2021年6月10日木曜日

永らく休んでしまいました

 実は「からだ」の問題が発覚したのです。

少し長くなりますが顛末を記しておきます。

2015年、夫婦でフランス旅行をしたのですが、その道中「おしっこ危機」が何回もあり、帰国後、ちょうどよいタイミングであった「特定検診」を受けました。まさしく「糖尿病」と判明し近くの医者の勧めで総合病院で再検査を受けたところ「教育入院」という事になり2週間の入院生活を送りました。

その後は軽い薬を飲み続け食事療法に努めるという事で普通の生活を送ってきました。自転車通勤によるアルバイト、町会役員、民生委員などの業務、趣味のヨット生活も楽しんでいました。2014を最後に長期キャンピングツーリングは止めていましたが、2017年には「折り畳み自転車での2泊3日の房総旅行には行ってきました。

ところが今年2021年になって事態が急変します。

3月の「特定検診」の結果血糖値がすこぶる悪化し、あわせて体重がぐんと落ちていました。「これは何か原因があるんじゃないか」という事で、主治医の勧めで前回の総合病院で「教育・検査入院」をする事になりました。そして入院したのが4月1日でした。

期間は2週間。その間エコー、胃カメラ、バリウムX線、大腸内視鏡、CT、MRIなど多種の検査がありました。その結果「胃がん」が見つかりました。説明によるとかなりの大きさではあるものの、切除できる程度なので切りましょうという事でした。それには同意して、今度は糖尿病はさておいて、手術入院に主眼が変わりました。それで糖尿病としては20日に退院しました。

そして月末30日に手術目的で再入院。術前の体調管理という事で主に血糖値の調整でインスリン注射も初めて経験しました。

そして手術が5月11日、午前9時に始まり6時間かかりました。家人と息子が付き添ってくれました。終わって部屋に戻った時には、主に栄養補給の点滴、麻酔用の背中に入った点滴、腹の中にたまる汚水を出すドレンチューブ、ちんちんから入れられた尿道管などに繋がれたチューブ人間状態でした。

翌日からは即、離床のためのリハビリが始まりました。

本当に歩けなくなっているのですね。たった2週間と10日の寝たきり(たまには歩いていましたが)生活ですっかり筋力が衰えてしまっていました。体重が10㌔程減ったのですがそのほとんどは筋肉と皮下脂肪だと思いますが、とにかく支えなしには歩けません。点滴バッグなどをつるしたスタンドを歩行の友に院内の廊下を数十メートル歩くのがやっとでした。

何より傷跡の腹筋の痛みが強烈でした。普段は気付きませんが人間のちょっとした動きには必ず腹筋が関係しているのです。普通に椅子に座っている、ベッドから起き上がる、ベッドに横たわる、笑う、しゃっくりをする、咳ばらいをする、そのたびに激痛が走ります。

それと胃が殆どないせいで一度に食べられる量が本当に少なく、出される量を全部食べるのが苦痛になってくるのです。ご飯は重湯から5分粥、8分粥となってきても苦しい事には変わりません。

それでも1週間後の18日にはチューブもすべてとれ、一人でシャワーを浴びられるまでには回復し20日には退院しました。

退院時に患部周辺の生体検査をしたところかなりの個所で転移が見つかっていたので、念のためしばらく抗がん剤治療をしましょうとなり、6月9日からまず飲み薬による治療を始めています。7月早々には第一回目の点滴による投薬があり2・3日入院予定です。

そして今は1日2回の散歩を日課とした療養生活を送っています。要するにぐだぐだ気長に生活しています。


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