2012年12月31日月曜日

2012年 総括

去年と同様に大晦日の今日、センター南のシネマ109に、明日観る積りの映画の予約に行ってきました。晴天で気温もそこそこ、気持の良い走り納めができました。約20㌔。これで今月のトータルは240㌔です。まあ、普通です。300㌔の目標には、あと1回八景島往復が必要となるところです。

さて、2012年のまとめです。ざっと今までの軌跡を辿ってみると

06年(8月~12月)     1090㌔
07年              6531㌔ (累計 7621㌔)
08年              6155㌔ (   13776㌔)
09年              5021㌔ (   18797㌔)
10年              4423㌔ (   23220㌔)
11年              4513㌔ (   27433㌔)

というところでした。1年に1回の長距離ツーリングでは年間4500㌔くらいが限界のようです。何とかこのラインは維持したいと思っていたところ

今年のデータは

12年       4747㌔ (累計32180㌔)

と、何とか満足のいく結果を残せました。めでたし、めでたし。来年に繋げたいものです。

来年の予定は、大筋決まりました。

東京から徳島へフェリーで渡り、瀬戸内を走り、今治からしまなみ海道で尾道へ渡り、呉まで走り、またフェリーで松山へ渡り(ここは以前走ったコースの逆走)、内子や大洲を通り、八幡浜から再度フェリーに乗り別府に渡ります。 

別府から湯布院、阿蘇、高千穂を抜けて熊本へ、八代まで下って、人吉からえびの高原、霧島を通って志布志へ抜けて、そこから東京までフェリーという、かなり壮大なプランです。

元々は九州の中心を走ろうというところからスタートしたのですが、四国の寄り道を加え、アクセントとしました。1100~1200㌔位でしょうか。6月~7月にかけてを予定しています。

自転車は現在のGIANT。事前にフロントのコントロールワイヤーとリアブレーキセットは交換予定です。多分これが最後のご奉公になると思います。さすがにキャンプは取り止め、身軽に行きます。
目下、安宿の目星を付けているところです。それともうひとつ、小型ノートPC或いはタブレットのようなものを持参しようか迷っています。

皆様、良いお年をお迎えください。







2012年12月5日水曜日

11月の走行距離 ほか

まず先月11月の走行記録から。

走行距離 180㌔  通算 31,964㌔ でした。 先月の313㌔と比べるといかにも少ないのですが「走ろう!」と意識しなければこんなものです。

それともっと大きな理由は、先月22日~12月1日で「スペイン・ポルトガル10日間」という格安ツアー出かけた事です。「気まぐれ」と言ってしまえばそれまでですがポルトガルの「ロカ岬に立てる」という一点が決め手でした。

何と言ってもここはユーラシア大陸の最西端です。日程的には最終段階だったのですが、ポルトガルのリスボンから数十分のところです。雨が降ったり止んだりの朝で、着いた時には、折り良く雨が上がり、大西洋には虹がかかっておりました。相当強い風が吹き付けていました。

まあ、これだけでも十分満足です。

殆んどがスペイン国内でバルセロナ、バレンシア、マドリッド、トレド、グラナダ、コルドバ、セビーリアなどの定番の都市を巡りました。

こんな教会を観たり



こんな城を観たり

 

しかしながら、「自転車関係者」としては、その都市の自転車を中心とした交通行政のあり方や、自転車の地位、扱われ方、自転車乗りの品格など細かく視察してきました。


気が付いたことを列挙しておきます。(主にスペインですが)

・ 歩道を走る自転車は一台も見かけなかった。
・  駐輪施設が至る所にあり、「こんなボロ自転車にそこまでするか?」と思えるほど頑丈なワイヤーロックやチェーンで括りつけてある。
・ 意外とロードバイクは少なく、見かけたスポーツバイクの殆んどはマウンテンバイクだった。
・ 公共の「チョイ乗り自転車」のシステムがあるようだ。

そんなこんなで帰国後久しぶりに自転車通勤をしたところ(約2週間ぶり)、「こんなに身体がなまってしまったか?」と驚くほど足が動かなくなっていました。やはり日々のトレーニングは必要なようです。

2012年11月2日金曜日

10月の走行距離など

先ず、今月の走行距離などから…

走行距離 313㌔   累計 31,784㌔

この距離にはかなり満足です。ベイサイドマリーナ方面への3回の走りに加えて数度の釣行、さらに区役所方面への実務利用と通勤で300㌔を越えられました。これで2ヶ月連続で300㌔オーバーです。

