2023年10月31日火曜日

何でこんな事をしているんだろう

相変わらず悶々としています。

そんななか、この2日で「愛人1号」を中規模改装しました。何かをやっていると気が紛れるからでしょうか。

大きくは3点です。

まず「シートポスト+サドル」を以前の物に戻しました。ある理由からオリジナル物より10㌢くらい長いシートポスト(サドルが乗っている長い支え棒)に取り換えたのですが、それを元に戻しました。(なんでもとっておく習性なのでこんな事をしてしまうのです)軽量化の積りです。



次はリアキャリアーをアルミの棒板で自作した物を取り外し、以前使っていた物に多少の細工を加えてとり着けてみましたました。多少軽量化に資する面もありますが、主に見栄えと堅牢化の為なのですが、我ながらうまくいったと満足しております。


最後はペダルの交換です。YOUTUBEを見ていたらペダル業界では「三ヶ島製作所」というメーカーが超有名で定評がある事がわかりました。しかもそこそこの値段で「脱着式」のペダルがある事がわかってしまい、自分でも交換ができそうだと思い、新規購入してしまいました。やってみたところ、意外な程簡単でした。これは輪行の場合、袋の固い出っ張りをなくして安全に担ぎやすくする事を目的にしたのですが結果として軽量化にもなりました。

結果としてこんな姿になっています。

それにしても、全て直接の具体的な目的があるわけでもなく自分でも不思議な気がしています。只楽しかった事は事実です。

2023年10月28日土曜日

to buy or not to buy

 今、迷っています。東北旅行から戻ってきてから、その記録を残すのに数日を費やし、その後は町内会活動のやり残しの業務を終わらせた後、ヨットレースの準備、参加で過ごしました。しかしながら、レース当日(10月21日)は自分の不注意で負傷し、しばらくは自宅静養の時間がありました。

そのようなじっとしている時間がくせ者なのです。どうしても妄想の時間帯に陥ってしまうのですね。

旅行記録にも散々書いてあるのですが、輪行時の重さ、担いで移動の辛さがしみじみと思い出され、もっと軽いと良いのになあとの思いがいつも頭の中でグルグルと回っている状態です。

(何を書きたいのか定まらぬまま、これを書いています。)

そんな折にこのような自転車が目に留まってしまい、迷っているのです。

(これは半分ウソで「軽量・小型・折り畳み」という自転車を散々ネットやYOUTUBEで検索した結果です。)

