2009年10月10日土曜日

ボトムブランケット(BB)の交換



先日来ペダリングの時にクランクが遊ぶ感覚があり、カクカクという音が気になっていた。「もしや」と思いチェンーリングのビスを締めなおしてみたが(実際少し緩んでいた)あまり改善されなかった。自転車メンテナンスのサイトに当たってみると、どうもボトムブランケット(BB)に原因があるようだった。    
BBとは左右のクランクをつなぎ、その回転の軸となる重要な部分で、フレームの下部の貫通穴に隠れるように収まっている。サイトや参考書で読む限りその締め直しや取り外しには特殊工具が必要のようであり、どうも専門家にお願いしたほうが良いと判断し、10日程前に、いつもの「サイクルエコ」さんに持ち込んだ。                                                      
その時にはクランクの取り付けが緩んでいたので締めなおしてもらったのだが、BBにもガタつきがあることが判明し、取り替えてもらう事にした。普通7000㌔~8000㌔で交換したほうが良いとされているらしいので、その倍は経過している事になる。ただ、在庫がないので取り寄せるとの事でその日は帰宅した。(ついでに言うとチェーンもとっくに交換時期を過ぎているが、とりわけ問題がないので放置している) コントロールワイヤーとかブレーキパッドなどの消耗品以外の基本パーツの交換はこれが初めてとなる。                                                      
昨日「パーツが届いた」との連絡があったので、今日早速愛車を持ち込んだ。興味があるので見学していたのだが、最後の取り外しの部分で、どうしてもボルトが外れない。嵌め込んだ治具をスパナで掴んで回すのだが、よほどきつく締まっているのかビクとも動かない。                       
「スパナの柄にパイプでも差し込んでやってみたらいかがか」と提案してみたが適当なパイプがないという事だった。そういう時はある種の液を差して2・3日置くか、その部分をバーナーであぶって再挑戦するとかの方法をとるそうだが、私は今日も通勤に愛車を使いたかったので、周辺のどこかに鉄パイプの切れ端がないか探して来る事にした。私は意外とその手の事が上手いのだ。そして意外と欲しいものが手に入るものなのだ。                                             
探す事30分、やはり見付けた。ある建築現場からやや離れた道端に丁度良い1㍍程の鉄パイプが転がっていた。勇躍持ち帰って試したところ、回りました。我ながら感激。サイクルエコの主人も尊敬の眼差しで私を見つめた。「Nさん(私のこと)はこんな事もできるんですね」(これ少し自慢)          
なんやかんやで1時間程で終了した。上の写真が新しい TRUVANTIVの07A BB SUQUARE LE 113/68、下の写真の上部にある銀色の円筒が従来付いていたダイワ精工のTH 7420ST 113-68。私はパーツには全く疎いのだが、たぶん同じ程度の中級品だと思う。              
さすがに帰途のペダリングはスムーズで軽かった…、ような気がした。これで愛車の寿命が3年は伸びたことだろう。

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