普通ではこうはいきません。実は、来年への計画が芽生えつつあるのです。輪行スタイルに変えようかとも考えていたのですが、やはりもう一年は実走に拘ってみようと思い始めました。この前の「狩野川サイクリング」でちょっぴり自信が保たれたような気がします。

来年春のツーリングは、霧島・えびの高原・高千穂・阿蘇高原と九州の中央を縫って縦断しようというものです。志布志から入り、門司から帰る(或いは逆)コースです。山岳地帯を通るのできつい旅にはなるでしょうが、楽しめるコース設定を考えたいと思います。雄大な景色と歴史が存分に楽しめそうです。また、温泉の楽しみも生まれるかもしれません。

2012年10月17日水曜日

久しぶりの夜釣りで釣果


半年振りくらいになるだろうか。久しぶりに釣りを再開しました。自転車旅行の前に予行演習として少し通って以来になります。14日と15日と続けていつもの「インターコンチ」前の通称「川」でそれぞれ2時間程度試したのですが釣果はゼロでした。魚信すらなく、もう横浜港には魚がいないのかなとすら思いました。

そこで今日は時間も場所も変えて再挑戦です。夜釣りにチャレンジです。場所は「象の鼻」、「赤レンガ倉庫街」の側です。
  

横浜でも代表的な観光地で釣りをするなんて贅沢な事ではあります。この季節になると夜は少し寒いくらいで、2枚重ね着をしてその上にウィンドブレーカーを着て丁度良いくらいです。

5時位に開始。写真の右下の赤い点が「光浮き」です。魚がかかると、これがスーと水面下に沈みキラキラと左右に走り、昼間の釣りとは違った視覚的興奮が得られます。


2時間半ほどの間に、何と写真のようなサイズの「メジナ」が4尾上がりました。メジナは引きが強く、結構暴れるので、釣りがいがある最高の獲物といえます。多分1年ぶりの再会かも知れません。他に20㌢程度のハゼもあがり、嬉しい釣行でした。

捌いて持ち帰ろうか迷いましたが、面倒になり全部リリースしました。次回からは食卓にのぼらせます。できれば刺身にできる程度のサイズが欲しいものです。   

2012年10月1日月曜日

狩野川100㎞サイクリング等




7月半ばに東北・北海道ツーリングから戻ってから2ヵ月半が経ってしまいました。その間の一番の話題は2人目の孫の誕生でした。健康そうな男の子でひと安心です。

また、町会事業の盆踊り、敬老のつどい、見守り事業の展開などの合間を縫ってのセーリング、「映画の会」のパーティーなど、そこそこに忙しく過ごしていました。

そんな折に甥から誘われたのが標題の「狩野川100㎞サイクリング」(9月30日)でした。甥に誘われたと言いましたが、元はといえば、その妹の姪の提案だったそうです。自転車娘で面白いサイクルパーツクッキーを作ったり、伊豆の自転車オタクと結婚までしてしまった(ついでについ最近赤ん坊まで作りました)例の姪です。兄に自転車の楽しさを教え、スポーツバイクをプレゼントしたやさしい心根から、イベントの紹介までしてくれた訳です。そんな経緯があり、同行を打診され、「もちろん参加」を表明したら、数時間後に彼女から「エントリー完了」のメールが届いていました。それが8月の末頃だったと思います。

それからのひと月は、トレーニングと車体整備が一番の関心事となり、久しぶりのサイクリング(八景島コース2回)をしたり、スプロケットやチェーンの油汚れを落としピカピカにしたりして、いよいよ当日を迎える事になりました。

私自身、殆んど単独で自転車生活を過ごしており、そのようなイベントに参加するのは2007年の「東京シティーサイクリング」(これは例の姪と参加)以来の事で、 ワクワクしていました。

舞台は伊豆半島の付け根辺りの狩野川流域で、大仁を中心として南北のコース100㎞です。レースではなく「楽しく走りましょう」という趣旨の大会ですが、地元自治体、国土交通省、警察なども巻き込んだ大掛かりなものです。因みに参加費は4000円。

時に台風17・18号が日本近海にあり、当初心配された18号は大きく東に逸れひと安心と思っていたとき、強大な17号の動向が怪しくなってきました。その速度が速まるとドンピシャリでぶつかるかなというきわどさになりました。そんな懸念を抱きながら、前日、甥の車に自転車2台を積んで出かけました.

