2020年10月28日水曜日

電動アシストその後 他

 「電動アシスト自転車のその後」の前に近況を一つ。

10月のビッグイベントは「レース参加」でした。

17日(土)に開催された、横浜ベイサイドマリーナ主催のオープンヨットレースです。

「タモリカップ」が中止になってしまったため、10数年お世話になっているオーナーの「AKATSUKI」(HUNTERというメーカーの29ftのセーリングクルーザー)が参加できそうなレースはこれだけです。オーナーS氏の希望や私の意欲もあったのですが、一人ではどうにもならず息子とジュニアヨット時代の幼馴染に助力を依頼しました。肝心の息子は仕事の都合で不参加でしたが、男2人、女1人の加わってくれました。2週間前に練習会を実施したのですが、風が弱く大した事はできませんでした。           


           
              (手前がAKATSUKI)            

17日当日はぶっつけ本番も同様でしたが、平均8㍍程度の風と強い雨にもめげず健闘しました。息子の友人達もヨットは久しぶりなどと言っていた割には、基本はわかっているのでアッという間に艇にも慣れ、昔の勘を取り戻し的確な判断、連携動作は見事なものでした。私は専ら皆の食事の心配をしていたようなものですが、大きくヒールする船上でよろめきながらセールトリムを担当しました。

実は我々の艇は「一番弱いとみなされた艇」のクラスに入っており、大きなハンディキャップをもらっていました。このクラスは30艇ほどでした。あとでわかった事ですが、7艇ほどフィニッシュできていませんでした。厳しい状況だった事がわかります。レース中(少し専門的になりますが)ジブシートリーダーのレールのスターン寄りのビスがシートの張力に耐えられず2本もとんでしまい以後はバウ寄りからジブシートを引かなければならず艇速が落ち、やや残念な思いをしました。それだけ風がきつかったという事です。

レースキャプテンを委ねた子(と言っても40過ぎのおじさんですが)には入賞とかは狙わなくていいから、安全第一、無理はしない、ただしレースの雰囲気は味あわせて欲しいと無理な要求をしていたのですが、レースが始まってしまえば、少しでも前に出よう、当面の敵を抑えようという本能とも呼べるものが先立ち艇を走らせます。そんな時には彼らが子供の頃半べそをかきながらOPに乗っていたのを思い出し「大人になったけれど変わらないなあ」と感心したものです。船酔いに苦しんだたった一人の女子(もちろん彼女も子供の頃から知っており、外国大使館勤務。父親は日本でも有数のクルーザー乗り、去年は姉が参加。当日は用意のおにぎりに海苔を巻いて皆に配る役を依頼、キャビン内作業となってしまい、そのせいで相当激しい船酔いになってしまった。申し訳なく思っています。)を妹のように労わる姿もりっぱに育った証です。

概ね2時間でフィニッシュしたのですが、多分中盤くらいの順位だろうと思っていました。何より「いいレースができた」満足感でいっぱいでした。日常では味わえないスタート前の緊張感、疾走する高揚感はたまりません。彼らもあんなにハードで、寒く、びしょ濡れだったのに「楽しかった」と言ってくれました。オーナーS氏(レースに関しては一切口を挟まず我々にすべてを委ね、カメラマンとバラスト役に徹していました)は「自分の体をホールドするだけで精いっぱいだったのに、彼らはすごかったね。大したものだ」とご満悦の様子でした。我々は回復した女性クルー共々皆満ち足りた気分でマリーナへ戻りました。

                    

従来ですと当然そのあとに表彰式・パーティーがあるのですが、今年はコロナの影響でそれらはなく成績もわからぬまま解散となりました。

帰宅して間もなく参加できなかった息子から「結果がベイサイドのサイトで発表になっている」とのLINEが入り確認したところ、着順16位で修正順位10位という事でした。この10位という成績がくせ者で、例年では入賞の他「飛び賞」が設定されて賞品獲得が狙えるのです。去年は15位だったのに対象外となりがっかりしたものです。素晴らしいメンバーでレースを無事に終えられただけで満足なのに、人間の欲は限りがありません。

後日飛び賞が判明し2重の喜びとなりました。 以上がレースの報告です。

さて、次に本題ですが、電動アシストは大活躍です。普段使いに専ら何の問題も不満もなく使っています。只、悪い癖でオプションアクセサリーをいくつか付け加えました。

まず、後ろの荷台です。特に必要はないのですが必要となる事があるかもしれないという事です。ちょっと見えている赤ライトも後付けです。優れもので夜間走ると自動的に点滅してくれます。

パナソニック純正のものは高い(5600円)ので最初は汎用品の安物を買ったのですが、寸法の兼ね合いで(わかってはいたのですが何とかなると浅はかにも考えていました。)装着できずあきらめて、返品するのも恥ずかしく、いずれどこかで使えるだろうと、とってあります。結局純正品を改めて買いました。やはりパーツはきちんとしたものを使わなければいけないという教訓です。
次はワイヤレスサイクルコンピュータです。今の自転車の使い方で、速度や、走行距離がわからなくても全く問題ありません。そうなんですが、面白半分に取付ました。敢えてこれにした理由は値段の圧倒的な安さの他、時計表示が常時見られる(一番下の部分)事です。従来の自転車にはデジタル腕時計をくっつけていました。走りながら腕時計を見るのは危険なので、ここに時計があると便利です。

バックミラーです。これは必需品だと思っていましたので、手持ちの物でお蔵入りしていたものの再利用です。今まで幾10ものバックミラーを付けてきましたが、この付け方、このサイズがベストです。ストレスがなく使えます。


最後はフロントの籠のレインカバーです。厚手のブルーシート地で家人に作ってもらいました。通勤時、カバン(一応防水ものではありますが)を籠に入れるのですが雨の日はその対策があった方がいい。コンビニ袋で包んでもいいのですが、それはどうも気に入りません。
ところがこの籠は横長で大きく、きちんとした方形ではないので製作は難航しました。底のゴム周りや最終仕上げでは私も参加しましたが、「まあ、こんなところかな」で妥協、納得しました。機能的には十分ですが、今少しすっきりしませんが、これ以上家人に要求すると怒られそうです。

そんなこんなでしばらくは快適な自転車生活が送れそうです。