2010年8月30日月曜日

16日目 7月1日(木) 雨

納沙布岬を回り再度厚床へ戻る

コース 根室→納沙布岬→落石→初田牛→厚床
距離94.61㌔(道内885㌔) 時間5:49 平均16.2㎞/h

06:00 ホテル出発。 多少雨が降っていたが昨日の決断どおり出発。この先しばらく天候の回復は期待できない。コンビニでパンやジャムを購入。海沿いの高台をアップダウンを繰り返して進む。雨というより霧に近いかもしれない。リアの点滅燈をつける。突然、どこからかブーン・ブーンといううなり音が聞こえてきたが、アレは姿は見えないが風力発電機のブレードが風を切る音だろう。半島北側には中頃と先端部にしか集落がない。寂しい景色だ。



08:20 納沙布岬着 25.43㌔ 名称は不確かだが「北方領土館」のような立派な施設があり展望台などもあるのだが、開館前で、勿論客も居ない。雨模様ということもあり寒々しい限りだ。満足な朝食も食べていないので食堂を探したが未だ営業開始前、やっと見つけたラーメン屋で食べてたカニラーメンはいただけない。スープがダメなら具もお粗末過ぎる。典型的な「観光地」の食堂だ。記念写真を何枚か撮って(霧で北方領土は見えない)半島の南岸を通って戻る。                 

南側は北と比べてはるかに人家が多い。それにアップダウンも少ない。行きに要した時間の2/3ほどで根室の町に戻ったが市街地には入らず(ということはR44を戻る事はせず)根室本線沿いの道道R310からR142へのルートで厚床へ戻る事にする。

ほとんど住宅地の中の道を少し早目に左折したばっかりに(ショートカットできると判断)途中で道を失い、予定しなかった日本最東端の駅「東根室駅」前を通れたのは幸いだったがR142へ出方が判らなくなった。セブンイレブンで休んだ時に、客で来ていたトラックドライバーさんに道を尋ねると「そこまで載せていってやる」と言ってくれたがそれではあんまりなので辞退した。確かにわかりにくいのだがその運転手の説明が良かったのか、何キロか走った所でプロパーコースに乗れて、やれやれと走っていると、後ろから先般のトラックが来て「大丈夫だったか、そう、この道でOKだよ」と言って走り去った。ひょっとすると心配で追いかけて来てくれたのかなとありがたく思ったものだが、本当にそうだったのかな。

その先は北海道らしい道が続く。(つまり人家があまりない)屯田兵村の記念館があったりもする。昼近くになっても食堂がない。雨は降り続いている。

落石の交差点に着いても食堂がない。マップルで見てもこの先厚床までありそうもないのだ雨は降り続いており、かなり寒い。止むを得ず角のJOMOのスタンドに頼んで、事務所の中で昼食をとらせてもらった。手持の食パンとバター・ジャムだ。ところで今晩の宿が未定だ。根室の観光協会でもらっておいた旅館リストには厚床地区には一軒しか載っておらず、その「早坂旅館」に電話をしてみると、声の感じではおばあさんが出て、食事は出せないので素泊まりなら良いという事で予約が完了。これでひと安心。JOMOさんには暑く礼を申し上げて、自販機で暖かい缶コーヒーを買い込んで

13:20 落石 JOMOのGS発 68.5㌔ 落石からいったん根室本線から離れるが別当賀(ベットガ)でまた戻り、(この間の道路状況の記憶が殆んどない、雨の中だったのでひたすら漕いだのだろう。それでもほぼ平坦だったように思う)

14:55 厚床着 94.61㌔ 早坂旅館のおばあさんには一方ならぬお世話になった。靴を乾かすための新聞紙を大量にいただいたし、お湯をポットで何回ももらうし、朝食用に買った弁当を冷蔵庫には入れさせてもらう等々。昭和3年開業、当時は博労相手に大繁盛だったという早坂旅館はおばあさんの代で閉めるという。

夕食は「ラポール」ではなく焼肉「東光園」。手羽先が秀逸。

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