ついでといっては何ですが、例の伊豆下田に嫁いだ姪が2週間ほど前に出産したので、その祝に寄り道をしました。とても可愛い男子で、つい長居をしてしまい、大会出場手続きにギリギリで大仁まで戻る事ができました。その後宿(長岡温泉)に直行。温泉と美味しい食事、即就寝と翌日の早朝出発に備えました。

翌朝7時過ぎに大仁の会場に着いてみると、下の写真の賑わい。700人の参加だそうです。皆さん自慢の愛車(もちろん殆んどがスポーツ・ロードバイク)・自慢のスタイルでそれは華やかなものです。

7時半からのミーティングで台風に備え、42.195㎞へのコース短縮を告げられたが、主催者も苦慮の末の決定だと思われます。それでもその時点では良い天気でした。


     ( 河川敷の集合会場風景 )

    ( 首のバンダナが参加証 )

結局一山登って下ってくるという単純なコースになりましたが、2人ともそれなりにバテて無事ゴール。抜かされる事はたくさんあっても抜かす事は滅多に無く、それでもたくさんの人と一緒に走る楽しさを十分に満喫しました。

やはり、登りの力をつけなくてはと2人で反省しつつも、本心では、半分になって良かった!いんちき完走証明書にスタンプをもらい、昼の弁当を支給され終了。その時点では(多分)11時半くらい。まだ、良い天気。

東名経由で横浜の我が家に着いたのが3時前。まだ、良い天気。思ったより17号の速度が上がらなかったようです。

そんなこんなで

9月の走行距離 453.08㌔   積算走行距離 31,441㌔。


2012年8月14日火曜日

2012年 東北・北海道ツーリング 総括


2012 東北・北海道ツーリング 総括

今回で8回目となったロングキャンプツーリングだが、いろいろな意味で総仕上げといってもいいような.充実した旅行となった。

回数を重ねる毎に徐々に、コースの選定・スケジュールの立て方・装備や走り方など、基本的な考え方やスタイルが決まってくるものだが、今回ほど自分の体力や好みとうまく折り合えたツーリングは過去にはなかった、と思う。

それもこれも、今回は過去には無かったほど日程上の余裕があった、という事に尽きるのだ。

今までは、例えば、クラス会があるのでそれまでには…、とか、納骨式までには、というように帰着の日が厳しく限定されたものだが、今回はそれを免れていた。

そもそも今回の旅行の総距離を1500㌔と想定し、一日の行程を70㌔として22日。雨の日やその他の事情で走れない日を+3日、そして帰途のフェリーと陸路で+2日、合計27日と想定した。

そこで仕事を6/17(日)~7/15(日)までの29日間休ませてもらい、さらに余裕をもってスケジュールを確保した。

前半は一日100㌔越えを何日か走ったおかげで、北海道に渡った後は確実に余裕をもって以後の行程を確定する事ができた。

1. 身体  初日に両脚が攣った(多分熱中症の初期症状)以外は全く故障がなかった。風邪も引かなかったし、怪我もなかった。只、その日の走行が90㌔を越えてくると、疲労感が以前より強くなったかなとは感じる。

2. 車体  一回のパンク、ブレーキワイヤーの外れと軽微なトラブルだけで済み、重大なものは何も起きなかった。3万㌔以上使った自転車としては上出来だ。もちろん、日頃のメインテナンスの良さがあっての事でもあるが…。

3.キャンプ  前回キャンプ装備をしながら一回しかキャンプができなかった反省から、なんとしても快適なキャンプ生活をしたかったのだが、今回は宿泊の半数近くをキャンプで過ごす事ができた。時間と体力に余裕があったのと、良いキャンプ地に恵まれたおかげだ。

4.脇道・自転車道  幹線国道は概ね走っていて楽しくない。殆んど無個性で、変化が無く飽きてくるものだ。初心者の頃は全てに自信がないので、確実ルートとして国道だけを走ったものだが、そんなに遠回りではなく、県道、道道、広域農道など各種のルートがあり、そちらの方が交通量が少なく、生活の臭いがし、景色が良い事が多い。「自転車道」というモノもマップルには記載があり、お勧めのモノが多い。車の通りがなく、鉄道の廃線跡だったり、土手の上の専用道だったり、行政の気まぐれとしか思えないものまで色々ある。また、幹線道路と並行して脇道(旧国道)が通っているケースが多く、走りやすい事が多い。今回は意識してそれらを選んだのだが、上手くいったのではないかと思っている。

