2010年9月28日火曜日

昨今の事

しばらく書き込みが滞っています。

実は忙しいのです。実際は大して忙しくはないのですが、心理的に余裕がない状態です。

最大の原因は「国勢調査」です。町内会の役員をしている関係で調査員を引き受けたのですが、これがもう大変。件数の多さもさることながら(私は100件程度)、調査票は原則手渡し、という事は相手が在宅中でなければなりません。圏内に2棟のマンションがあり、そこには、共稼ぎ家庭や単身者が多く、昼間在宅というのは少数派です。しかも調査員向けのマニュアルには午前9時以前、午後9時以降の訪問は避けろとあるので困ったものです。

皆さんの対応はマチマチで予想された事なので、なんとか乗り切れるのですが、配布・回収・提出とそれぞれ期日・締め切りが決まっているので、それまでに決着させなければいけないという圧迫感が大変なものなのです。私より年下の町会副会長さんなどは、現役サラリーマンなのですが、その重圧で夜も寝られなくなってしまったそうです。半分冗談ですが、結構きつい事は事実です。

それに加えて町内のお祭りが加わっています。私自身は「会計」さんなので運営の実際には余り関わらなくてもよいのですが、カネの出入りが絡むところには居なくてはならず、仕事のローテーションとの兼ね合いを見ながら調整しています。おかげで、この数ヶ月前からは「手帳」を常時携帯していなくてはならなくなりました。

そんなこんなで心の余裕がもてず、通勤以外にはほとんど自転車に乗っていません。愛車はツーリングモードからママチャリモードに変更し、それに伴い夜間ライトも新規購入しました。これについては後日書き込みます。

2010年9月17日金曜日

今日の釣果



今日は午前中遅く、昼を挟んで2時間半、いつもの場所で。 例によって魚信は殆んどなく、上がったのはこれだけ。でも久し振りのメジナだった。小振りではあるがやはりメジナの引きは独特だ。

最近市内、特に港湾地区はAPECがらみでやたらと警官が多い。今日言葉を交わしたのは熊本県警からの若いお巡りさんだった。警戒巡回だそうだが、暇そうだった。





2010年9月10日金曜日

釣果

昨日の晩から釣りに行き始めました。 大分涼しくなり夜釣りには肌寒いくらいでした。 しかしボウズ。

今日は10時から12時で、いつもの場所。知り合いには全然遇いません。おじいさん達はどうしたんだろう。涼しくなるのを待っているんだろうか。

餌はアオイソ。 魚信(あたり)は全然ありません。 たった一回の魚信で上がったのが上の写真。 残念ながら名前がわかりません。恐らく鯛の種類の子供だと思います。サイズは12センチくらい。即リリースしました。

本当に魚が少なくなりました。

2010年9月6日月曜日

23・24日目 7月8・9日(木・金) 晴れ・曇り

一泊二日の帰り道


コース 大洗→土浦→荒川沖(泊まり)→東京→横浜
距離63.27㌔+91.56㌔(計154.83㌔) 時間3:22+5:03
平均18.8km/h 18.0km/h


23日目 7月8日(木)晴れ


午前中は船内で映画を見たりして過ごす。ほとんど陸は見えているのにsoftbankはつながらない。他の携帯はつながっているようなのに…。

14:00 大洗到着

14:20 フェリーターミナル出発

実に足がよく動き、快調に走れる。いっそのこと夜通し走って横浜まで行ってしまおうかと思えるほどだ。何度も走った道、涸沼の南を回り、国道R6(水戸街道)にでる。

相変わらず愉しくない道だ。時々立体交差の高架があり、その度に安全のために下に降りる。これも愉しくない理由の一つだ。

間的な観点から「土浦」泊まりに決めて、国道から降りて市街に入りビジネスホテルを訪ねてみるが、一軒目が高かったので他に3軒回るが全て空いていない。特に喫煙OK部屋となるとダメだった。結局最初のところに戻ってみたが、すでに予約済みになっていた。(真相は宿泊拒否ではないかと疑っている)。

