2009年8月19日水曜日

大物が上がった




愛車を購入してから丁度3年経ちました。 今日はその想い等を書こうと思っていたのですが、もっと感動的な事が起きましたので。そちらの記事です。 釣り日記です。                      
最後に釣り関係の事を書いたのがいつだったか思い出せません。書きたいような釣果がないまま、今年も8月になってしまった…、という感じです。もっとも今年に入ってからは、特に春以降は町会の役員を仰せつかったり、自転車旅行に出たり、指宿に行ったり、仕事も始めたりもしたので、釣り場から遠ざかっていたのは事実です。が、細々とは続けてはいました。しかし「ここには魚が居ないのではないか」としか思えないくらい釣れない日々が続いていました。
7月には、夜に良い型が上がると聞き、電気浮きを買って「夜釣り」も始めました。しかし釣果はゼロでした。
8月の半ば、夕方いつもの釣り場近くの臨港パークをポタリングしている時、旧知のオールドサーファーMさんとひょっこり出くわし、同じく釣り仲間のIさん「象の鼻」(再開発された赤レンガ近くの海沿いの公園)で、夜、30センチのメジナを上げた話を聞いてしまったのです。私は半年以上メジナさんの顔さえ拝んでいません。まして30センチなんて…。そこで眠っていた心に火が点いてしまいました。
早速翌日から「象の鼻」に通いましたが、1日、2日はボウズでした。(厳密にいうとダボハゼが2匹は釣れました)そして3日目の今日の事です。
仕事が終わって帰宅後、軽く食事をしてすぐさま出かけて6時半には第1投目を投げていました。気合が入っていました。1番上の写真のように「赤レンガ倉庫」の真向かいです。すぐさま光る浮きがスーと引き込まれ水面下が淡く赤く輝きました。すかさずあわせてみると、久し振りの手応え。ククッと動く感じは間違いなくメジナ。20センチ足らずの小型でしたが、本当に嬉しかった。あの噂は嘘ではなかった。40分後にはそれよりやや大きい2匹目が上がりました。散歩やデート中のギャラリーからも歓声が上がっていました。いやー、出かけてきて良かったとしみじみ思ったものです。                
これで大威張りで家に帰れる、このサイズでは焼くくらいしか調理法がないな、などと考えながら浮きを眺めていると、またスーと消えて行き、しばらく上がってきません。「よし3匹目か」とあわせてみるとガツンという手応えで、てっきり根掛かりしたと思いました。実は今日2度も根掛かりをしていたのです。慣れない釣り場で、しかも夜なので「たな」のとり方が難しいのです。
しかし今回はリールから糸が出て行くこともなく引けるではありませんか。そこで急いで巻いてみるのですがこれが重い。キリキリという感じで巻くのですが、竿はしなるし、水面下では赤い光が左右に走ります。糸を出したり、巻いたりの駆け引きの末、何とか姿が見えるところまでは上げたのですが、そこから先は全く自信がありませんし、もちろんタモなどは持っていません。相手は相当大きなフッコです。
しばらく泳がせてみたものの、なかなか弱ってこないので、おじさんからいただいた竿の腰を信頼して一気にエイヤっと引き抜きました。ドサッという感じで岸に上がってきたのですが上げてビックリ、こんな大きな獲物は61歳の生涯で初めてです。もうドキドキしてしまいました。よく1.7号のハリスが切れなかったものです。バタバタと暴れまくり針を外す事もできず、止むを得ずタオルで包んで頭を敷石に打ち当て静かにさせました。何人かが遠巻きに眺めているのでかなり慎重に事を運んだ積りなのですが、最後は相当手荒に扱ってしまいました。
まだ8時ちょっと過ぎではありましたが、今日の釣りはこれで取り止めにして、メジナは捨てて、フッコだけをその場でウロコと内臓を取って家に戻りました。
実測してみますと体長50センチでした。

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