5.釣り 3回も釣りをする事ができ、そのうち2回は釣果があり満足している。何とか「ライド & フィッシュ」というスタイルを確立したいものだ。餌の問題が残るので疑似餌について調べようと思う。

6.峠越え いくつかの峠を越えたが、殆んど漕ぎ上がれたような気がする。大した峠が無かったと言えばそれまでだが、そんなに押し歩きをせずに済んだ事は、やはり、純粋に嬉しい。

最後にトピックスを

雨対策として今回購入したのが下の写真のアディダスのアウトドア用シューズ。雨具をいかに上下固めても足元には問題が残る。シューズカバーというものもこの世にはあるのだが煩わしい。究極の雨仕度は「濡れても構わない仕度」で、足元は裸足に限ると考えている私だが、それでは足の保護が疎かになる。

そこで前回はクロックスにしたのだが、ホールド感がいまいち。そして巡りあったのが下のアディダス。素材は柔らかいウレタンのようなもの。かかと部分はゴムの入った厚い布製で簡単に踏みつぶせ、サンダル状になるのでキャンプ等では便利。結果として、ズーッとこれだけをはき続けたのだが、ひび割れなどの劣化も起きず、良い選択だったと自負しているのだが、足の甲の部分にある多数の穴のために、そこだけが日に焼けてしまい、刺青模様になってしまったのは困った事だ。


 


以上で「2012年 東北・北海道ツーリング」 完結

2012年 東北・北海道ツーリング 経費

一応、経費一覧を日毎、費目毎のマトリックスでExcelで作ったのですが、私の知識と技術ではこのブログにコピーできませんでした。そこで、以下に費目毎の集計を載せておきます。

宿泊費(ホテル代、キャンプ場代)            63,450 円
交通費(全てフェリー等船代)               19,480
外食費(食堂・レストラン)                                     27,818
食料・お菓子代(コンビニ弁当・おにぎり等)             11,483
飲物代(ペット茶・缶コーヒ・アイスキャンディ等)        11,983
タバコ                                     11,480
その他(入浴料・ホテルPC・土産・電池等)                6,785

合計金額                          152,479 円


これで、「自転車旅行は安上がりだ」という考えが、必ずしもそうではない事が判ってもらえると思います。

それでも、私自身の過去の経験から言えば、24日間のツーリングとしては、思ったより安く上がったと感じています。10万円所持で出発し、途中で5万円+1万円をおろして、帰宅時には財布に若干残っていたので、大体こんなものかとは思っていました。単純に1泊あたり6,600円見当です。全23泊(内船中泊1泊)の内10泊もキャンプができた事が大きく影響しています。

去年の九州・中国ツーリングが27日間で23万円かかったのと比べるとその差は歴然としています。

実際には出発前に準備したご飯・ガス・電池・薬などの出費がありますが、それらの総計は2~3千円だと思います。

とは言いながらも、この金額は一般的な自転車旅行者よりは相当多いと思います。ホテル代、外食代で全体の60%なので、「野営・野宿のみ、原則自炊」でいけばかなり安くあげられるはずです。若者の中には1日千円以内という原則で旅を続けている者すらいます。まあ、それはそれでアリかと思いますし、楽しいかも知れませんが、大人の私は安全・快適のためには、上記程度の経費は納得の金額です。贅沢を求めてはいませんが、ケチケチ旅行を求めてもいません。楽をしたい時には楽をし、美味いものを食べたい時には食べるし、必要で、納得できたものはいつでも払う用意があります。これからもこの姿勢は変わらないと思いますし、そのような境遇で居られたら幸せです。

2012年8月10日金曜日

7月10日(火)23日・7月11日(水)24日

第23日目 7月10日(火)  船中泊 → 大洗 → 荒川沖

昨晩はバイキング夕食の後、船内シアターで映画「アンストッパブル」(実話の列車パニックもの)を観て就寝。エコノノミーの大部屋は数人の客しか居らずゆったり、ぐっすり寝られた。