結局また、水戸街道に戻りさらに10㌔ほど走って、3年前に泊まったことがある「荒川沖」駅前のビジネスホテルに投宿。

18:30 ホテルチェックイン



24日目 7月9日(金)曇り

08:00 ホテル出発

10:35 我孫子 デニーズ着 26㌔付近

往路でお世話になったコビアンさんにお迎えをしていただく。ささやかな北海道土産をお渡ししたのだが、逆にお土産に野菜をいただいてしまった。

11:15 デニーズ出発

途中昼食を食べ(メモの記載がなくどこで、何を食べたかは不明)、13時には言問橋を渡り都心部を抜け、横浜自宅近くの自転車店「サイクルエコ」さんに寄り、ツアーの無事終了と、車体故障が無かった事を報告する。


上の写真は「四つ木橋」から見た「スカイツリー」

16:10 帰着










家人と娘と孫の里樹クンが出迎えてくれた。


終わりました。さあ、明日は義父の納骨だ。義母も我が家に滞在中。、また、日常生活が始まる。

これで今回の北海道ツアーの記録は終わります。この記録はホームページに収める積りでしたが、容量の関係で途中からこのブログに書き込みました。もし始めからみたいという方が居りましたら

http://www2.ttcn.ne.jp/arekore/  

に戻ってご覧ください。

2010年9月5日日曜日

22日目 7月7日(水) 曇り後晴れ

北海道最後の日


コース 静内→新冠→富川→鵡川→苫小牧

距離93.81㌔(道内1398㌔) 時間5:07 平均18.3㎞/h


05:00 起床 レトルトカレーの朝食

いよいよ北海道最後の日になってしまった。苫小牧からのフェリーは18:30発なので17:00までに着けばよい。実は7月10日には義父の納骨を行う事になっており、それに間に合うように帰れるかどうかわからないし、ダメだったらゴメンという事で家を出てきたのだが、今日の乗船だとドンピシャリの9日に帰宅できる。普段の行いが良いとこんなもんだ。

07:30 キャンプ場出発











国道へ出るまでは右側にサラブレットの牧場が続く。子馬も含めて元気に走り回っていた。昨日危うく見過ごすところだった、温泉への道標が下の写真。



08:20 新冠 道の駅「サラブレッドロード新冠」着 13.36㌔

横浜の家人へ電話をした直後にメールが入った。「こんな朝から一体誰だ」と思ったら、softbankからで、プリペイド残金が200円だというお知らせだった。まだフェリーの予約もしなくてはならないし、200円ではどうにもならない。出発前には5000円あったので十分足りると思っていたが、メールをたくさん出したので、思いの外通話料を使ってしまったようだ。

softbankのプリペイドはローソンでしかチャージできないのだが、北海道ではもしかすると事情が異なるかもしれないと思い、近くのセイコマートに行ってみたが、やはりダメだった。近くにローソンはないかと尋ねると、車で30分程の富川にあるという。マップルで調べると確かにそこにはローソン印がある。

とにかく富川を目指す。回り道をするのではないので別に焦る事はないのだが、その他に苫小牧市内では、荷物の殆んどを宅急便で送る手続きもする事を考えると、昨年、滑り込みでフェリーに間に合った時の苦しい思い出が蘇る。そう、のんびりともしていられないというところだ。

10:50 富川 ローソン着 47.5㌔

この間は日高地方特有のサラブレッドの牧場地帯で、かつて走ったこともあり、風景を楽しみながらのサイクリングなのだが、果たしてチャージできるのかが心配が頭から離れなかった。沙流川に架かるかなり長い橋を渡ると富川の町だ。かなり大きい町で、ローソンは平取に向かう国道R237沿いにあった。無事5000円のチャージが終り、今日の旅程の半分が過ぎたのでほっとする。余裕が出来たのでローソン特製のミニ天丼とアイスコーヒーをいただき

