2022年3月28日月曜日

孫に誘われてサイクリング

3月27日(日)小3の孫Bに誘われて、横浜ベイサイドマリーナ(横浜市金沢区) へサイクリングをしました。

いつもの事なのですが、前の晩「明日暇ですか」という電話がかかってきました。当方無職、年金暮らしの身なのを知っての上なので多少腹が立つのですが、こちらにも誘われたからには受けて立たねばというおじい様としての矜持というものもあり、またいささかの下心としてのプランも浮かんだので、「昼飯はおばあ様が用意してくれるので、なるべく早くウチに来なさい。何時頃なら大丈夫か」と聞くと昼頃にはというので、当日は万端の準備をして待っていました。使用車はもちろん愛人1号です。

下心というのはベイサイドマリーナ(我が家から約14㌔)へ行って、乗艇のAKATSUKI」の様子を見てきて欲しいというオーナーのSさんのそれとない要望に応えようというものです。

13時自宅発として14:30到着、30分マリーナ滞在、15時現地発、自宅帰着16:30と大まかな予定なのですが、我が家から孫Bの家まで(約10㌔程)送り届ける責任がある?と思い、そうなると17:00再出発、即帰路としても18:00我が家へ帰着となるのでかなりタイトなスケジュールという事になります。ある程度の覚悟の上でした。

孫Bは12時になっても来ません。その時点で我が家で昼食という予定はキャンセルで、おばあ様心配りの揚げたてのとんかつは弁当仕立てにしてもらい、到着先で食べさせる事となりました。

12:30くらいに到着したのですが、「さあ時間がないからすぐに出るぞ」という当方の言葉にも関わらずちょっと疲れたので休みたいと言う。心やさしいおばあ様は時間の事などまるで無頓着に、上がってバナナだけでも食べていきなさいと言うものだから孫Bは嬉しそうな顔をして腰を落ち着けてしまいました。当方はジリジリしながら待つこと数10分、ようやく、何とか13:00には出発することができました。一応予定通りではありました。

道中はMM21から横浜の中心街を抜け順調に進み予定より短時間で半分(8㌔程)まで来たときにふと「今日は日曜日だな」と思い当たりました。

実はベイサイドへの道の途中に息子がお世話になり、その後私がマネージャーとして過ごした云わば「古巣」とも言える「横浜ジュニアヨットクラブ」があり、そこは原則日曜のみ稼働なので、もしかしたら今日なら誰か知り合いがいるかなと思ったわけです。只、3月27日と言えばもう納艇(企業で言えば仕事納め)が済み、誰もいない可能性もあるけれど孫Bにクラブを見せるだけでもいいかなと思い、往復1㌔の寄り道をしました。

そうしたところ、クラブ前の岸壁に一人、キャンバスチェアーに座り、沖(と言っても工場に囲まれた磯子湾内)を見つめる老人が居りました。旧友との出会い。

私がまだジュニアクラブに関わっていた頃は子供の親同士、その後は専任チーフコーチ、そして現在はクラブ代表として活躍されているM氏です。会うのは何年振りでしょうか。実はM氏の奥方と我が連れ合いは未だに濃密な付き合いがあり、その関係で最近のM氏自身の様子は薄々知ってはいたのですが、実際に会って話が進むのもまた嬉しいものです。当日は練習日ではないのですが有志の自主練習とかで、海上の指導・監督は若手のコーチに任せ自身は陸上支援にまわっているとの事でした。一見好々爺風ですが30年前と変わらないヨットと子供に対する愛情は変わっていませんでした。そんな風景を見ながら孫Bは時間が気になるのか、退屈なのかそわそわし初めたので歓談を切り上げ、互いの健康をいたわり合い、一路ベイサイドを目指しました。そこからは約4㌔程の行程です。

15:00頃の到着でした。チェックインの手続きを省略(その方法はこの際不問)して、早速艇の係留してあるバースに向かいました。ざっと目視で外回りを点検し異常なし。コクピットで孫Bとの記念写真を撮り、私は持参のコーヒーで一服、孫Bはおばあ様が持たせたとんかつ弁当の遅い昼食を食べ、のんびり過ごしました。のんびり過ぎたかもしれません。

      

艇の事、セーリングの事を色々と話したのですが大した反応なし。多少の興味は持ったようなのがわずかな収穫でした。

そこから自宅には15:30には出発する旨LINEで送ったのですが実際はもっと遅くなりました。孫Bに明日の予定は殆どない事を確認して、私としてはその時点で孫Bを我が家に泊まらせる方向に舵を切っていました。もちろんBとしても親の許しを得なければならないので連絡をとらせたのですが、何か家庭内の事情で話がまとまらないような様子でした。その連絡には私は一切口を挟む事は致しません。そこは孫Bの仕事です。どこか不安そうなBでしたが、とにかく我が家に戻る事に専念し後の事はそれから、と言い聞かせて、多分15:45位に出発。

Bは私より体力があるらしく、ややもすると私に並んだり前に出ようとするのでその度にたしなめるのですが、今何キロ出ているのかとか、帰着時間はどのくらいになるのか、兄の孫Aはここまで来たことがあるのかとか色々と話しかけてくるのです。当初はなるべく応じていたのですが、終いには、こちらの疲れも溜まってくるしで無視をしてやりました。それでも性懲りもなく話しかけてくる孫Bでした。どうも心の不安を払拭しようとしていたのではないでしょうか。

ほぼ往路を戻って帰宅。17:00帰着。正直に言って私は相当疲れ、と言うより太腿の筋肉痛がこたえていました。Bもかなりつらい様子ではありました。

その後電話で何とか親(娘夫婦)との話が付いたらしく当夜は我が家に泊まりました。(その間にも色々と話題はあるのですが省略)

孫Bのおかげで、私自身の体力の確認のためにも、またM氏にも会えた事、Bへの理解が深まった?事などで楽しい一日を過ごす事ができました。ありがとう。

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