6:00 起床

デッキを散歩する。海側は光が差しているが、陸側は曇っている。まあ、今日の走りには問題は無さそうだ。

朝食前にタップリ入浴。しかし、足首付近がかきむしりたくなるほど痒い。毎回の事だが、これが帰宅後も数ヶ月続くのだ。しかし、この程度の支障は「走り」には影響がないので気にはしない。尤も、いつかの北海道の時のように腫れあがって熱をもったり、爛れてきたりすると病院のお世話になりかねないので用心は必要だ。また、「小奇麗な自転車旅行者」を心掛けているので、帰宅に備えて髭も剃りました。

朝食後、映画「ナイト アンド デイ」(北北西に進路をとれ」のような巻き込まれ型スパイアクション)を観たり、読書をしたり、記録をつけたりで過ごし、パンとカップメン(210円、高い!)の昼食をいただき、

定刻前の13:45 大洗入港

14:15 フェリーターミナル出発

走り始めると、実に脚が快調に動き(十分に休養をとったせいか?)18:00まではとにかく走る積りでいたのだが、この帰途ルートで2回泊った事がある荒川沖 のホテルの看板が見えた途端に「もう、いいか」と感じて(多分、走っている水戸街道R6が楽しくないからだと思う)終わる。

走行距離 59.09㌔ 最高速度 42.5㎞/h 走行時間 3:20 平均時速 17.7㎞/h




第24日目 7月11日(水) 荒川沖 → 横浜(自宅)


前日に買っておいたおいなりさんの朝食後

6:20 ホテル出発 天気は晴れ

やはり内地は蒸し暑い。気温表示は28度なのだが、それ以上に感じる。

あまり楽しい事がないR6だが、スカイツリーが見えてくると、いよいよ東京だなあと感じられるのは新発見だった。きっと、東京のシンボルとして親しまれる事だろう。

 (10:05 新葛飾橋からスカイツリー)


10:30 58.40㌔ 立石のロイヤルホストでスクランブルトーストのランチ 

(11:48 浅草通り)

12:55 都心のビジネス街を抜け、芝の公園で休憩

日本橋の手前からサラリーマンの昼食時に出くわすようになるのだが、本当に日本の夏の男の首からネクタイが消えたのを実感する。無数の男を見かけたり、すれ違ったりしたが、ネクタイ着用者はたったの2人だった。

(私はこのように、常にその町、土地の様子を観察をしながら走っているのです。気分は軍隊でいうところの「偵察隊」・「参謀旅行」です。)

いつものように国道15号線(第一京浜国道)を走り

16:00 横浜の自宅 帰着

(16:02 家人撮影)

走行距離 93.31 最高時速 38.0㎞/h 走行時間 6:44 平均時速 13.8㎞/h


これで今回のツーリング記録は終了です。総括とか諸データは次項に譲りますが、出発前と帰着後の身体のデータを記します。


           出発前        帰着直後         

体重       72.7㎏    →  67.3㎏

体脂肪率    21.1%    →  15.4%

内臓脂肪     14      →    11 

今回のツーリングでは大分「ダイエット効果」があったようです。


2012年8月8日水曜日

7月9日(月) 22日目

第22日目 7月9日(月)  東室蘭 → 苫小牧(乗船)

6時起床 雨が降っている。しかし予報は曇り。

ホテルのサービス朝食を食べ、一応チェックアウトをして、積み込みをしたりして、フロント付近をうろうろしていると、青森→函館のフェリーで一緒だったY日さんとばったり会った。実は彼とは函館のホテルが一緒だったので、その晩はメシでも一緒に…、などと話しはしていたのだが、縁が無かった。彼は私より少し歳が上で、車にトライアルの250ccバイクを搭載して気ままに道内を放浪する青森、八戸の住民だ。結局、その意味が殆んどわからなかったのだが、苫小牧のフェリーターミナルの駐車場に車を置いて、ここ、室蘭にはバイクで来ているという。そもそも、車にバイクを積んで…、というのがわからない。どちらかでひとつで良いではないか。しかし、念願の放浪の旅に出られて嬉しくて堪らないという感じが何とも好ましい人だ。そんな彼が、雨の日の走りは楽しくないから今日はここに留まれとしきりに誘う。

ややもすると心が動くのだが、フェリーの予約も済ませてあるし、今日は曇りの予報でもあり、何とか振り切るように、9時にはホテルを出発した。

9:00 ホテル出発。目的地は苫小牧フェリーターミナル。約70㌔の予定。


フェリー の出航は18:45。 17:00くらいまでにターミナルに着けば十分だ。余裕十分!