11:30 ローソン出発

この頃になるとすっかり晴れ上がり、暑いくらいだ。サングラスを装着。苫小牧への道程の前半は門別競馬場があったり、まだ牧場地帯で、心穏やかに走れるのだが、道の駅「むかわ四季の館」を過ぎた辺りから「日高自動車道」に沿うようになると最悪となる。所によっては左側に側線がなく、全くの産業道路で大型トラックがバンバン飛ばすしで危険この上ない。丁度、走るのを諦めた釧路湿原道路のようだった。

14:00 苫小牧市街着 84㌔

町中の空き地で日陰を探し、手持最後の食料、パン(バター・ジャムも)とおにぎりを食べる。おやつというより第二の昼食。
その後「クロネコヤマト」で、着替え1セット、タオル、洗面道具、雨具を残し全て横浜に送り返す。(¥3910)これも相当迷ったのだが、大洗から横浜までの160㌔を考え、また往路の不調を考えての出費だ。保険的必要経費。

15:20 苫小牧港着



余裕をもって到着。今日は後半余り楽しくない走りになってしまったが、足はよく動いたと思う。ひょっとすると、全行程中一番だったかも知れない。左足首は依然腫れたままだが、ペダルを踏む事に関しては全くマイナスとなっていない。前半などは平均時速20㌔で走れたのだから満足だ。

これで北海道が終了した。約1400㌔。楽しかった。色々な事があったし色々な人にお世話になり、楽しませてもらった。ありがとうございました。

最後に、乗船手続きを済ませ、埠頭で上の記念写真を撮りターミナルへ戻ってみると、「乗船券」を紛失してしまっていた。不覚だ。大変な手続きをとってから再発行かと思われた時、乗船待機場から拾得されたとの連絡が入り、事なきを得たので、一件落着。終わり良ければ全て良し。

2010年9月3日金曜日

21日目 7月6日(火) 曇り

ひたすら海岸を、最後は温泉キャンプ

コース えりも本町→様似→浦河→静内温泉
距離76.97㌔(道内1304㌔) 時間4:00 平均19.2㎞/h

07:50 旅館出発 今日はマップルで調べても、走りたくなるような道道、農道は見当たらない。山が海と近いという地形の関係だろう。おまけにこの地域には鉄道すらない。結局漁村を縫って走っている国道R336(襟裳国道)をひたすら北上するのみだ。

霧が濃い。左手の海岸では小船が出て昆布漁が盛んに行われている。道路の直ぐ下の岩場でもおばあさんが昆布を拾っている。これでも一日数千円くらいの上がりになるそうだが、いかにも重労働に見える。

この辺りのトラックは軽トラといえども、右の写真のような簡易クレーンを装備している。この一帯には満足な港が少ないために、道路直ぐ下まで船で昆布を持ってきて、道路脇に停めたトラックに巻き上げるのだ。道端には、その為の(文面は忘れたが)注意標識まで出ている。狭い道路の左側にその間ズーッと停車しているので、自転車旅行者としては、ちと迷惑なのだが、文句を言う積りは無い。     













09:18 様似(サマニ)着 23.13㌔ ここがJR日高本線の終着駅。とは言ってもこれから先の沿道風景は変わらない。相変らず寂しい漁村を縫ってたんたんと走るだけ。起伏も大した事はない。本日の最終平均速度が19.2㎞/hというのもそれを物語っている。(これは私としては相当の速さだ)