何をどう迷っているのか、どのように考えたらいいのかがもう少しまとまってきましたら、また書いてみます。

2023年10月3日火曜日

東北ツーリング終了

今回の東北シリーズの後半戦、盛岡⇒大間(ついでにフェリーで函館まで)を無事終えて10月2日に帰着しました。これにて念願の?横浜⇒本州最北端打通作戦が終了したわけです。
詳細は後に譲るとして、全体の総括をしておきます。
・達成度は90%と高く自己評価します。
 1. 前半部分から考えると構想を始めてから半年をかけました。
    仙台⇒大間の全コースを考えた時、体力・健康状態・可能な
    期間を考慮して前半と後半(今回)と2分割にした、前半は
    予行演習としても有益だった。
    またコースを精査したところ盛岡のやや北の奥中山高原
    コース上の最高高度地点(約400㍍)だという事がわかり、
    そこまでは輪行にした事は、足の弱い自分としては良い判断
    だった。
    予約可能な列車、宿泊、航空機は全てネットで調査の上実施
    できた。特に宿泊、航空機に関しては予約サイトを通じての
    もので、恥ずかしながら初めての経験だったが、うまく行っ
    た。しかしスマホを使ってのものではなかったのがやや残念。
 2. スマホ利用について2点活用ができた。グーグルマップのナビ
    (しかも音声ナビ)が十分機能してくれてホテルへの最終アプ
    ローチがうまくいった。只、事前に時間をかけて目的地の地番
    を登録しておき、そこを表示させての事なので、本当は現場
    で目的地を探し、表示させるのが本筋だと思う。そのためには
    電池消耗が激しい事が予想されるので予備電源を用意し、使用
    しながら充電し、宿に着いてすぐに、スマホの充電と、予備電
    源の充電をしなければならなくなり、それなりに持ち物が増え
    てしまう事になった。
    遊びではあるが、よくYoutubeにあるような走行中の動画が何
    とか撮れないかと考え、スマホアタッチメントをやり繰りし、
    自画撮りにして、安全な路上で試したところ思いの他うまくい
    った。実験成功という所だが、実用方法は見当が付かない。
    (残念ながらその動画が本ブログの制約上アップできません)
    その他LINEにより家族に近況報告ができた事もスマホ所持の
    利点と言えるかもしれない。
 3. 1に関連する事なのだが、宿等の予約をきっちりとしているた
    め行程に柔軟性がない。キャンセルやら再予約の手続きが面倒
    でしたくないから、それなりの臨機応変な計画変更が必要にな
    るわけです。
    3日目、八戸⇒野辺地の日は雨天で、特に下北に近い野辺地付
    近は大雨予報で、しかもこのコースは期間中最長コースで、
    アップダウンが激しい。それでも野辺地にはいかなければなら
    ないので迷わず輪行に変えた。
    現地地図を調べると今泊っている八戸のホテルは東北本線「
    八戸駅」が至近で、野辺地までは「八戸駅」から「青い森鉄
            道」いう3セク鉄道になる事がわかった。直近の本八戸駅から
    乗ると一駅で乗り換えになり、八戸駅までは7㌔余り…、そこ
    そこの雨支度は持参しているので当然八戸駅まで自走した。
    輪行を選んだ事、また、八戸駅まで走った事は適切な選択だっ
    たと思う。どうしても乗り換え(重いものを持っての移動)は
    苦痛です。
    大間⇒函館に関してもノープランで、うまく対処できたと思う
    が、それは後で記す。
 4. 持参品、パッキングはかなり経験値があるのでそれ程の不安は
    なく、小シュルダーバッグ、フロントバッグ、20㍑防水バッ
    グの3分割は完璧で、最終の函館空港での輪行用パッキングも
    輪行袋の活用(車体を収めても余裕があるので、主に着古し衣
    類のような軽量、風袋大の物を入れ込んだ)し、出発時より快
    適に移動できるようになった。また所持品として文庫本司馬遼
    太郎作「街道をゆく:陸奥のみちほか」は車内、機内、ホテル
    時間に楽しませてもらえた。
    マイナンバーカードと健康保険証は全く使用しなかった。

※これらすべては「ヒマのなせる業」である事を明記しておきます。

これから詳しく日を追って行程を記していきます。

9月26日(火)(1日目)

家人に新横浜まで地下鉄で荷物持ちを頼み送ってもらう。東海道新幹線
こだまで東京駅まで。ここで東北新幹線に乗り換えるのだが、20㌅の
小口径のDAHONといえども持ち運びは肩にずっしりとこたえる。そん
な時エスカレーターのありがたみをしみじみと感じる。
東京発7:32 はやぶさ5号乗車
2週間前に指定券を買いに行ったのに希望の座席はとれなかった。車輛
最後列2座席が背もたれの後ろが荷物を置くのに適しているとされてい
る。自分の座席は2列目だったが、例の場所に荷物を置いても全く問題
が無かったのはラッキーであった。
盛岡着9:44
ここで10:13発いわて銀河鉄道に乗り換えるはずが、煙草を吸った
り立ち食い蕎麦を食べたりしている内に3分差で逃してしまう。失敗だ
が、余裕のあるスケジュールのおかげで致命傷にはならず11:15発
に乗車。
奥中山高原着12:10    
ここには6月に来ているので「勝手知ったる」という感じでのんびりと
自転車を展開し、リアキャリアー、バックミラー等のアクセサリーをと
りつけパッキングをツーリング用に改めたのだが、やはり輪行バッグ
嵩張りかたは何とかならないものかと思ってしまう。
13:05出発
本日の目的地は二戸、計算上25㌔、どんなにゆっくり進んでも4時に
は着ける。しかも基本的に下りなので初日の走りとしては理想的な展開
と言える。気温は20℃。
しばらく行くと標高458㍍で国道4号線最高地点の標識を過ぎる。
基本は下りとはいえアップダウンはあり、上りは歩く程ではないが、
やはりこたえる。かなり小刻みに休んだ。
16:00二戸シティーホテル チェックイン
すぐさまシャワーを浴び、ホテル用に着替えて(長袖、長ズボン)
休憩。スマホ、予備電源の充電、本日の記録をとったり、明日のコ
ースの予習、資料揃え等を済ませる。
18時位に町へ出て、レストランで夕食。
なお、この日に限り戻ってからホテルの温泉に入浴をした。ここは
市内で唯一の温泉があるホテルとの触れ込みだったからだが、以後
は全てシャワーのみで過ごした。
宿泊地に着いてからの行動はおおむね本日と同じようなもので、
21時~22時に就寝。
本日のデータ
走行距離31.22㌔ 平均速度17.5㎞/h   走行時間1時間47分

9月27日(水)(2日目)

5:30 起床
     朝食の記憶も記録もないが、多分前日買っておいたパンを
     食べたのではないかな。
7:00 ホテル出発 曇り
     本日の予定は八戸までの約50㌔。    

二戸から三戸への途中の峠(70㍍から140㍍まで上る)には苦労し
たが、長い下りはやはり満喫できた。
9:00  のんびり走った積りでも17㌔地点
12:00 コンビニのイートインで昼食・休憩 33.8㌔      
            
八戸市内に入って、このあたりからグーグルマップを表示させホテル
に向かう。やはりグーグルマップは十分に機能しました。
下の写真は根城跡地に近い八戸博物館。ここでも時間調整休憩。
「街道をゆく」を読んできたおかげで「南部氏」に関する予備知識が
あったので、八戸の成り立ちも知っていた。この銅像の説明もすんなり
と頭に入った。
3:00 ホテルイマルカ八戸 チェックイン
ルーティーンを済ませ6時頃、散々迷った挙句ホテル近くのモスバーガ
ーでハンバーガーとポテトの夕食、だったと思う。

本日のデータ
走行距離53.92㌔ 平均速度12.9㎞/h   走行時間4時間11分

9月28日(木) (3日目)

8:20 ホテル出発 雨

前日の天気予報から、この日が荒天で目的地の野辺地方面は大荒れとわ
かっており、それに加え今回のツーリング中最長部分(約60㌔)で、
尚且つ数十㍍~百㍍級の峠越えが数か所ある事から、まず、輪行を選択
した。
その辺の事情は前記総括3に記したのだが、ホテル⇒八戸駅の7㌔は雨
のなか、途中20㌢くらいの水没道路が何か所もあり9:00に八戸駅に
着いた時はホッとしたものだ。ここで自転車を畳み、荷物のパッキング
を整えたりしているとそれなりに時間がかかる。わっかていた事だが輪
行は結構手間暇がかかり、全部を持っての移動は大変だ。

11:04 八戸駅出発 青い森鉄道
11:58 野辺地駅着

三沢までは学生を中心とした乗客がそこそこ乗車していたが、以後は殆
ど乗降客はなく着いた野辺地駅も寂しい駅だった。ありがたい事に、雨
は小雨となっていた。

そこからはまた自転車を展開して、自走でホテルまで行かなければなら
ないが、先ず腹ごしらえをする。とは言っても駅近くに食堂が見当たら
ない。駅員に教えてもらったところに行ってみると「本日貸し切りでお
断り」との事で近くの店を紹介してもらった。

ごはん半分のかつ丼を食べ、ありがたい事に店内のスペースで自転車の
展開をさせてもらえた。

ここからがまたひと問題だった。

事前の調査で宿泊の旅館まではゆっくり行っても30分はかからない。
未だ1時なので通常のチェックイン時間には早すぎる。そこで電話を
かけ早めに入れてもらえるかを確認をして食堂をでた。

例によってグーグルマップの指示に従って数十分走って、目的地と思わ
れる地点に着いてもそれらしき旅館が見当たらない。そこは町の中心地
で町役場がある。周辺をぐるぐる走り回っても見つからない。通行人に
聞いてみてもわからない。これには参った。