今回のツーリングではよく側道を走ったものだが、現金なもので、旅も終盤に近付くと、「ここまで無事に来たのだから、ここで怪我などしてはつまらない」とばかりに念を入れて安全策をとり、95%側道を走った。R36(室蘭から37→36と名称が変わる)は太平洋に沿って室蘭本線と並行して走っている。

曇天で少し寒いくらい。途中で雨具の上着を着込んだ。3つほどミニ峠を漕ぎ上がり

11:50 40.80㌔ 白老の卵屋さん「マザーズ」に到着

ここ「マザーズ」は3回目だ。前の2回は、わざわざ苫小牧からここへ来るために往復している。室蘭方面からのアプローチは初めて。レストラン・カフェの開店が11時だから、丁度良い時間だ。平日だと言うのに、お客で賑っている。

(マザーズ外観)

今日の注文は「たまごかけご飯」(350円)。前2回は親子丼をいただいたが、他の人が食べている「たまごかけご飯」がとても美味しそうに見え、次の機会には是非…と狙っていた。この値段でたまごのお代わりは自由。(だが、持ち出しは不可)


独特の専用醤油と相俟って食が進む。一杯のご飯にたまごを2つかけ、ご飯をお代わりして(150円)また2つ。

同じ敷地内のカフェに席を移し、ストロングブレンドのコーヒーとミックスシュークリームでまったりと時間を過ごす。何時来てもホッとする明るい雰囲気が好きだ。もっとも、毎回旅の終りに寄るのでその安堵感も手伝っているのだろう。

(卵屋さんである証拠の自販機)

13時くらいに出発

しばらく行くと「白老ファーム」とか「社台ファーム}などの名称がつく牧場地帯が続き、北海道の名残に広域農道を10㌔以上走り、最後の雰囲気を味わった。

(R36を外れて広域農道を走る)

15:15 74.97㌔ 苫小牧フェリーターミナル着


ターミナルへのアプローチを見過ごし少し余分に走ってしまったが、十分に余裕をもって到着した。前々回の北海道の時、90%遅刻を覚悟で死にそうになりながら走りこんだのが思い出される。

今回の切符はエコノミークラス、大部屋だ。老人割引運賃と自転車運賃合計で8940円は断然納得の安さだ。マットレス・シーツ・毛布があるのだから十分だ。しかもシーズン前なのでそれ程混みあうとは思えない。

乗船直後には大浴場で入浴。うっすらと晴れてきて、浴場の窓からは陽が差し込んでくる。「ああ、終わったな」としみじみ思う。

走行距離 74,97㌔  最高速度 42.5㎞/h 走行時間 4:29 平均速度 16.7㎞/h


7月8日(日) 21日目

第21日目 7月8日(日)  豊浦 → 東室蘭


5:00  起きてすぐに釣り岸壁に直行。 日曜日とはいえ、驚くことにもう数組の先客がいる。

一昨日の夜に買ったイソメは、昨日ほとんど使ってしまい、わずかに残ったヤツもほとんど死にかけていて臭い。 それでも、たった一匹だが釣れた、という事は魚影が濃く、魚がスレていないということなのだろうか。
(本日たった一匹の釣果)

1時間ほどで切り上げて、テントに戻り、食事、撤収作業をしていると、大勢の地元の方が、それlこそ老若男女総出という感じで、公園、浜辺の清掃作業を始めた。皆さんポリ袋を手にして慣れた様子で手際よく進めてゆく。今日は町内一斉清掃の日なのだそうだ。

ありがたい事に、キャンプ中の私のゴミもついでに、一緒に処理していただいた。
(皆さんの清掃作業が一段落したところ)

8:30 キャンプ場 出発   ついに誰も追加の使用料の徴収には来なかった。

今日は室蘭までの予定。60㌔程なので、R37をのんびり、ゆっくり行く積りだ。(このペースがベストのように思える。要するに楽チンなのです。)

ものの30分ほど走ると、ちょっとした覆道があり何の気なしに走りこむと、S字にくねって続き、さらに続いて500㍍のトンネルが続き、それも全体が下りなので久しぶりに緊張し、ヘルメット着用で走り抜けた。出た所は洞爺駅付近だ。

