6:30 起床
8:00 ホテル出発
今日からは日本海側を山形県、秋田県と北上していくのだが、基本的には国道7号線(R7)《通称:羽州(浜)街道》を走る事になる。しかし、なるべくそれは避けて脇道・地方道を走るように心掛けるようにした。
R7は新潟県内の殆んどを海岸線から離れて走り、山形県に程近い勝木で海岸線に戻って来る。で、今日のコースは新潟市街を出ると間もなく、海岸沿いの国道113号(R113)へ向かう。
9:15 阿賀野川を渡り、ようやく市街地を抜ける。やはり市街地は走りづらく、抜けるとホッとし、開放されたような気分になる。
R113へ向かう道は大分走りやすくなってきた。
(R7からR113への道)
途中10時頃コンビニで買った蕎麦を食べ(昼食?)
11:20 R113が海岸沿いを走るようになる。
(海岸沿いのR113)
R113は道路としては良いのだろうが、自転車には、ちと怖い面がある。写真のように殆んど側道がなく、超大型車の往来が頻繁なのだ。バックミラーに気配を感じて脇で停まり、やり過ごした事が何度もあった。
日差しが強く、休憩しようにも「日陰」が見つからない。
12:00頃 日陰を求めて、浜辺へ降りて、小屋の軒下で休憩
このような時は、普通、お茶とタバコで10分程度時間をとる。
(多分胎内川の手前の浜)
(沖合いに見えるガス田のプラットホーム)
今回のツーリングでは、好んで側道・歩道を使った。人が通らず安全で快適に走れる限り使った。スピードを殺すことなくストレスがなく安心して走れるのだから、自転車旅行者は積極的に使った方がいいと考えるのだが、意外と道路交通法の原則にこだわって車道の左端を走る人が多い。ロードの練習でもない限り歩道利用がお勧めです。下の写真の歩道など十分いけます。
下の写真は道路の名称がR113からR345に変わった辺りの「荒川」にかかる旭橋。これで数百㍍、結構長いのだが、超大型車とすれ違い本当に怖い思いをした。一級国道だとこのレベルの橋には歩道が必ず(北海道の札幌郊外の石狩川 には無かったが)ついているのだが、下級国道では往々にしてない場合が多い。私はトンネル同様橋も苦手だ。
まだこの辺りまでは55㌔程度しか走っていない。只東風が10㍍程でかなり強くはあったが疲れてはいない。時刻はまだ13:30。
この時点で本日の宿泊地については白紙状態。漠然と3時半まではとにかく走り、その段階で目的地、キャンプかホテルかなどを決めようと考えてはいたが…。実にいい加減だが、大体こんなもんです。
上の旭橋から5㌔程進むと「岩船港・フェリー乗り場」 という標識が見えた。これが思いもよらないハプニングのきっかけだった。
港に着くまではそのフェリーや行く先について、全く知識を持ち合わせていなかった。当然マップルを詳細に眺めれば、その航路図もあり「粟島汽船(粟島へ)」と記載されてはいるのだが、全く意識外だった。
港のフェリーターミナルに入り、置いてあったパンフで調べてみると、島は沖合い30㌔程にあり周囲23㌔、自然を売り物にする島だそうだ。整ったキャンプ場もあるらしい。釣りもできる。!
その時、粟島行きを決めた。只、ちょっとした問題は次の便が16時発で、あと2時間待たなければならない事だ。少し迷いはしたが決心は変わらなかった。
港周辺を走り回って、島から戻った時のテントの設営場所を探ったり 時間を過ごした。
思い出しました。以前北海道を走った時、「奥尻島」へ 渡ったのも同じように予定外の寄り道だった。あの日は風に悩まされ、目指す町に行きつけず、途中の瀬棚で力尽き泊った晩に、地図を見ていて奥尻へのフェリーが出ている事を発見したのだった。
こういう縁は大事にしなくてはならないと思う。
思い出しました。以前北海道を走った時、「奥尻島」へ 渡ったのも同じように予定外の寄り道だった。あの日は風に悩まされ、目指す町に行きつけず、途中の瀬棚で力尽き泊った晩に、地図を見ていて奥尻へのフェリーが出ている事を発見したのだった。
こういう縁は大事にしなくてはならないと思う。
16:00 出航
この航路には2種類の船が就航していて、16:00発は最終便で高速双胴船になる。普通船の就航もあり運賃が半分ほどで2000円も違ってくる。帰り便はもちろんそちらを利用する。
粟島は自動車・バイクの入島規制をしていて、フェリーといえども旅行者のそれは運ばない。自転車はその限りではないのだが、何と言ってもその扱いに不慣れだ。もちろん自転車乗りの愛車に対する心情など理解すべくも無いが、積み込みを見ていてイライラ・オロオロしてしまった。
かなり風による波があったが、この艇は揺れを感じさせずに50分ほどで島の玄関、内浦港に着いた。
この航路には2種類の船が就航していて、16:00発は最終便で高速双胴船になる。普通船の就航もあり運賃が半分ほどで2000円も違ってくる。帰り便はもちろんそちらを利用する。
粟島は自動車・バイクの入島規制をしていて、フェリーといえども旅行者のそれは運ばない。自転車はその限りではないのだが、何と言ってもその扱いに不慣れだ。もちろん自転車乗りの愛車に対する心情など理解すべくも無いが、積み込みを見ていてイライラ・オロオロしてしまった。
かなり風による波があったが、この艇は揺れを感じさせずに50分ほどで島の玄関、内浦港に着いた。
懇切なパンフレットを十分に調べておいたので、迷わず1.5㌔程の内浦キャンプ場に直行し、設営完了。
先着者を見かけたが、その人に就いては明日の項に書きます。
今来た道を戻って入浴と食事に向かう。
漁火温泉という施設があり、なんでも8時までの営業と聞いていたので、先ず街で夕食、その後で入浴という段取りを考えていた。ところが、その施設の女従業員の態度の悪さに結局利用はしなかった。
多分18:50くらいだったと思う。とにかく営業時間を確かめようと受付を覗くと、まず、その女従業員に19時までには入ってくれ、と言われた。ラストオーダーのようなモノかと思ったら、そばでたむろしていた地元のおっさん達が、そんな事はねえ、19時半で十分のはずだと訂正してくれた。それでも、食事時間が40分ではきついなとは思いつつ、ではメシを食ってから来ますと言うと、その女従業員は、今すぐに入って、それから食事に行けばよいと何がなんでも入れようとする。
こういう街では飲食店の締まりは早い。風呂に入れないより夕食をとり損ねる方が辛い。まして女従業員は自分が早く帰りたいが為に、規則を偽ってまで強引な事を言う。それで(ウソなのだが)「メシを食ってから来ます」と言って去った。入浴は諦めた。
呑み屋で夕食をとったのだが、生憎よい魚がなく、それでもアゴフライを中心にした定食を作ってくれた。750円。
サイトに戻りコインシャワー(無料のキャンプ場としては奇跡的に稼動した!)を使い、先ほどの先着客とお茶・コーヒーを飲みながら21:00までいろいろな話しをして過ごした。(それも明日の項)
満天の星だった。
走行距離 65.24㌔ 最高速度 30.5㎞/h 走行時間 4:17 平均時速 15.3㎞/h
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