2010年1月11日月曜日

新年初仕事


実は昨年末娘一家が我が家へ遊びにきた時に、娘が私のレコードの一枚を聞きたいというので、我が部屋のプレーヤーに載せたところ、どこか痛んでいたのだろうか回転しなかった、という事があった。そう言えばここ何年もレコードをかけた事はなかった。ついでにと思い、オープンリールテープデッキも試したところ通電はするもののリールが回転しない。恐らく伝動のベルトが切れた、リレースウィッチがいかれた程度の故障なのだろうが、修理をしようという意欲が湧かない。とは言うものの、手持の音源(LPレコードやオープンリールテープ)がかなりあり、それぞれ思い入れがあるものも相当数あるので結局、レコードプレーヤーとテープデッキは新たに購入する事にした。


とは言っても新品を購入すれば両方で数十万円にもなり、(そもそも現在ではメーカーが限られており、製造されているのは超が付くほどの高級品しかない)私の余命と経済力の関係からヤフオクで落した。


両方とも入手してみると現金なもので、システムをきちんと並べたくなり今度はラックが欲しくなってきた。                                                           
写真でお分かりのように、我が部屋は屋根裏部屋で垂直な壁というものがほとんどない。そこに納めようとすると、もう自作するしかない。設計には3日かけた。ミリ単位の線を引いて何遍もチェックして完璧を期した。今回は切断作業を減らすために1×4木材だけで組み立てたのだが、出来上がってみると、しみじみ己の技術力の拙さがイヤになってくる。設計は問題ないのに出来上がりは、平気で数ミリの狂いが出てきてしまう。多少は元の木材のカットが怪しい面もあるのだが、やはり材木への線引きのいい加減さとその線に沿ったカットが満足にできない未熟さが原因だ。修行が足りない。            
ラックの出来とは全く別の話しだが、オープンリールテープの音の良さには改めて感心した。40年前にエアチェック(多分死語だろう。レーコードが買えないというより、なかなか手に入らない音楽を主にFM放送からテープ録音したもの)したテープが素晴らしい音質そのままに再現される。気のせいかCDなどより余程クリアではないかと思う。                                          
これで、老後の楽しみがひとつ増えたのだが、以前使っていた台の解体や部屋の模様替えまで絡んできたので、相当疲れた。


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