そこで今日は、久し振りに、少し離れた古巣のインターコンチネンタルホテル前の「川」に戻ってきた。やはり古巣は落ち着くが、今日も他に釣り人は居なかった。きっと桜が咲く頃までこんな調子だろう。
いつになく潮が引いていた。餌は「あおいそ」。そんな中、魚信はあった。当初はそれだけでも嬉しかった。(これで2月中の悲惨さが想像できるでしょう)しかし上げてみると「シマハゼ」ばかり。4・5尾はあげただろうか。
この写真で5cm程だ。このサイズでも浮きの頭まで沈むのだから「もしや!」と期待してしまう。しかしあわせたとたんに、手応えの軽さにすぐ、ハゼだ、と判りがっかりする。
昼前までは近くに住む「億ションKさん」が散歩の途中に立ち寄り、日本経済の行方や老後の過ごし方等についていろいろと話をしていたが「はぜ続き」に愛想を尽かして「釣れないから行くよ」と、つれない言葉を残して去っていった。
その10分程後、ちょこんと浮きが沈んだ。又か、と放っておくと今度はぐぐーっと沈み込む。明らかに今までとは違う。あわててあわせると、久し振りの感覚が竿先に感じられる。夢ではないか。さらにリールを巻き込むとずっしり重い。竿をしならせながら海面まで引き上げると余り見たことがない姿だ。一瞬「アイナメ」かとも思ったがどうも違う。さらに引き上げると異様に大きい目玉が目についた。「メバル」だ。以前6cmくらいの小メバルを釣った事があったが、本格的なのは今回が初めてだ。帰宅後計測すると20cmだった。大満足。
さあカメラで記録を撮ろうと獲物を針から外さずにぶら下げたまま、ふと対岸を見ると黒い服装の人がこちらに手を振っているのが目に入った。「オールドサーファーMさん」だ。しめた、この写真を撮ってもらえる。過去何回もMさんに写真を撮ってもらっているが、こんな素晴らしいタイミングで現れてくれるとは…。
待つ事数分でMさんがやって来た。最後は駆け足で坂道を降りてくる。「なに、メジナだった?黒い魚だったよね。向側から上げるところをずっと見ていたよ。」 我が事のように喜んでくれる。早速写真を撮ってもらった。いつもながらありがとうございました。
これから、煮付けにして夕食の準備にかかります。
本日の走行距離 12.09㎞
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