起き抜けに、眼下の湯布院の町が霧に沈み、その中から湯煙が登っているという珍しい風景に出会う。(写真を撮ったが、事情があって後日付け加えます)
( 6/2追加 右のチラリと湯布院お町が見えるが、ほとんど霧に沈んでいる。下からは湯煙 )
8:00 YH出発
このYHの名称は「カントリーロード」。主夫妻が出発に際し、「カントリーロード」のギター弾き語りで送り出してくれる。 別府でも一緒だったK内さんご夫妻、カブライダーのW松さんと一緒に記念写真。昨日せっかく稼いだ高度を一気に使って由布院の町に走り下り、街中の拠点交番で念のために、眼鏡の紛失届けを出しておく。
1時間程で「やまなみハイウェイ」に出る水分トンネルを抜けたが、工事中の片側通行で返って安全に通れ助かった。何せ、そこまでの登りで、今日の「足」を使い切ってしまったので、上り坂になっているトンネルを走り抜けるのはとても無理な状態だった。ここまでで10㌔足らずなのに、この先いったいどうなるのだろう。
事前調査の上では「阿蘇」まで66㌔。時速10㌔計算で約7時間。休みを入れて8時間。しかし1300㍍の峠を含み3つの峠を越えることを計算に入れ、さらに昨日の消耗度を考えて、到着は18時を想定した。それにしても、わずかな傾斜の登りでも持続が難くなっているので、実に不安な道中だ。なにせ当分はきつい坂とゆるい坂しかないのだ。
第一の目標の「朝日台」に着いたのは
11:20 27.14㌔ 標高920㍍ どれほど押し歩いたかはっきり覚えていない。相当歩いた。感覚的には半分歩いたような気がする。ここで早めにそばセットの昼食を摂ったのだが、店のおばちゃんの話によると、ここからダーと下って、飯田高原。その後長者原まで登って、さらに延々と「牧ノ戸峠」まで登らないと阿蘇にはたどり着けないという事だった。おおよその事は分かってはいたが、現実に聞かされると、へこむ。
食後の走りは、今日初めての快感。車の通りも少なく、思いっきり下りの爽快感を味わった。今日の最高速度、時速55.5㌔は多分この時だったと思う。
しかし、快感のツケは再度の登りに跳ね返ってくる。再度1035㍍の長者原まで登るのだ。それでも、その長者原を出発したのが13:20だから、この時点では18:00阿蘇着は確信出来た。が、そこからの「牧ノ戸峠」までの登りは苦行だった。道標で「峠まで5㌔」の表示があり、全部歩いても14:30には着けると腹をくくって登ったところ
14:10 牧ノ戸峠 到着 39.71㌔ 1330㍍
天気は薄曇り、気温は多分22度位。昨日よりはよほどしのぎ易い。ここはいろんな山への登山口になっていて、駐車場は賑わっている。老年登山者、女性登山者が多いような気がする。
とは言っても距離的には半分と少ししか来ていない。休憩もそこそこに走り始めたが、全くの杞憂だった。
オーバーに言えば、阿蘇まで漕がずに来られた。それも豪快な下りと高原の快走が待っていた。
写真では分からないかも知れないが、とにかく気持ちの良い道だ。
阿蘇の街へ入ってからは普通の街走りで、結局
16:35 阿蘇駅近くのホテルにチェックイン。 74.08㌔
実働 5:45 で 平均時速 12.8㌔ だった。按ずるより産むが易しと言う事か。
問題は明日だ。もう一日阿蘇周辺で過ごす予定なのだが、現ホテルは連泊には値しないので移ろうと思っているし、天候は弱雨。宿泊先、行動予定‥、これから決めなくては。
目下、PCが部屋で自由に使える環境ではないのが辛い。