昨日から駐車状態からスタンドを戻す時、何かコトン、ゴツンというような金属音がして気になっていた。何度かサイドバッグの固定状態を確認したが異常がなく原因不明だった。この辺りで原因がわかった。後輪のクイックリリースのレバーがリリース状態になっていた。つまりフレームの上に車輪がただ乗っかっているだけだったのだ。それで、スタンドを上げるとき一瞬、フレームと車輪が離れ、またフレームが落ちるので、その時コトンと音がしたのだ。きっと昨日黄金海岸で転倒し、リアのバッグが脱落した時レバーとぶつかり 外れたのだろう。気が付いて良かった。下り坂でスピードが出ているときに車体がバウンドしたりしたら大事故になるところだった。

10:25 浦河着 38.55㌔ 支庁がある町で、ここから国道がR235と名称が変わる。とはいっても整備された漁港がある漁村といった感じで、メインストリートといえどもどこか「張りぼて」の感じが否めない。(写真下)それでも町外れにある公園には海洋少年団も置かれ、設備からみてキャンプは可能だ。覚えておこう。












11:30 三石着 51.44㌔  町中の食堂でひれかつ定食の昼食(¥880) この休憩中に本日の宿泊場所を25㌔ほど先の「緑のふるさと温泉の森キャンプ場」に決める。あとは天候が崩れない事を願うばかりだ。これが今回最後のキャンプになりそうだ。

マップルでみると、このキャンプ場は国道からほんのわずか2㌔ほど山の方に入ったところにあり、私のように足弱の自転車旅行者としては実にありがたいロケーションだ。しかも温泉付きというのだから、尚嬉しいではないか。

東静内のセイコマートで今夜のおかずとしてお新香とデザートのシュークリームを買う。(70㌔)霧も晴れ陽が差してきてほっとしたのもつかの間、JRの高架を越えたとたん雨になった。にわか雨だろうとは思いつつも、道路脇のバス停に自転車ごと避難して様子をみる事にする。道内のバス停の中には「ここなら泊れる」と感じるほどしっかりした造りのバス停が多いのだが、ここもそうだった。もしも雨がやまないとキャンプ計画がご破算になってしまうので気が気ではない。天気予報は曇りだったのが、頼みの綱だ。

十数分後、やや納まってきたので、さあ、行こうかとバス停を出たところ、すぐ目の前に「静内温泉」への標識があった。危うく見逃がすところだった。危ない危ない。

牧場を左に見てしばらく行くと、例の公的資金を受けたと思われる温泉施設が見えてきて(ということは、かなり立派な建物を意味する)早速キャンプの受付をしようとすると、キャンプ場は全く別の運営で、この先に事務所があるという。これもよくある話しなので指示にしたがって数百㍍ほど奥の一画まで走った。そこは森に囲まれた広々とした一画で、サイトには2張りほどテントが張ってあり、高床式のバンガローも見える。

14:00 頃 キャンプ場受付 ¥300円を支払い、早速設営開始。雨は何とかもちそうだ。30分位で完了し、自転車は未使用のバンガローの下に入れる。15時くらいからは、後着で隣に設営した老ライダーさんとお茶を楽しむ。

夕刻、ブラブラと温泉に行きサッパリする。湯上り後は当然コーヒー牛乳を飲む。

夕食は炊いたご飯(今晩で丁度持参の米が終わる)と缶詰のさんまの蒲焼とで丼メシ。お新香と松茸のお吸い物。持参の食料は明朝の即席ご飯とレトルトカレーできれいになくなる。予備の1㍑ポリタンも空にしよう。

夕食後はさらにもうひとり若手ライダーさんが加わり、21時くらいまで写真の炊事棟で各自持ち寄りの飲物、つまみで宴会?

