケットだけはインナーを32Tから34Tに増やし、脚弱な年寄りとして少しでも登りを安楽にしようと図ったのですが、これは結果的にはシステム全体に若干の無理を強いてしまったようで変速に難が生じ、その上、実際の効果は感じられず見掛け倒しでした。

ですから、フレーム、フロントフォーク、ハンドルバー、シートポスト、クランクセットなど、建物で言えば躯体部分はオリジナルと殆ど変わっていないと言えます。堅牢なものです。GIANTはその面からはお勧めです。

最近の変化は以下のとおりです。


これはアスセサリーと呼ぶべきものですが、装備品の一つ、サドルバッグを洒落た小ぶりなものに変えました。半分気分の問題です。小さくなった分スペアチューブが入らなくなり、下のようなツールボックスをボトルケージにつけその中にしまいました。


次は「駆動部分」と呼ばれるパーツです。

このところ坂道発進や交差点での急発進のとき、つまりスプロケット(後ろのギア群)に過大な負荷がかかるとき「歯飛び」がおきたり(これはある意味では非常に危険です)、通常の走行時にもギアの落ち着きが悪くなりガチャガチャ音がしたりで不快でした。まずチェーンの伸びが理由かと考え、コマをひとつ外してみる事も考えましたが、結局新品に取り替えてもらいました。

1年ほど前歩いて5分ほどのところに若い主人が一人できりもりする自転車屋がオープンしました。とても有り難い事で「主治医」になってもらおうという下心もあり、いろいろと顔を出してはいたのです。そこで、チェーンを取り替えてもらい、まだ改善しないようだったらスプロケとディレーラー及びコントロールワイヤーも取り替えましょうと話をしました。

やはり新しいチェーンとスプロケとの折り合いが悪く、総取替えをしてもらいました。特にディレーラーは転倒などで相当痛めつけられていたので丁度良い頃合だと思った次第です。スプロケは元の11T-32Tに戻しました。


もちろん同程度のもの4点で、工賃も含めて合計10,000円ほどでした。何ともレーズナブル。目下快調に稼動中です。カチッ、カチッと小気味よく変速し(当たり前のことかもしれませんが)気持ち良い限りです。普段のものが当たり前のように普通に動くとはなんと言う幸せな事なのだろう。

最後はアクセサリーの自家発電ライトです。


今まではハンディLEDライトをアダプターで夜間装着して使っていたのですが時々点灯・点滅切り替えが不安定になり、それはストレスの元にもなってきました。それならライトを変えればいいのですが、ママチャリ使用の現在、ライトもママチャリ仕様にしようと思いました。

本来なら最近のママチャリによくある前輪ハブダイマモ化が希望ではあるのですが、ホイールサイズ(700Cの完成品は多分市販されていないし、スポークを組む技術はもっていません)、クイックリリースの問題、私の技術・手持ちの工具の問題もあり、さりとて自転車屋に丸投げ依頼ですと、2万円くらいかかりそうで、そこまでお金をかける気がしません。何より「何てアホな事をする奴だ」と思われたくなかったのです。

それで、あと付けダイナモ、ライトとなるのですが、

ダイナモとライトが一体となっているのが普通で、そうしたかったのですが(配線の手間が省け、当然トラブルも少ない)、フロントフォークがサスペンションになっていたり、その太さに問題があったり、タボ穴がなかったりでどう考えても取り付けが不可能で「分離型」にならざるを得ませんでしたが、そもそもその種類が少なく、ようやくセットで2,000円位のものをネット上で見つけました。

散々苦労した末に何とかくっつけました。(手持ちの半田ごてがショートして買いかえました)。


思ったより回転・接触の抵抗が少なく、明るさも十分で目下順調に役目を果たしています。

こんなところですが、昨日涼しくなってから、本当に久しぶりに鶴見川を真面目に20キロ程走ってきました。車体は満足のいくものだったのですが相当疲れました。練習不足は明らかです。

「本妻号」も頑張ってくれています。私も頑張ります。