2012年7月19日木曜日

6月24日(日) 7日目

第7日目 6月24日(日)   会津若松 → 新潟 

4:00 起床 
今日は新潟まで走る。天気は良さそうだ。
ただ、久しぶりの100㌔オーバーランになる。おおざっぱに言って、国道49号線(R49)は福島/新潟県境までは相当なアップダウン・トンネルがあり、それ以後は新潟まで阿賀野川沿いのなだらかな下り…、というのがコースのアウトラインだ。体調は十分なので、多分、問題ないだろう。
5:00 ホテル出発 
残念ながら、この時間だとせっかくのサービス朝食は食べられない。R49に出る前に昨日の飯盛山前にて 「おにぎりセット」とカンコーヒーの朝食をとって、新潟目指して出発。ひょっとすると、今日の走りが今回のツーリングのハイライトになるかも知れないのだ。

6:10 14.3㌔
宮古橋で阿賀川を渡る。

6:50 20.14㌔
七折峠のゆるい登りに差し掛かったとき、急にフロントブレーキが効かなくなった。一瞬ワイヤーの切断かと顔色が真っ青になったが(これは想像だが)、調べると、ワイヤーのVブレーキの座金のストッパー(言葉では上手く表現できなくてゴメン)が甘くなりワイヤーを引くと抜けてしまい、ストッパーの役目が果たせなくなっていたのだ。これなら何とかなる。切断ではなくて良かった。

こんな時の為に工具や修繕小物を持ち歩いているのだ。まず、ストッパーの穴をペンチで無理やり閉じてみたのだが、それだけでは、上方向に外れてしまう。(判りにくくてゴメン)そこで手持の細紐で、ワイヤーのカバーと座金を長さ2㌢ほどにわたって縛ってみた。OK成功。応急修理としてはこれまでだが、どれほどもつかの自信は全くない。
(結論から言うと、最後まで問題なく、そのままで済ませました。)

その後「藤トンネル」を抜けて、7~8㌔ほどの長い下りを楽しんだ。ヤッホー、やっぱり下りは楽しい。(当時のノートには「最高!」とメモってある)

8:10 36.7㌔  道の駅「西会津」

ここからは「車トンネル」への峠道になるのだが、下のような恐ろしい標識がある。
5%の傾斜というのは私の脚力・心肺能力を越える。しかし、なぜか、この時は漕ぎ上れてしまったから不思議だ。

9:40 新潟県に入る
車トンネルを抜けて 4㌔程で県境になる。「マップル」では直ぐ近くの地点に「会津の水はすべてここから新潟県に流れ出る」と書いてある。分水嶺だ。つまりここからは基本的に下るという事だ。

下の写真を注意深く見て欲しい。(自分でも、今、気がついたのだが)新潟県に入る時のものだが、一番後ろにキャップがぶら下がっているよね、という事は、その時、ヘルメットを被っていたという事なのです。やる時はやる事をきちんとやっていた事がここからも理解いただけると思う。


ここまで来ればもうひとつ「福取トンネル」を越えれば、おおむね下りになるらしい。
晴天、気温20度。最高です。

今日は朝食が早かったので、10:30を過ぎた時点で最初に出会った食堂で昼食にしようと考えながら走っている。そういう時に限って中々出会わないものなのだ。

10:40 58.6㌔ タンメンの昼食 久しぶりにサーモス用に氷をいただく。今回に限らず、レストランで氷をお願いして拒まれた事は一度もない。

11:35 63.4㌔ 津川にて阿賀野川を渡り右岸に出る。写真に見える橋を渡ってきた。
ここからの阿賀野川右岸は自転車乗りにとってパラダイスといっても良い快適コースと言える。お勧めです。


橋を渡る前の事だが、道端には普通に猿の群れが居る。車が来ても逃げようとはしない。


これも橋を渡る前の事だが、渡る寸前に200~300㍍程のトンネルがあり、長さは大した事はないのだが、車の通りが、しかもトラックなどの大型車が多く、なかなかそのその流れが途切れない。

わずかな間隙を見つけて、もちろん前後ライト全開で、自分なりの全速で走り抜けたのだが、そこの路面はデコボコがひどかった。途中で何かコトンと落ちる音がしたのだが停まって確かめる余裕はまるでなく、前方に注意を集中して必死の思いで通り抜けた。出てから点検してみたがすぐにはわからず、「気のせいかな」と思い始めた頃、やっとフロントバッグの右側に付けていたライトがない事に気づいた。左のモノより明るく高かったので悔しかったが、カチッというまできちんとアダプターにはめ込まなかった自分が悪いのだから、まあ、諦めよう。

12:30 74.45㌔ 道の駅「三川」 あと42㌔くらい。

13:05 80.38㌔ 道の駅「阿賀の里」 あと36㌔くらい
今夜新潟で会食予定のKクンに電話をして「順調に走っているので、4時頃着く。ホテルにチェックインしたら又電話する」と伝える。

前夜、地図を調べていると、この先R49は阿賀野川から外れて北上し、10㌔ほどで90度西方向に転換して新潟市街に向かうコースをたどるのだが、阿賀野川はそこをショートカットするように流れており、川沿いには「蒲原自転車道」がある事がわかった。今回のツーリングでは「なるべく幹線国道は避ける」のがひとつの方針なので、ツーリングマップル上でそれらしきところで、R49を逸れて、自転車道の基点を目指したが、かなり苦労して(一般に自転車道への道標は貧弱かゼロ)

13:50 90㌔ 何とか自転車道に乗る
(蒲原自転車道)

結局、新横雲橋までの約10㌔を走ったのだが、写真でも判るように自転車専用道ではなかったし、向かい風がきつく、決して快適な走りとは言えなかった。多分疲れと焦りが出始めてきたせいもあるだろう。

15:50 114.77㌔ 新潟駅南口到着

(新潟駅南口)

その後、近場のホテルにチェックインして、シャワー、着替えをしてクラスメートのKクンと駅近の居酒屋で楽しい会食をした。そうして会えて、一緒にメシが食えるなんて、何て幸せな事だろうか。

走行距離 115.74㌔ 最高時速 47.5km/h 走行時間 7:10 平均時速 16.2km/h


これで第一ステージが終了した。 走行距離 510.08キロ

0 件のコメント: