コース : 尾岱沼→奥行→厚床→根室
距離82.5㌔(道内790㌔) その他記録なし
05:00 起床 起き出してみると寒い。天気が下り坂になっているようだ。ラーメンとおにぎりの朝食。隣のライダーさんとは別のキャンパーライダーさんも交えて3人で朝の「お茶」をしたのだが、その初老の方は今日で終りとかで、余ったドリップコーヒーをくれた。隣のライダーさんからは「FRISK」のようなものをいただいたが、私は何も差し上げるものがないので、昨日もらったターボライターを差し上げた。
今日の目的地は「根室」だ。概ね80㌔。まあ、のんびり行こう。ただ、天気が大丈夫かが気掛かりだ。
07:40 キャンプ場出発 上の写真は何の変哲もない橋だ。その下には名も知らない川が流れており、この橋はその川の最下流の橋なのだ。今のように海岸沿いの道を走っていると、当然の事だが渡る橋は大小を問わずその川の一番下流の橋となる。すぐ河口が見えている。いったいいくつの橋を渡った事だろうか。
R244は風蓮湖を避けるように内陸部へ湾曲していく。しばらく行くと奥行に出る。
09:50 奥行着 38㌔ 風速0㍍ 気温15度 実はこの奥行は最初の北海道行き(3年前)の時に通っている。その時はここを北上してきて、別海方向に向きを変えたのだ。本来は網走まで行ってそこから内陸部へ方向転換をする積りだったのだが少し腰が引けて早目に曲がりショートカットしたのだ。思い出しても不安だらけのツーリングだったなあ。
10:50 厚床着 49㌔ ここまでの10㌔はその時走ったコースだ。当時ここ厚床に差し掛かったとき、まだ、根室へ行こうか迷っていた。そして色々ひとりで理屈をつけて、R44からR244へ左折・北上したのを昨日のように思い出す。今日はそこを左折して東方の根室へ向かうのだが、ちょっとしたリベンジ気分ではある。
厚床で昼食をと考えていたが、交差点近くに2軒ある食堂はまだ開店前だった。GSで尋ねるとその内の一軒「ラ・ポール」が11時開店というので、しばらく店先で煙草を吸いながら待った。美人母娘が切盛りしている感じの良い店で、メニューに根室名物「エスカロップ」を見つけて即決定。バターライスにトンカツが乗りそこにデミグラスソースがかかっているというものだが、ここではバターの替わりにオリーブオイルを使っている。¥870は納得。開店まで待った甲斐があったというところだ
厚床から根室までは国道R44を35㌔ほど、東京、横浜間くらいのモノだ。普通なら2時間半で十分なところを3時間半以上かかってしまった。ひとつは途中の農場でトイレを借りた事が関係している。最初道端で農作業をしている人に拝借を頼んだところ、国道を挟んだ反対側にある家を勧められた。そこは立派な構えの家だった。待ったなしの状態だったので、いきなりお願いしたところ快く使わせていただき、コーヒーまでご馳走になってしまった。ありがとうございました。
もうひとつは中年オーストラリア人夫婦のツーリストとの出合いだ。根室方面から走ってきた夫妻は、こちらが挨拶の積りで手を振ると、わざわざ道を渡ってきて何かと話し掛けるのだ。私は過去何回か欧米人キャンプツーリングサイクリストと出合ったが、その度胸に感心したものだ。言葉が違う外国の慣れない道をよくも何日間もツーリングできるものだ。やっぱりこの人達には(概ねアングロサクソン)叶わない。さすが植民地経営をしてきただけの事はあると、変に納得してしまう。しかも、前の晩は根室の「ライダーズハウス」に泊ったという。よほど冒険心が強いか、神経が太いのだろう。奥さんの方は華奢な体つきなのに、基本はキャンピングだという。素晴らしい。これから道内一周だそうだ。
さらに道の駅「スワン44ねむろ」で、サドルの表面が剥げてきたのでテープを巻いて補強し、ついでにグローブのほころびも繕ったりした。
それより何より、根室の街がうねった丘の尾根上に伸びている事が最大の理由だ。根室まであと7㌔という表示を見てからホテルに着くまで、少なくとも6つは、数十㍍の丘を越えさせられた。疲れは増すし速度はガタ落ちになる。