9:45 11㌔ 気まぐれでアルトリ岬方面に国道を逸れてみる。

住宅地を抜け海水浴場などを見て走ってみるが、やはり地方道は国道と違い穏やかに走れるが長くは続かない。

10:10 15.3㌔ R37復帰

(R37 10:30 長流川鉄橋から、遠くに見えるのは道央自動車道)

10:30 長流川を越える

11:15 25㌔ なかなか食堂が見つからず、結局建伊達の町外れで寿司&ソバセットの昼食

昼頃出発 日差しが出てきて相当に暑くなっている。

うかつながら、室蘭について、その地図的・交通上の情報をほとんど持っていない。だんだん室蘭に近付くにつれて、「室蘭・白鳥大橋方面」という標識を目にするようになってくる。そして、展望台まで登ると右手にきれいで長大な吊り橋が見えてくる。「あれを渡れば室蘭かあ、それにしても渡るのは怖そうだなあ」などと思いながら、マップルを眺めると、小さく「自転車通行禁止」とあるではないか。
(R37 13:06 白鳥大橋を望む)

(室蘭周辺詳細図)

上の図のように室蘭の街は湾を抱え込んだような半島部にある。その湾の入り口にかかるのがベイブリッジ・白鳥大橋なのだ。従ってそれを渡れないとなると、グルーっと陸伝いに回る他ない。

広大な新日鉄室蘭の工場に沿ってR37を走っている時、「なにも寄り道をしてまで室蘭に行かなくても良かろう」と思い当たった。室蘭に何がある、そこには見たいものがあるのか、そこへの道が快適なのか‥‥。

しかもR37沿いの東室蘭駅付近は相当の賑わいでビジネスホテルにも事欠かない。まだ、時間は早いが今日の泊まりは東室蘭に決定した。こんなのんびりツーリングって最高。

ショッピングセンター内のマックでハンバーガー・アイスコーヒーで時間をつぶして

15:00 ホテルチェックイン

夕食は町へ出てカレーラーメン(初めて食べたが美味い!)

走行距離 51㌔ 最高時速 47km/h  走行時間 3:55 平均時速 13,04km/h

7月7日(土) 20日目

第20日目 7月7日(土)  豊浦キャンプ場連泊

4:00 起床 霧が深い

朝の散歩、コーヒー、おにぎりの朝食、食後のお茶、洗顔、歯ブラシ、排便、洗濯などを全て終えて

7:30 すぐ近くの岸壁で釣りを開始。この時刻で、もう既に数人の先客がいる。

いつもの「移動浮き」の仕掛け、昨晩買っておいたイソメを餌にして、横浜の地元でやっているのと全く同じスタイルの釣りだ。私はこれしか釣り方を知らないのだ。

他の釣り人は殆んどが投げ釣りで数十㍍沖を狙っている。自分は精々10㍍。

それでも直ぐに下の写真のカレイの子供が上がった。言わば、手の平サイズ。近くの釣り人に聞くと、沖から上がるのもこんなサイズがほとんどだと言うので、気分を良くする。 



午前中だけで8匹ほど上がるが、大体同じサイズで、料理するほどでもないので全てリリース。

昼近くに一旦中止して、街中のAコープに昼飯と夕飯の材料を買出しに出かける。今晩で最後のキャンプ泊となるので、夕食は豪華にレトルトの親子丼とサンマの蒲焼、いかげそ揚げ、キューリの一本漬けなどを用意した。丁度今晩と明日の朝で手持の米とパックご飯が無くなる勘定だ。

洗濯物もそろそろ乾きかけている。


下の写真はキャンプ場の空き地だが、黒い点々が見えるだろうか。カラスです。カラスは本当に何処にでもいるのだが、ここには異常に多いような気がした。過去のツーリングの時や、横浜での釣りの際に何度もカラスには被害を受けており、こういう風景にはイヤーな予感がするのだ。


