2017年7月1日土曜日

台湾自転車事情

私は自分自身一応「自転車乗り」だと思っています。少なくとも「自転車旅行愛好家」ではあります。そんな関係で外国の街へ行くと、そこの自転車事情が気になりそれなりにレポ-トをしてきました。その都市の自転車行政や住民の自転車へのかかわり方が興味を引くのですが、日本での対応を考える手掛かりにもなります。

さて今回のクルージングツアーでは台北に2泊し、その近郊も含めて実質2日間ほどの滞在でしたので、それほど多く観察したわけではありません。

一言で言って「台北市内はバイク・スクター」の街だと言えるのではないかと思いました。

都市住民の「足」としてバイク(スクーター型)が圧倒的に道を占拠しています。(その写真がなくて申し訳ない)専用の駐車場(駐輪場)も到る所に設けられ無料だそうです。
繁華街の道の両側にはバイクがぎっしり並んでいました。特に若者の間ではそれに2人乗りして遊びに行くのが一種のステータスのように見受けられます。

そんな中、自転車の影は薄いものです。レンタサイクルもあるようですが、あまり見かけませんでした。(下の2枚)専用レーンも気が付きませんでした。



自転車自体(バイクと比較して)、特にスポーツバイクはほとんど見かけず、それもクロスが中心でした。当然駐輪規制は無いようで適当に停めているようです。ただしきっちりロックはされています。やはり「持ち去り」はあるのでしょう。たまたま写真を撮った2枚は「GIANT」のescapeでしたが、やはり台湾企業で世界最大のメーカーの威力でしょうか。


下の写真は基隆郊外の「九份」という昔の金鉱山の跡に出来た新興の観光地から下を見たものですが、相当な高度だとお分かりいただけると思います。300数十メートルです。

ここに至る道路は道幅が狭く急こう配な九十九折なので大型バスでは相当スリルがありました。台湾の運転手は運転が果敢というか乱暴なのです。そんなところで数多くのロードバイクを見かけたのには驚きました。高度差300メートルとはかなりのもので、まして急こう配でクネクネ道となれば私はダメです。思い出しました、屋久島で「白谷雲水峡」へ登る道に似ていました。ヒルクライムの聖地とでも考えられているのかもしれません。苦しいだけならまだしも危険が隣り合わせなので、あのヒルクライマー達には敬意を表します。
以上、台湾自転車事情でした。

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