最後の手段で旅館に電話をしてやっと辿り着くことができた。それもす
んなりとはいかず、かなり見当違いの所を無駄に走ってしまった。


2:00ビジネスランド豊楽 チェックイン

改めてナビの不調の原因を考えてみたが(今現在も確かではないが)お
そらく目的地を地番で入力していたので、その際の入力ミスだったと思
われる。それにしても事前にチェックした積りなのだが…。

夕食はこんなもんでした。ご飯は自分で盛るので、量の調節ができる
のがありがたい。

本日の走行記録
走行距離15㌔(推定値:後半サイコンをつけていないため)

9月29日(金) (4日目) 晴れ

未明にラグビーWCでサモアに勝利。 さわやかな気分で出発。

本日の目的地はむつ市田名部、会津が維新政府により改易されてでき
斗南藩の中心地だ。

7:00 旅館出発

旅館から100㍍程で今日のルート279号線(むつはまなすライン)
に出る。旅館選び自体はやはり正しかった。十符ケ浦海水浴場の綺麗
な砂浜が眼下に広がっており、何ともすがすがしい。


左手に海を見ながらズーっと北上するのだが、海を見たのは数回程度。
常備の「ツーリングマップル」には【原野の中を走る荒涼とした風景】
と注釈がある。

こんな感じだが、別に荒涼という程ではないだろう。ただ、すぐ左手
が海岸だとは想像がつかない。

10:10 コンビニで(多分)パンのランチ 25.4㌔ もう半
      分くらい来ている。のんびり行きます。
11:00 たっぷり休憩後出発

わずかに5分程走って道の駅よこはまでまたもお休み。別に何の用も
ないし、買うものもなし。

そうなのです。この辺りは横浜町と言う。確かにここは「浜の横にあ
」ので横浜で何の不思議もないのですが、ちょっとご縁を感じる。

通りすがりの神社も「横浜 八幡神社」という。なかなか立派な佇ま
いだった。ここでは境内を散策し、トイレを拝借した。

1:00 40㌔地点 25℃ 

このあたりからグーグルマップのナビを始めた。それまでは主にツーリ
ングマップルで現在地確認をしながら走るのだが、今日のような一本道
のコースではそれすら不要で、道路標識だけで十分だった。

そろそろむつ市内というところからナビのお世話になりながら宿泊地に
向かう。

市内は市会議員選挙でにぎやかだった。斗南藩の首都とも言うべき所な
ので、それなりに見どころがあって、特に掘割、水路が重要な役割を果
たしている事がよくわかる。しばらく周辺を走り回った。

実は、今回の旅程に「大湊」を入れるかどうかで、この時点でも迷って
いた。約15㌔×2の寄り道となるのだ。

旧海軍の鎮守府として横須賀、佐世保、呉、舞鶴がありそれに準ずる所
として大湊があった。私は4つの鎮守府所在地は全て訪れており(多分
海上自衛隊の地方総監部も同地にあるはず)できれば大湊にも行ってみ
たいなあという思いはあった。それと最近のニュースとして自衛隊の政
策として大湊を格下げ縮小しようとする動きがあり、地元がそれに反発
しているという報道があったので、どんな具合か見ておこうという好奇
心もあった。

本日の宿を決めるときに、迷った末に大間へのコース上に設定したので
西方に位置する大湊に行って帰って30㌔余計に走る事になる。走りに
来たのだからたくさん走れるのは幸せと言わなければならないのだが、
この段階で迷うのは未練ともいえる。もし明日の朝、気分が良ければ足
を延ばしても良いかなと、これもまた、先延ばしという卑怯な決心で宿
に向かった。

気持よくナビが稼動してくれる。

3時 あらや 到着 中心部からは離れた小さな民宿。


ごはんは半分の内容充実の夕食。

本日のデータ
走行距離56.4㌔ 平均速度14.3㎞/h   走行時間3時間55分


9月30日(土) (5日目) 晴れ
今日は実質的な最終日。目的地の大間までの約50㌔。ほぼ北へ走って
海(津軽海峡)に達したら北西に一直線という分かりやすいコースだ。
上にあるのは自転車用ナビタイムの本日分のプリントだが左の下に高度
図を見ると、ほぼ真ん中に100㍍クラスの峠(木部山峠)があるだけ
でほぼ平坦といえる。