20日目 7月5日(月) 晴れ

今日も脇道を快走、そして黄金道路


コース  晩成温泉→広尾→黄金道路→襟裳岬横断→えりも本町
距離91.02㌔(道内1229㌔) 時間5:19 平均17.1㎞/h 
             
             

04:00 起床  キャンプ時と同じように早く目覚めると、天気が良かったので近場を散歩。快晴の下では足元に朝日に輝く太平洋がキラキラと広がり実に爽快。

自転車のキャリアに積みっ放しだった荷物を全部降ろし、車体の点検・手入れを入念にする。その時、フロントのキャリアの下に自作したバッグ用のガードの支えが左右とも折れているのを発見。これはアルミパイプを加工したものだが、実は強度的に一番不安だったところなので「ああ、やっぱりもたなかったか」程度の感想で、ショックはない。それほど負荷が加わるところではないので、手持の細引きで縛り付け何とか補修した。(帰宅後もしばらくはそのままだった)そして泥や油埃を落とし、光るべきところは磨いて光らせてからチェーンや回転部分への注油。

07:45 温泉出発 厨房から氷をもらって詰めた。今日の天候だと本当に嬉しい。今日の予定コースはマップルを観ながら昨晩決めた。前の晩に「明日はどこを走ろうかな」と作戦を練るのは毎度のことながら楽しいものだ。予定のプロパーコース上に広尾の町があるのだが、その手前15㌔くらいのところで、一旦海側へ外れて走り、そこから南下して道道R1037で広尾に出ようというものだ。

こんな道です。両サイドは畑。ここを突き当たってから右折する。








途中のちょっとした町で、遊園地のような建物が目についたのでそばによると、小学校だった。「大樹町立中島小学校」。9時をまわっているのに何故か子供をはじめ人の気配がなく、右側の建物には「112年間の思い出ありがとう!中島小」の横幕が、やっぱり過疎なんだなあ。それにしても校舎は十分使えそうなので、用途変更して生まれ変わるのだろう。

南下を始めて13㌔程は殆んど直線で、程好くアップダウンがあり快適なサイクリング。わずかな日陰を見付けて小休止。サーモスの氷でギンギンに冷えたお茶が美味しい。

10:15 広尾着 37.67㌔ 相変らず晴れ。ガスボンベの一本売りを求めて町中を右往左往して少し時間をとられたが、ここからは襟裳岬を目指して国道R336を南下するのみだ。十勝港を過ぎると、いよいよ「黄金道路」が始まる。

黄金道路は30㌔にわたって太平洋岸の崖下ギリギリを走る道で、莫大な費用がかかったのでその名が付いたという。多数のトンネル(隧道)や半トンネル(覆道)が続き、3年前の初体験の時は身がすくんだものだ。一番長いトンネルで3215㍍ある。


11:30 ブンベの滝 45.82㌔ 黄金道路にはいってから4㌔ほどのところ。ひとつの名所ではあるので、いつもなら観光客で賑う所なのだが、今日は誰も居ない。滝のそばでパンとおにぎりの昼食。










13:05 黄金道路終り 71.83㌔ 右の写真は「望洋台」。それほどの緊張はなく抜けられたが、途中の覆道で、車道から左の側道に乗り上げようとした時、進入角度が足りなかったのと路面が濡れていたせいで転倒した。荷崩れを起こした事とちょっとした打撲だけで実害はなかったが、後からトラックが迫っていたりしたら、只では済まなかっただろう。

襟裳岬に行く積りは始めから無かった。襟裳岬については、3年前に「先端趣味」は満足させている。岬の付け根をショートカット、ちょっとした峠越えをする。(追分峠162㍍)知床峠と比べて「ちょっとした」と言ったまでで、70㌔走った後の峠越えはこの程度でもさすがに堪える。それでも何とか漕ぎ上り、ピークからの景色を楽しんだ後、下りは久し振りの長距離ダウンヒル。疲れを忘れるし、汗も引く。この部分は峠の練習にいいかも知れないと思う。(往復28㌔)

15:00 横断完了 88.81㌔ 下ったこちら側は霧だった。 ここから先25㌔でキャンプ場があるのだが、止めた。水戸黄門様ではないが「もうこの辺でいいでしょう」というところ。

