コース 晩成温泉→広尾→黄金道路→襟裳岬横断→えりも本町
距離91.02㌔(道内1229㌔) 時間5:19 平均17.1㎞/h
04:00 起床 キャンプ時と同じように早く目覚めると、天気が良かったので近場を散歩。快晴の下では足元に朝日に輝く太平洋がキラキラと広がり実に爽快。
自転車のキャリアに積みっ放しだった荷物を全部降ろし、車体の点検・手入れを入念にする。その時、フロントのキャリアの下に自作したバッグ用のガードの支えが左右とも折れているのを発見。これはアルミパイプを加工したものだが、実は強度的に一番不安だったところなので「ああ、やっぱりもたなかったか」程度の感想で、ショックはない。それほど負荷が加わるところではないので、手持の細引きで縛り付け何とか補修した。(帰宅後もしばらくはそのままだった)そして泥や油埃を落とし、光るべきところは磨いて光らせてからチェーンや回転部分への注油。
07:45 温泉出発 厨房から氷をもらって詰めた。今日の天候だと本当に嬉しい。今日の予定コースはマップルを観ながら昨晩決めた。前の晩に「明日はどこを走ろうかな」と作戦を練るのは毎度のことながら楽しいものだ。予定のプロパーコース上に広尾の町があるのだが、その手前15㌔くらいのところで、一旦海側へ外れて走り、そこから南下して道道R1037で広尾に出ようというものだ。
こんな道です。両サイドは畑。ここを突き当たってから右折する。
途中のちょっとした町で、遊園地のような建物が目についたのでそばによると、小学校だった。「大樹町立中島小学校」。9時をまわっているのに何故か子供をはじめ人の気配がなく、右側の建物には「112年間の思い出ありがとう!中島小」の横幕が、やっぱり過疎なんだなあ。それにしても校舎は十分使えそうなので、用途変更して生まれ変わるのだろう。
南下を始めて13㌔程は殆んど直線で、程好くアップダウンがあり快適なサイクリング。わずかな日陰を見付けて小休止。サーモスの氷でギンギンに冷えたお茶が美味しい。
10:15 広尾着 37.67㌔ 相変らず晴れ。ガスボンベの一本売りを求めて町中を右往左往して少し時間をとられたが、ここからは襟裳岬を目指して国道R336を南下するのみだ。十勝港を過ぎると、いよいよ「黄金道路」が始まる。
黄金道路は30㌔にわたって太平洋岸の崖下ギリギリを走る道で、莫大な費用がかかったのでその名が付いたという。多数のトンネル(隧道)や半トンネル(覆道)が続き、3年前の初体験の時は身がすくんだものだ。一番長いトンネルで3215㍍ある。
11:30 ブンベの滝 45.82㌔ 黄金道路にはいってから4㌔ほどのところ。ひとつの名所ではあるので、いつもなら観光客で賑う所なのだが、今日は誰も居ない。滝のそばでパンとおにぎりの昼食。
13:05 黄金道路終り 71.83㌔ 右の写真は「望洋台」。それほどの緊張はなく抜けられたが、途中の覆道で、車道から左の側道に乗り上げようとした時、進入角度が足りなかったのと路面が濡れていたせいで転倒した。荷崩れを起こした事とちょっとした打撲だけで実害はなかったが、後からトラックが迫っていたりしたら、只では済まなかっただろう。
襟裳岬に行く積りは始めから無かった。襟裳岬については、3年前に「先端趣味」は満足させている。岬の付け根をショートカット、ちょっとした峠越えをする。(追分峠162㍍)知床峠と比べて「ちょっとした」と言ったまでで、70㌔走った後の峠越えはこの程度でもさすがに堪える。それでも何とか漕ぎ上り、ピークからの景色を楽しんだ後、下りは久し振りの長距離ダウンヒル。疲れを忘れるし、汗も引く。この部分は峠の練習にいいかも知れないと思う。(往復28㌔)
15:00 横断完了 88.81㌔ 下ったこちら側は霧だった。 ここから先25㌔でキャンプ場があるのだが、止めた。水戸黄門様ではないが「もうこの辺でいいでしょう」というところ。
えりも本町(3年前もこの町で宿泊した)のセイコマートでカフェオレとシュークリームでおやつをしてから
15:30 かめや旅館投宿。(朝食のみで¥6000) 自転車は写真のように玄関へ。今では宿泊所の評価の基準として、料金、食事、風呂などの設備は勿論なのだが、その他の大事な要素として「自転車の扱い」がある。「そんなもん、外に置いてください」などと言われたら、多分こちらから断るだろう。
夕食は町へ出て天ぷら定食(¥1500)。
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