7:30 民宿出発

街中を抜けて国道279号に乗るとすぐに、下の標識がみえる。快晴の
下、最高の走りの予感がする。
小刻みなアップダウンを繰り返す事一時間程度で海峡側へ抜けたようだ。
(只、海を見ていないの正確な時間は不明)

しばらく行くと、このような気持ちの良い道になった。車の通りも少な
い。ここで密かに温めていたスマホチャレンジをしてみた。

別に大したことではなく、走りながらの景色動画を撮ってみようという
のです。
フロントバッグを外し、スマホホールダーを逆向きにして自画撮りに
設定して(通常の方法だとホールダーの爪が邪魔でやむをえず自画撮り
にした)ビデオ撮影を選択しスタートボタンを押して走る……、それだ
けの事なのだが、自信が無かった。結果、うまくいったのだが、残念な
がらそれは、このブログの制約上貼り付けられなかった。ホントに残念。

そこから30分くらい走ると今日の唯一の峠、木部山峠を楽しみながら
越え、やや下った所が展望台。

下の写真を拡大していただくと眼下の様子がよく分かる。

気温20℃、何とも気持ちが良い。あと半分しか残っていないと思うと
以後は意識してのんびり、景色を見ながら走る事を心がけるようにした。

途中に下風呂温泉というささやかな温泉町がある。ここで昼飯にしよう
と差し掛かるが、食べ物屋はどこも「準備中」の看板がかかっている。

丁度「~温泉」という施設があり、中に食堂もあるというので余り期待
せずにそこでの昼食を決めた。11:00
確か「地魚定食」だったと記憶しているがお吸い物や小鉢ものも美味し
く、1500円でお得感一杯だった。

12:00 出発 この地点で、もう30㌔も来てしまっている。

本当にのんびり走って

1:45 大間岬 到着
一応今回の目標は達成された。

この大間の町というより、岬周辺はいただけない。変にけばけばしく、
騒々しく、安っぽい。何か記念の物を土産に買おうとしても刺激され
るものは何もなかった。

写真は観光客のおじさんに撮ってもらったのだが、その時首に巻いて
いたタオルをとって荷物の上に置いたのだが、そのまま走り出してしま
い、気が付いた時にはなくなっていた。前の民宿でもらった物なので惜
しくはないが、名入りなので、ちょっと申し訳ないような気持になった。

早々にそこを立ち去り、明日乗る事になるフェリーターミナル(ホテル
の直ぐ近く)を下見して、フェリーの時間などを調べてから

3:15 ホテル チェックイン

夜はホテル直営の居酒屋で豪華夕食。

明日朝は早いので多分9時頃就寝。

本日のデータ
走行距離55.47㌔ 平均速度13.8㎞/h   走行時間3時間59分

10月1日(日) (6日目)  雨あり晴れもあり

10月に入った。

そもそも今回の旅行を計画した時仙台から大間へ行く事を目的として、
仙台までの輪行(今回に限れば盛岡まで)は決めていた。帰り方に関
しては決め手はいなかった、というより考えていなかった。

今思えば不思議な事だが、実際の手配を始めた時には函館に渡って、
空路で戻る事が当然の事のように思えたのだった。

しかも、函館に関しては「おまけ」のような感覚で、「ご褒美休み」と
したのだろうと思う。函館港到着、即空港とすれば何も一泊する必要は
無かったのだから…。それではあまりにあわただしい、もう少し「旅行
中」でいたい気持ちがあったのかもしれない。

昨日の調査で大間⇒函館の便が1日2便しかなく、早い方は7:00発
とわかったので、朝食も取らずに起き抜けでフェリー乗り場に行った。

ホテルを出た時は晴れていたのだが

乗車待機場にいた時にポツポツきはじめて乗り込みの時には本降りに
なっていた。この「海峡フェリー」は以前青森⇒函館で利用したこと
があり、多分その時と同型船だと思う。

90分の乗船時間の内、最後の30分間は雨もあがり、デッキへ出て
近づいてくる函館の町を眺めながら過ごした。以前青森から渡った時
は苫小牧まで走ったので「まだまだこれから」との思いが強く、函館
そのものには余り思い入れはなかった、只の通過点に過ぎなかったと
思う。