えりも本町(3年前もこの町で宿泊した)のセイコマートでカフェオレとシュークリームでおやつをしてから



15:30 かめや旅館投宿。(朝食のみで¥6000) 自転車は写真のように玄関へ。今では宿泊所の評価の基準として、料金、食事、風呂などの設備は勿論なのだが、その他の大事な要素として「自転車の扱い」がある。「そんなもん、外に置いてください」などと言われたら、多分こちらから断るだろう。

夕食は町へ出て天ぷら定食(¥1500)。

2010年9月2日木曜日

19日目 7月4日(日) 曇り

今日は後半のハイライトだ

コース 白糠→直別→長節→晩成温泉
距離94.3㌔(道内1138㌔) 時間5:32 平均16.9㎞/h

07:30 ホテル出発 曇りではあるが、バッグにはカバーを着けて雨仕度。実は今日走るコースは、今回特に意識して選択、研究したコースだ。3年前と同じルートはなるべく避けたいと思っている帰り道だが、今日のルートはそれが可能な貴重な部分なのだ。
現在走っている国道R38直別から大きく内陸部へ迂回して浦幌を通り、さらに北上して帯広へ至る。3年前走ったコースは帯広からではなく、南の国道R336から浦幌を経由した。今回は直別から迂回せずに、ほぼ海岸線を直進してみようというものだ。ただ、問題はその道、道道R1038が国道R38と繋がっているかどうかの確信が遂にもてなかったことだ。マップルでは[見晴らしの良い高台のダート3㎞]とその辺りの記載があるのだが、そこで両方の道が連結しているのやら、いないのやらがはっきりしなかった。

下の写真の直別駅に至る間、コンビニやGSで何人かの人に尋ねたが誰も確答してはくれなかったが、エイヤーで海側道を選択した。


09:00 直別駅出発 22.7㌔  5分ほど走りJRの踏切を渡り、しばらくは線路沿いに走り、厚内の駅を過ぎた辺りから、正しく「海沿い」の道となる。

霧が深い。細かい雨かもしれない。眼鏡に雫が溜まり前が見え難い。袖にも気が付くと大きな水滴ができてくる。しかし車は滅多に通らず、舗装はきっちりしていて、とにかく快適に走れる。幸い風がないので快適だが、海風が強いと、マップルにもあるように[海沿いぎりぎりを走る、越波注意]となるだろう。

10:05~10:25 海岸でおやつ 35㌔ ようやく薄日が差してきたので、クッキーとコーヒーのおやつで小休止。それにしても寒々しい海だ。


10:50 昆布刈石展望台 マップルにあったダート(砂利道)を登りきったところが写真の展望台。ただ、看板があるだけ、霧で海すら見えない。軽自動車でやってきたカップルもがっかりしていた。写真はその時のもの。

そこからのダートの下りは、正直言って怖かった。ややもすると、細かい濡れた砂利にハンドルをとられ、なまじスピードが出ているので転倒しそうになる。楽しくない下りだった。


心配だった国道R336への連結も杞憂に終り、問題なく国道に戻れた。十勝川の鉄橋を渡る頃には昼近くになっていた。マップルでみると、橋のたもとから又海への道があり「大津漁港・長節湖」を回り、余分にコの字を走って再度国道に戻れる事が判った。大津の町で昼食を食べる積りで行ってみると、残念なことに、そこそこの町なのに飲食店は一軒もなかった。

12:15 大津漁港公園で昼食 58㌔ ここではパンとスープのランチ。これはこれでまた格別。

13:00には国道へ戻ったのだが、これで「お楽しみは終わった」気分だった。写真のように晴れてきた。写真の陸橋は3年前、その下の影に入って小休止をした所。向こうからだと長い登りになっているので思い出した。

