駅方面に向かって走り始めた途端に「民宿阿蘇のふもと」の看板が目に入り、ここで駄目なら、阿蘇滞在は諦めて、一気に高千穂まで行ってしまう積もりで電話してみるとOKの返事。泊まっていたホテルが見える距離だ。
早速行ってみると、すぐに部屋に入ってもいいよ、と破格の申し出。荷物だけを降ろし、置かせていただき、10数㌔のところにある「草千里」を見に行く事に決めて、完全雨対策で出かけた。
いきなりの激坂から始まり、その後は「きつい坂」と「ゆるい坂」の連続で、よく歩いた、いや、ほとんど歩いた。
森林地帯を越えると、上の方は牧場地帯で、牛や馬が飼育されている。せっかくの景観なのだが雨で山も雲に覆われている。
11時近くになっても辿り着かず、腹も減ってきたし、今まで見てきた原っぱが草千里だと思えばいいや、引き返そう、と思いかけたとき、300㍍程先に道標が見えた。近寄ってみると「草千里3㌔」の表示。3㌔なら、まだ歩ける。
11:30 やっと着いて、やれやれこれで昼食と思って、レストハウスに入ってみれば、団体サンの対応が大変で、個人の客は待って欲しいという。外のベンチで煙草など吸っていると、中国人の団体だった。まあ、うるさい。待たされた腹いせではない。実にこの手の団体はどこにでも居た。たくさんお金を使ってくださいね。
《草千里》です。高菜ラーメンとミルクをいただいて
12:45 出発。
帰路の路面は要注意だ。湿っているし、霧が深い。慎重にヘルメットを被り走り出したが、後ろブレーキがほとんど効かない。怖かった。この間MAXは41.5㌔だったが、たった30分で民宿に帰り着いた。往復29㌔の遠足だった。
宿の女将が、丁度出来たところだといって「何とか汁」(鶏肉・里芋・にんじん・豆腐・蒟蒻などが入った塩味の汁)を出してくれた。温まり、美味かった。(「素泊まり」という事で受け入れてもらっている。)
夕方からは近くの「夢の湯」で温泉療養。普通・露天・冷水の3種類を順番に3セットやった。
明日は55㌔程の高千穂へ向かう。不安だらけ。「ジャンジャン降り」だったら止めるのに‥、とアホな事を考える。
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