さて、上陸はしたものの、ノープラン。まだ、8時半。とにかく朝食
を食べたいと少し中心部へ向けて走ってはみたが、この時間ではどこ
も開店前。それでも五稜郭付近に行けば何とかなるだろうと向かって
みた。この辺りなら地図なしでも頭に入っている。

一軒古い落ち着いたカフェの心当たりがあったので、そこでパンケー
キとコーヒーでもと思い、やっと探し当てて覗いたものの、20分待
ちとの事で諦めた。そういえば今日は日曜日、やけに観光客が多い。

結局タワーの根元の施設?のフードコートで、から揚げといかフライ
というさえない朝食をとり、五稜郭をのんびり一周しながら、途中の
ベンチでうとうと昼寝をしてから、名物の朝市(ここは以前家人と来
た事がある)をのぞいたが、まだ、それ程の食欲がわかない。駅裏の
倉庫街、観光地として一番賑わっている定番の地へ移った。途中今夜
のホテルの確認も済ませた。

観光客の多さに圧倒されながら、もうコロナ以前の状態に戻って業者
の皆さんはホッとしているのだろうと、どうでもいい事を思いながら
しばらくほっつき歩いた。この日の昼食がどうにも思い出せない。も
しかすると、食べなかったのかもしれない。

ところで、その間ずーっと頭の隅に引っかかっている事があった。

明日の函館空港までの行き方だ。当初は漠然とリムジンバス利用で、
その時間表と乗車場所を調べなくちゃいけないなあとか、いっその
事タクシーで行っちゃおうかと考えていた。改めて函館の市内案内
図を眺めると意外と空港が駅前ホテルから近い事を発見した。市街
地から東へ(方角としてはトラピスト修道院の方向)殆ど平坦な道
を10㌔程の所なのだ。明日の天気は晴れ、飛行機は13時前…、
そこで明日は空港まで自走する事に決定。それでもアプローチ方法
や荷造り場所があるのか等未知数の要素もあるので、とにかく下見
に行くことにした。最後の函館観光の積りのサイクリングに出発で
す。

川湯温泉街を抜けて本当にすぐ近くに空港はあり、アプローチも問
題なく、自転車を畳んでパッキングをやり直すスペースも十分ある
事が確認できほっとして丁度良い時間になったので、来た道を戻り
宿泊のホテルに向かった。途中で「六花亭漁火通り店」を見かけた
ので思わず走り込んで、マロンパイセットを海峡を見ながら優雅に
いただいた。やっぱりこういう所は落ち着く。
市街地に戻って宿泊予定のホテルの看板を見つけフロントに行ったの
だが「予約はない」との事で真っ青になったが、予約票を見せたとこ
ろ同一名だが(東横ホテル)別の店に来てしまった事がすぐにわかり
情けない思いをしたものだ。先刻ちゃんと駅近で確認してきたのに、
何とした事か。歳はとりたくないものです。

最後の晩餐はこれ、三色丼


本日のデータ
走行距離35.3㌔ 平均速度11.1㎞/h   走行時間3時間10


10月2日(月) (7日目)  雨あり晴れもあり

いよいよ帰宅の日になってしまった。

6:30起床

ホテルバイキング朝食(無料)をいただき

8:10 ホテル出発 昨日の道を辿り
9:00 空港到着

こんな感じに上手に荷物がまとまった。

チェックインも順調、早めに保安検査も済ませ、軽くザンギサンドの
ランチを食べても、未だ時間が余りお土産屋でささやかな土産を買っ
た。(実はこれを、羽田空港でリムジンバスの切符を買う自動販売機
に置き忘れ、自宅から空港事務所に問い合わせ、幸いにも届けられて
おり、宅送してもらった、というオチが付いてしまった。それにして
も我が国の民度はまんざら捨てたものではない。)

12:05 ANA554 函館出発
13:30       羽田到着

リムジンで横浜エアーターミナル(YCAT)、そこからタクシーに
て無事?帰宅いたしました。

本日の走行距離 11.00㌔

今回の合計走行距離 258.31㌔  となりました。


            (東北自転車旅行 終わり

この項、お付き合いいただきましてありがとうございました。