14:15 生花着 82㌔ 交差点の商店で缶茶やアイスを買って店先で食べていると軽トラで通りかかった土地のおじさん(と言っても私より年下)から晩成温泉の話しを聞いた。実はこの段階では本日の宿泊を決めていなかった。漠然と、この先の適当な町で安宿に泊ろうと考えていた。天候が怪しいのでキャンプは考慮外。マップルで確認してみると、ここからは10数㌔でコースからそれほど外れるわけではなく、「温泉からは太平洋が一望できる」とあるし「隣接する原生花園では低料金で宿泊可」とも書いてある。行ってみて泊れないようだったら、途中に「とほ宿」があるのでそこに戻ればよいだろうと、ここで今晩の宿泊地を決めた。








15:30 晩成温泉着 国道から海側へ数㌔下ったところにそれはある。温泉場というより公共温泉施設といったところ。温泉の建物の中には食堂・休憩室もあり、たくさんの家族が車で来ている。宿泊所は駐車場を挟んで直ぐにあり本来は青少年の研修所だ。(朝食付き¥3900)他には何もない!実はここにも公的資金が使われている。

宿泊者は入浴無料とかで、2回も入ってしまった。もしかすると私は風呂好きなのかも知れない。他の宿泊客は、私と同年輩の自動車旅行の夫婦だけ。どうしてこのような施設を知っているのか実に不思議だ。皆さんはきちんと情報収集・計画をして旅行をしているらしい。

それにしても、今日はいろいろな事があって、楽しい自転車ツーリングの一日だった。

18日目 7月3日(土) 雨

まあ、こんな日もあるさ

コース  釧路→大楽毛(オタノシゲ)→白糠
距離58.08㌔(道内1044㌔) 時間3:35 平均16.1㎞/h

朝、起きると雨だった。しかし、連泊は考えなかった。と言うのもこの先余り天気の回復が望めないので、とにかく先へ進むしかない、と言ったほうが正しい。
計画段階では、できれば「釧路湿原」で1泊キャンプをしたいとは考えており、コースの選択、キャンプ場の調査もしておいたのだが、この雨で全て白紙に戻った。3年前は湿原の「塘路(トウロ)まで列車で行き、付近をブラついただけなので、今回は少しでも自転車でその雰囲気を味わいたく、一旦、湿原方面へ向かい、8㌔程のところから西に向かう「釧路湿原道路」を通って大楽毛まで行くことにして、完全雨装備で

08:30 ホテル出発 ところが大迷走をしてしまった。走り始めた方角が拙かったために、「北または東に」へという一般方向は正しいのだが、全体が西に偏ってしまった結果、通常の2倍の距離と時間がかかってしまった。(下のコース図)

09:40 道路入り口着 16.85㌔ ところが想像していた道路とはエライ違い。側道もない二車線で、大型トラックがビュンビュン飛ばしている。とてもじゃないが自転車で走るには危険すぎる。おまけに雨は激しくなってきて、豪雨。湿原の雰囲気を味わいながら走ろうという夢はここでなくなる。すごすごと引き返し、当面の目標もないまま、とにかく国道R38を西に向かって走ることにする。


12:15 道の駅「しらぬか恋問」着 45.6㌔ 久し振りの激しい雨での走りになった。その為の装備はしてはいても少しも楽しくない。R38は幹線道路なので大型トラックの往来が激しく、追い越されるたびにしぶきを浴び、怖い思いをしなくてはならない。ここで昼食(ブタ丼+天そばセット ¥1260)を食べ、コーヒーを飲んだりして、ぐずぐずしたのだが、要するに今後の方針がなかなか立たないのだ。どうせい一日こんな天気だろうから、ひたすら走っていけるところまで行くか、今日はこの辺りで止めて、明日に期待するかだが、「楽しく走る」の原点に戻り後者をとり、近くの「白糠」宿泊に決定し