この写真からその状態が多少は感じられるだろうか。
何はともあれJR根室本線の終着駅「根室」に行き、お決まりの写真を撮ってから(それにしてもうらぶれている)、すぐ近くに見えたホテルに投宿。
15:30 「ホテルニューねむろ」チェックイン しばらく休んでから町を散歩。突然犬のはなしです。北海道ではよく犬に吠えられる。普通に走っていても、だ。一回だけだが追いかけられた事すらある。何故かと考える。恐らく北海道は人口が少ないのでよそ者が滅多に通らないということなのではないか。ひょっとすると警戒より人懐かしさで吠えるのだろうか。そんな気がする。
下の写真の犬もよく吠えてくれた。始めは威勢が良かったが、こちらから脅してやると、スゴスゴと小屋へ引っ込んだ。
厚床から根室までは国道R44を35㌔ほど、東京、横浜間くらいのモノだ。普通なら2時間半で十分なところを3時間半以上かかってしまった。ひとつは途中の農場でトイレを借りた事が関係している。最初道端で農作業をしている人に拝借を頼んだところ、国道を挟んだ反対側にある家を勧められた。そこは立派な構えの家だった。待ったなしの状態だったので、いきなりお願いしたところ快く使わせていただき、コーヒーまでご馳走になってしまった。ありがとうございました。
もうひとつは中年オーストラリア人夫婦のツーリストとの出合いだ。根室方面から走ってきた夫妻は、こちらが挨拶の積りで手を振ると、わざわざ道を渡ってきて何かと話し掛けるのだ。私は過去何回か欧米人キャンプツーリングサイクリストと出合ったが、その度胸に感心したものだ。言葉が違う外国の慣れない道をよくも何日間もツーリングできるものだ。やっぱりこの人達には(概ねアングロサクソン)叶わない。さすが植民地経営をしてきただけの事はあると、変に納得してしまう。しかも、前の晩は根室の「ライダーズハウス」に泊ったという。よほど冒険心が強いか、神経が太いのだろう。奥さんの方は華奢な体つきなのに、基本はキャンピングだという。素晴らしい。これから道内一周だそうだ。
さらに道の駅「スワン44ねむろ」で、サドルの表面が剥げてきたのでテープを巻いて補強し、ついでにグローブのほころびも繕ったりした。
それより何より、根室の街がうねった丘の尾根上に伸びている事が最大の理由だ。根室まであと7㌔という表示を見てからホテルに着くまで、少なくとも6つは、数十㍍の丘を越えさせられた。疲れは増すし速度はガタ落ちになる。
この写真からその状態が多少は感じられるだろうか。
何はともあれJR根室本線の終着駅「根室」に行き、お決まりの写真を撮ってから(それにしてもうらぶれている)、すぐ近くに見えたホテルに投宿。
15:30 「ホテルニューねむろ」チェックイン しばらく休んでから町を散歩。突然犬のはなしです。北海道ではよく犬に吠えられる。普通に走っていても、だ。一回だけだが追いかけられた事すらある。何故かと考える。恐らく北海道は人口が少ないのでよそ者が滅多に通らないということなのではないか。ひょっとすると警戒より人懐かしさで吠えるのだろうか。そんな気がする。
下の写真の犬もよく吠えてくれた。始めは威勢が良かったが、こちらから脅してやると、スゴスゴと小屋へ引っ込んだ。
夕刻になって、マップルに「地元で大人気の回転寿司」と紹介されている「花まる」にて夕食。サンマ、おひょうなどのにぎり、花咲がにの鉄砲汁など量・質ともに堪能して¥2013。
セブンイレブンで煙草、電池、抹茶ラテ、明日の朝食用のおにぎりセットなどを買って帰る。
虫刺されの後遺症からか左足首の腫れがひどく、他にも刺された痕が爛れてきたので、明日は走りを休んで病院へ行く事にする。丁度良い中休みだ。
書き忘れたのだが、ここ根室では少なくとも午後3時と午前8時に昔のヒット歌謡曲「ここに幸あり」のメロディが流れる。♪嵐も吹けば風も吹く 女の道よ…、のアレです。何でも作曲者がこの町出身らしいのだが。この事実を知人に一斉メールしたところ各方面から「面白い」と言ってもらえた。
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