今日の新聞に鈴木勲さんの訃報が出ていました。
鈴木勲、彼は日本のジャズ、特にベースでレジェンド的存在です。昔から名前だけは知っていたのですが、13年前彼の演奏を聴く機会がありました。
地元の六角橋商店街の路地を入ったところにあった(ビッチェスブリュー)という10人も入れば一杯というジャズライブの店でした。当時私は知り合いのドラマーとの関係で足繫くその店に通っており、出演情報には敏感でした。(店は残念ながら閉店しました。)
そんな折、鈴木さんが出るというので当然聞きに行きましたが、その時は共演の纐纈雅代(こうけつ まさよ)という女性サックス奏者の存在を知った事の方が印象に残っています。纐纈さんが鈴木さんに師事しているという雰囲気でした。
先日来、自室の大改装をしたのですが、その時にレコード・テープ・CDの棚卸もしたので、そういえば確か彼のCDがあったよなと思い出した次第です。「黒いオルフェ」というタイトルで紙ケースでハイブリットCDとかで希少なものでした。おまけにその時いただいたサインまで残されていました。2009年2月7日にお会いしたのですね。
徐々に思い出してきました。当日はベースではなくチェロのような楽器で演奏していたので気になって聞いたりしたものです。相当な年齢だと思っていましたが、記入によれば76歳との事で、今の私といくらも違わないお歳だったのですね。
早速聞いてみました。若いトリオをぐいぐいリードしている若々しいところと、渋みを感じる叙情味たっぷりの素晴らしい1枚です。そういえば多分過去数回しか聞いていなかったような気がします。
訃報がいい機会になったというのも考えさせられますが「見送り」の積りで聞き入りました。
https://www.youtube.com/watch?v=CgYZvGzHT60
ユーチューブにもたくさんアップされていますので検索してみてください。
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