14:30 白糠 ホテル洸洋 着 ここは国道からは外れた駅前にある。国道沿いにもう一軒旅館があり、そちらの方が先に目についたのだが、表に「日観連」の看板があり敬遠した。つまり、「高い」だろうという予感。
夜、夕食を食べに町に出たのだが、靴は古新聞紙が詰まっており、宿のサンダルを借りて行く。実は3年前に、この白糠の町に寄ってコーヒータイムを過ごした事があり、多少の懐かしさがある。北海道の地方都市という中ではどこか落ち着いた、浅いながらも歴史とか文化が感じられる町だ。
食堂「友来」で食べた「野菜いため定食」(¥800)の写真を(上の写真)メールで友人に送ったところ、S君から「定職もないのにあんなにおいしそうな定食を食べているなんておかしい」という、恨みの返事が返ってきた。

2010年9月1日水曜日

17日目 7月2日(金) 曇り時々雨

道路選択がこれからの課題


ルート : 厚床→茶内→厚岸→釧路
距離101.19㌔ 時間6:43 平均17.6㎞/h
ここ厚床から最終目的地苫小牧までのコースは、3年前の第一回北海道ツーリングの時に、逆方向ではあるが走ったことがある所だ。同じ道路を走るのはつまらないので、今回はなるべく違う道を走ろうと思う。という事は、必然的に主要国道以外を選んで走ることになる。
08:00 旅館発 ものの8㌔走った所で、国道R44とほぼ並行している「姉別北農免農道」への分岐点となり、右折する。マップルによればここから10数㌔農道を走ると茶内まで行けそうなので楽しみだ。当然、このような農道はこの辺りのような平野部でしかないので、これからは余り距離を損しない限り走ろうと思う。

想像していたとおりの道だった。左右は全て広々とした牧場・酪農農家で、信号もなく、滅多に車も通らず、ズーっと彼方まで一直線で続いている。これぞ「北海道の道」といった感じ。側道こそないが立派な二車線の舗装道路。これは「農水省予算」から支出されているはずだ。道路は国交省予算からだけではないのだ。一体全国にこの程度の農道が何千㌔あるのだろうか…、などと余計なことを考えてしまった。ところが結局ここは10㌔も走れなかった。あっという間に、どうしようもないジャリ道になってしまい、止むを得ず少し戻ってから国道に復帰した。しかしその間は快適な(私の場合ストレスがない)サイクリングだったので、それほどの不満はない。

10:10 茶内の手前 30㌔地点 風速4m/h 気温17度   この地点で写真の旅行者と出合った。逆行、すれ違いなのだが見てのとおり相当なベテランだ。聞けば年齢は私より上。ユース、民宿泊まりで旅を続けているという。それもきちんと次の宿を予約するそうだ。だから、雨が降ろうが体調を崩そうが何が何でも、その日はそこへ着かなければならないそうで、エライものだと感心する。私にはとても真似のできることではない。


12:00 厚岸グルメパーク着 52.11㌔ この間、アップダウンの繰り返しで、5㌔ほど手前から雨が降り出し、上下雨具を着る。

ここはちょっとした高台にある「道の駅」で前回も寄ったところだ。本当のところ、昼食は町の食堂で食べたかった(厚岸は牡蠣が名産)のだが、町は霧多布方向に下らなければならず、それがイヤさに又も同じレストランに入ってしまったという次第。注文した「満足えもん丼」(¥1000)は美味で良かった。

13:00 完全雨装備で出発 マップルによると「おぼろ」の先から国道R44と別れて、海岸寄りを道道R142が走り、同じくらいの距離で釧路に出られるのだが、マップルを観て、勘と過去の経験からからアップダウンがきつそうだと判断し(本当は国道とは別の道を走る積りなのだが)、雨でもあるしと理屈をつけて3年前と同じ国道を行く事にした。

16:10 釧路 「ホテルラッソ釧路」チェックイン いったん止んでいた雨が釧路の町に入ったとたんにまた降り出す。最初にとびこんだホテルが一発でOKとなり、ほっとする。

夕食は町に出てラーメン・ライス。夜食用にプリンなどを買ってホテルへ戻る。