改めて記すと以下は6月4日(18日目)の記録です。(W杯で日本が大会出場を決めた日です)
その前に、前日夜の高千穂神宮の観光用夜神楽の写真を一枚
150人位集まっていた。ほとんどホテルからの団体さん。中身は面白かった。本当はこれを村ごとに夜通し演じるというのだから、伝統ってすごいものだと思う。 わが地元、横浜の岸根町にも「岸根囃子」っていうのがあって、副会長さんなんてそれは上手いものだ。
さて、4日です。この日は目的地を西に50㌔程行った山都(やまと)町に決めていた。これは旅程と登りの関係だけで決めた。ただ、昔読んだ「邪馬台国はどこか」関連の本で、大和政権との絡みで高千穂のそばには「やまと」があると、この山都が大和に比定されていたような記憶があり、「ここがそうかな」と思ったことも少しは関係するが、要は、たまたまそう決めただけだ。もちろん同地には何の知識も持ち合わせていない。今回は「結果オーライ」だったから良かったようなもので、やはり下調べは大事な事を、またも知らされた。それは後で…。
6:15 おばあちゃん(世話になったペアレントさんの実母)に見送られユースホステル出発。標高600㍍の津花峠が頭にあり、こんな早い出発にしたのだ。
早速に歩き始めた。こんなにも登ってくる。が、余裕?で歩く。
8:30頃 トンネルの入り口に着く。 14㌔
走れる歩道はない。車は結構来る。しかもここは947㍍と結構長い。臆病者のおじさんは10分位、お茶を飲んだり、煙草を吸ったり、タオルで顔を拭ったりグズグズ、ウジウジしたのだが、意を決して、ヘルメット、持てるライト(4個)を全て装着・点燈の上、ミドルギアで突入した。前半は登りになっていて、死ぬほど苦しいが、後ろからのエンジン音の恐怖の方が強く、何とか突破した。抜けた時には8:45になっていた。
ここからは、サイクリングだった。なんか久しぶりに「自転車旅行」に出たような気分。
上は10時頃のものだが、何を撮ったのか今では不明だが、気分の良い道と爽やかな気候を感じていただければ幸いだ。少しは楽しさが伝わると良いのだが。
昼は道の駅「清和文楽邑」でコロッケの定食を食べたのだが、大事な点は、ここで始めて「山都」の情報を得た事だ。
「通潤橋」というのをご存知だろうか。石造りのアーチ橋の中央から左右に勢いよく水が流れ飛んでいる写真を見た事がないかな。私はあった。これは山都にあったんだ。しかもありがたい事に、街道脇の道の駅に隣接してあり、その他にも近くに水関連の色々なものがあるという。実を言うと通り過ぎぎて来た幣立神宮も相当なものらしいが、知らなかったのだから仕方がない。
宿に入るのにまだ時間があり過ぎる悩みはこれで一挙に解決した。
これはちょっと寄り道した所にある「円形分水」といって、農業用水を地域毎にある比率で分配する装置なのだが、初めて見た。現代技術のもので、古いものではないが、その説明を読むと、この辺りが水で苦しんで来た事が良く分かる。
これが「通潤橋」。重要文化財に指定されている。今日は水は噴出していない。もちろん上がって渡ってみた。まだ、現役だそうだ。150年以上経つがビクともしていない。大したものだが、ローマの古代遺跡の水道橋は2000年経っているしなあ…。
この橋の裏山をドンドン下っていくと五老ケ滝が見られ、滝壺まで下りられる。しかし、相当足にくる。もちろん行った。
そんなこんなを見たりしているうちに15:30いなり、途中から予約した旅館(これがまた近いところにある)に投宿した。いい感じの商人宿といった趣だ。
街中には「八朔祭」という地元の祭りに町内毎に作ると言う巨大なモノが至る所に展示してある。自然物だけで、毎年テーマに沿ったものを作るのだという。今あるは去年のモノ。
夕食後はTVでW杯予選、日本ーオーストラリアを観戦。これも結果オーライだった。
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