2009年1月13日火曜日

やっぱり釣れない!

今年に入ってから、4日に釣り始めて、9・10日と休んだ他は全て出勤している。都合8日間になる。

Iさん、Sさん達ベテランは3日間何の魚信も無かったので、「もうメジナは居ないね」と言って、6日を最後に釣りには姿を見せなくなった。(Iさんは時折散歩には来て、私に釣果が無いのをみて安心して帰って行く)残ったのは私より若いIGさんだけになり、そのIGさんも昨日・今日と姿が見えない。

今日も私一人だった。「もうメジナは居ない」と言ったIさんに「トレンドはそうかもしれませんが、万が一という事もあるでしょうし、メジナの中には変わり者やはぐれ者も居るでしょうから私はしばらく続けますぜ」と言った手前何としても上げたいのだ。ひょっとすると「アイナメ」が掛るかも知れないという野心もある。しかし、その間釣れたのは小さい「メバル」と「ダボハゼ」(もっともこれは魚博士のMさんによると「縞ハゼ」だそうだが)だけで、あの素晴らしいメジナの引きには出会っていない。

このMさんもそうだが、漁場のすぐ近くの超高層億ションに住むKさんなどは必ず毎日と言って良いほど
偵察に来て、「今日も株が下がっています」などとしばらくお話しをして帰る。「こうして来るんだったら竿を持ってくればいいじゃないですか」と言ってはみるのだが、どうも私をモニターにしているようだ。きっと釣れていたら早速家に戻り、竿を持って取って返すんじゃないだろうか。

「おかあさん」とは最近よくお話をする。大体10時半から11時の間に散歩にみえて、「今日はいかがですか」と声をかけてくる。「ダメー」というのが最近の私の決り文句になっている。元自転車屋のご主人が患って車椅子生活になり、デイケアーに行く日にはかなり遠くから港に歩いてくる。一度天気の良い日にご主人を車椅子に乗せて見えたこともあった。帰り際には決まって「あんたは元気でイイよ、頑張ってね」と言ってくれる。

そうかと思えば、昨日は、見ず知らずのおっさんが自転車で通りかかり、「これ貰ったんだけど、オレ糖尿でダメだから」と缶コーヒーを2缶くれたりする。面白い漁場だ。

今日は昼過ぎに撤収しようとした時(3時間経過)初めての魚信があり、上がったのが、上の写真の「縞ハゼ」。居合わせた魚博士のMさんに笑われながら写真を撮ってもらった。

これでは「釣れない事、メジナが居ない事を確認する為」に釣りをしているようなものだ。

でも、また明日も出勤する。

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