いよいよ知床だあ!
コース 呼人浦 → 網走 → 原生花園 → 斜里 → 宇登呂
距離 85㌔(道内合計 570㌔) 時間 5:07 平均 16.6㎞/h
04:00 起床
早朝の気持ちの良い網走湖畔を散策。昨夜はよく眠れたし実に爽快。
夜の内に到着したライダーさんが、もう朝食の準備をしている。私はのんびりとコーヒーを飲み、パンとスープの朝食をいただく。ここには蚊やブヨなどの虫が殆んどいないので、それだけでも嬉しい。
今日の目的地は、知床半島のオホーツク側の中頃にある宇登呂(ウトロ)。約90㌔だ。この3日間余り走っていなかったので気合をいれて出発する。
06:30 キャンプ場出発
網走への途中、ローソンで煙草(常に最低でもひと箱はスペアーを持つようにしていた)、おにぎり、アクエリアス等を補充する。
網走には監獄博物館や流氷館などの観光名所が色々あるのだが殆んど興味がなく、ただ、駅前でお決まりの記念写真を撮っただけ。砕氷観光船のオーロラ号のターミナルを過ぎ、道の駅で小休止をしただけで、JR釧網線沿いの国道R244(斜里国道)を「小清水原生花園」目指して進む。天気は快晴。
北浜を過ぎると、道は涛沸湖とオホーツク海に挟まれた細い洲の上を、ほぼ一直線に走る。ここを6㌔程行くと、夏場だけ営業する臨時駅「浜小清水」があり、その少し先に小清水原生花園がある。
08:15 原生花園到着 23㌔
さすがに道内でも有数の観光名所だけあって、観光バスも多数来ている。見物客も多い。そんな中に混じって展望台までは行ってみたが、花の見頃には未だ早いようだ。元々花を愛でる心が少ない私は、隣接する道の駅で牛乳を飲んだり、ソフトクリームうを食べたりして十分休養できたので満足する。
原生花園から国道R244はしばらく斜里の先まで内陸部を走る。私はなるべく海側を走りたく、鉄道に沿った道道を選び行けるところまで行く事にする。結局止別(ヤムベツ)の郵便局で現金を下ろし、その少し先で国道へ戻った。一路斜里の町を目指し、少し早いがそこで昼食をとる。
10:00 斜里着 46㌔
ここまでの平均速度は19㎞/hだった。これは私にすればかなりのモノで、おかげでゆっくりと時間を気にせずに休憩をとることができた。実に「休憩」が多いツーリングだと自分でも感心する。
例によって、このレストランでも帰りがけに氷をもらいサーモスに詰め込んだ。ありがたい事だ。(上はあいのり幕の内 ¥990)
11時に出発して14時には宇登呂の街に着いてしまった。途中、向かい風に悩まされたし、若干登りにもなるのだが、好天がそれを補って左程苦にはならないから不思議だ。ただ、「ああこれで知床へ来たんだ」と感じるという「オシンコシン滝」が、落石事故があったとかで閉鎖中で近寄れなかったのが残念ではある。
宇登呂の街は思っていたより大きい。知床の観光ベースとして賑っている。とてもそこからは「原始の知床」を窺い知る事は出来ない。今夜お世話になる「国設知床野営場」は街から激坂を登った温泉街の外れにある。広々としたサイトが広がり、野生の鹿が出没し、その外れの「夕陽台」からは宇登呂の街が一望できる。
14:50 キャンプ場着
受付を済ませ(¥350支払い)設営を済ませると(サイトが広いので反ってテントを張る場所に迷った)、歩いて数分の「夕陽台の湯」という公共の風呂屋に行って汗を流した。ここは一般が500円(町民は300円)で眺めの良い露天風呂まであるなかなかの施設だ。公的資金が投入されているようで、このような施設が道内至る所にある。
湯上り後、温泉街にある飲み屋兼食堂で夕食。お勧めの「そい」の煮物は美味だった。(定食で¥1000) やはりなんと言っても旅行の楽しみのかなりの部分は「食」にある。
18時半時頃、日没時間を見計らって店を出て、キャンプ場内の「夕陽台」に来てみると、温泉街から繰り出した人で溢れていた。ここは知床で数少ない名所らしい。上の写真はそれらが引き上げた後の夕景。残り物には福がある。かなり良い写真が撮れた。
その後は、明日の峠越えに想いを馳せながらテントにもぐり就寝。
0 件のコメント:
コメントを投稿