2010年9月2日木曜日

19日目 7月4日(日) 曇り

今日は後半のハイライトだ

コース 白糠→直別→長節→晩成温泉
距離94.3㌔(道内1138㌔) 時間5:32 平均16.9㎞/h

07:30 ホテル出発 曇りではあるが、バッグにはカバーを着けて雨仕度。実は今日走るコースは、今回特に意識して選択、研究したコースだ。3年前と同じルートはなるべく避けたいと思っている帰り道だが、今日のルートはそれが可能な貴重な部分なのだ。
現在走っている国道R38直別から大きく内陸部へ迂回して浦幌を通り、さらに北上して帯広へ至る。3年前走ったコースは帯広からではなく、南の国道R336から浦幌を経由した。今回は直別から迂回せずに、ほぼ海岸線を直進してみようというものだ。ただ、問題はその道、道道R1038が国道R38と繋がっているかどうかの確信が遂にもてなかったことだ。マップルでは[見晴らしの良い高台のダート3㎞]とその辺りの記載があるのだが、そこで両方の道が連結しているのやら、いないのやらがはっきりしなかった。

下の写真の直別駅に至る間、コンビニやGSで何人かの人に尋ねたが誰も確答してはくれなかったが、エイヤーで海側道を選択した。


09:00 直別駅出発 22.7㌔  5分ほど走りJRの踏切を渡り、しばらくは線路沿いに走り、厚内の駅を過ぎた辺りから、正しく「海沿い」の道となる。

霧が深い。細かい雨かもしれない。眼鏡に雫が溜まり前が見え難い。袖にも気が付くと大きな水滴ができてくる。しかし車は滅多に通らず、舗装はきっちりしていて、とにかく快適に走れる。幸い風がないので快適だが、海風が強いと、マップルにもあるように[海沿いぎりぎりを走る、越波注意]となるだろう。

10:05~10:25 海岸でおやつ 35㌔ ようやく薄日が差してきたので、クッキーとコーヒーのおやつで小休止。それにしても寒々しい海だ。


10:50 昆布刈石展望台 マップルにあったダート(砂利道)を登りきったところが写真の展望台。ただ、看板があるだけ、霧で海すら見えない。軽自動車でやってきたカップルもがっかりしていた。写真はその時のもの。

そこからのダートの下りは、正直言って怖かった。ややもすると、細かい濡れた砂利にハンドルをとられ、なまじスピードが出ているので転倒しそうになる。楽しくない下りだった。


心配だった国道R336への連結も杞憂に終り、問題なく国道に戻れた。十勝川の鉄橋を渡る頃には昼近くになっていた。マップルでみると、橋のたもとから又海への道があり「大津漁港・長節湖」を回り、余分にコの字を走って再度国道に戻れる事が判った。大津の町で昼食を食べる積りで行ってみると、残念なことに、そこそこの町なのに飲食店は一軒もなかった。

12:15 大津漁港公園で昼食 58㌔ ここではパンとスープのランチ。これはこれでまた格別。

13:00には国道へ戻ったのだが、これで「お楽しみは終わった」気分だった。写真のように晴れてきた。写真の陸橋は3年前、その下の影に入って小休止をした所。向こうからだと長い登りになっているので思い出した。

14:15 生花着 82㌔ 交差点の商店で缶茶やアイスを買って店先で食べていると軽トラで通りかかった土地のおじさん(と言っても私より年下)から晩成温泉の話しを聞いた。実はこの段階では本日の宿泊を決めていなかった。漠然と、この先の適当な町で安宿に泊ろうと考えていた。天候が怪しいのでキャンプは考慮外。マップルで確認してみると、ここからは10数㌔でコースからそれほど外れるわけではなく、「温泉からは太平洋が一望できる」とあるし「隣接する原生花園では低料金で宿泊可」とも書いてある。行ってみて泊れないようだったら、途中に「とほ宿」があるのでそこに戻ればよいだろうと、ここで今晩の宿泊地を決めた。








15:30 晩成温泉着 国道から海側へ数㌔下ったところにそれはある。温泉場というより公共温泉施設といったところ。温泉の建物の中には食堂・休憩室もあり、たくさんの家族が車で来ている。宿泊所は駐車場を挟んで直ぐにあり本来は青少年の研修所だ。(朝食付き¥3900)他には何もない!実はここにも公的資金が使われている。

宿泊者は入浴無料とかで、2回も入ってしまった。もしかすると私は風呂好きなのかも知れない。他の宿泊客は、私と同年輩の自動車旅行の夫婦だけ。どうしてこのような施設を知っているのか実に不思議だ。皆さんはきちんと情報収集・計画をして旅行をしているらしい。

それにしても、今日はいろいろな事があって、楽しい自転車ツーリングの一日だった。

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