午後からも釣りは順調で、2時位からは空も晴れ上がり、絶好の釣り日和となった。相変らずカレイが釣れるのだが、


たった一匹ウグイが釣れた。しかしこれもリリース。多分合計で14~5匹はあがり、大満足でテントに帰ってくると


テントの脚に括りつけておいたゴミ袋がカラスに荒らされていた。油断も隙もあったモノではない。でも、今回は「実害」が無かっただけ良しとしなければならないだろう。


実は昨晩薄暗くなった頃、おねえさんがキャンプ場利用料500円を徴収に来たのだが、結局、この日には来なかった。

2012年8月6日月曜日

7月6日(金) 19日目

第19日目 7月6日(金)  八雲 → 豊浦

(多分)
6:00頃 起床

昨晩割と遅くまでおしゃべりをしていたのでいつもより起床が遅い。一面の深い霧だ。

Y本少年は朝起きてどしゃ降りだと、「ああ、これで今日は走らなくて済むぞ」とうれしくなるそうだ。また、軽トラでのヒッチハイクを夢見ながら走っているというから、判らない少年だ。それにしては余りに重装備なので、何をそんなに持っているんだと聞くと冬物のフリースジャケット、ダウンジャケットまで持っており、靴も3足あるというので、K田青年と私はぶったまげた。どこかチグハグ。それでいて走るときは余り休まずに100㌔程度は走るらしい。

今になって驚くのだが、若者二人のこれからの目的地などはほとんど話題にしていなかったが、どうも二人とも函館から青森へ向かうらしい。しかし、なかなか出発しようとはしない。

自分も今日は80㌔程度の豊浦海浜キャンプ場までだし、しかも4年前に走ったことがあるコースなので焦る必要が全くない。3人ともうだうだしている。


とは言いながらも私は静狩峠、礼文華峠と二つ程峠を越さねばならないので、パンとジャムの朝食を済ませ、8:00には出発準備が整う。それにつられようやく若者二人も準備を始めた。


(出発前 3台勢ぞろい)

住所交換をして、私は3人で撮った写真を送る約束をして、一足早く出発した。なにせ若者たちは発とうとしないのだ。
(マネージャーのN田さんと記念撮影)
                                                            
N田さん、若者ふたり、職員の皆さんに送られて
8:40 出発

9:00 八雲のローソンでおにぎりやパンや煙草を買う頃には曇りから晴れに変わってきた。

10:45 33㌔ 長万部物産センター ここには4年前にも寄って、「かにめし&バイキング」を食べたが、期待してたほどの事がなかったので、今日は「かにめしおにぎりセット」(450円)であっさりと済ませる。                                                       

これから峠を二つ越えて行くのだが、前回は駒ヶ岳の東側の鹿部をスタートし、峠に取り付くまでに100㌔近く走った後だったので、とても苦しかった事を覚えている。それに比べれば、今回は4年の加齢以外は全て条件が良いので余裕がある。やはり経験知には意味があるのだ。

12:00 45㌔ 静狩駅付近でJR室蘭線の線路を越え、登りにかかる。

12:45 静狩トンネル 長さ 330㍍ 標高150㍍

13:25 礼文華トンネル 長さ 420㍍ 標高220㍍ 

それ程苦しい思いもせず、怖い目にも遭わず両トンネルを抜ける。

13:35 59㌔ トンネルを出てしばらくして国道37号線(R37)から逸れて、JRに沿って礼文の町に向かう。(4年前と同じコース)懐かしい思いでキャンプ場の脇を過ぎ、駅前の郵便局でいささか現金をおろし、

(国道から礼文の町へ下りる)

14:20 68㌔本線に復帰して間もなく、眼下に豊浦の町が見えてきたのだが、降り道がわからず、かなり遠回りをしたが、
(遠回りをして海浜公園へ)

15:00 豊浦海浜公園キャンプ場 到着

16:00 設営完了

ターフの支柱は現地調達の竹竿。上手に出来ました。

(後ろの岸壁では釣りができる) 



(すぐ隣には豊浦温泉しおさい)

しおさいで入浴(500円)、ちょっと奮発して豊浦三昧定食(950円)。窓からは4年前サミット会場になったザ・ウィンザーホテル洞爺がはるか稜線の上に見えている。
(食堂の窓からザ・ウィンザーホテル洞爺が見える)

 

 
        
食事からテントに戻り、岸壁の釣り人を偵察に行き、餌をどこで調達するのかを聞くと、皆、豊浦駅の近くの店で買っているという。明日の朝から始めようとするなら今日中に買っておかないとダメだと言う事で、大急ぎで丘の上の店まで漕いで行き何とか閉店時間に間に合った。いそめで450円。

明日は釣り三昧の一日だ。

走行距離 76.7㌔ 最高時速 47.5km/h  走行時間 4:47 平均時速 16.3km/h