2012年7月21日土曜日

6月26日(火) 9日目

第9日目 6月26日(火)  粟島 →(フェリー)→岩船港 


4:30 起床
日の出を眺めてから、例のキャンパーに挨拶に行くと、6時くらいに出発するというので、それまで島の南を目指して一走りしてくる。早朝ランは快適だ。

(キャンプサイトの日の出) 

馬が飼われていて、乗馬体験などを観光の目玉にしたいようだ。

南端の矢ケ鼻への登り。かなりきついが景観が広がる。

戻ってくると、先客の出発準備は、ほぼ完了していた。

例の彼は、実は、昨日、本土からカヌー(組み立て式のシーカヤック)で来たという。本当は南端を回り込んで釜谷という集落に着きたかったのだが、風と潮がきつくて疲れ果ててしまい、止む無く、ここ内浦に着けたという事だった。それにしても大したものだ。

30才台半ばで、群馬県の水上でカヌーインストラクターをしているという。お客さんにカヌーの楽しさを伝えるには、自分自身が色んな楽しみを知らなくてはいけないと思い、時たま時間を見計らってはこのような体験を積み重ねているという。妻子持ちなので「生活」の事も考えなくてはいけなく、最近山岳パトロールの職にも採用され、ようやく安定収入が確保でき、地元で根を張って生活していく覚悟ができた、と語っていた。好青年だ。業界のあり方にもしっかりした考えをもっていた。

手際よく積み込みを終えて

6:15には浜を離れていった。風は穏やかなので、昨日のような苦労はなく本土に着けるだろう。



6:45 朝食のレトルトカレーを食べ終わった頃には、カヌーはもう点になっていた。

ここで、この内浦キャンプ場を誉めておこう。

先ず、無料だということ。これ自体は良し悪しなのだが、無料とは考えられないほど設備・管理・保守が素晴らしいのだ。昨日使ったコインシャワーもそうだが、下のトイレも清潔で清掃が行き届き、スペアのトイペも確保されていた。未だ、シーズンオフだという事実を差っ引いても、大したものだ。


9:30 ~ 12:00 釣り
餌のオキアミを購入して、港の岸壁で釣り。




名前は判らぬが4匹釣れた。満足。一番大きいのは最後だったが、引きが強く、結構楽しめた。その最中に15:30発の、乗船予定の大型フェリーが入港してきた。

サイトに戻り、おにぎり、スティックパン3本、スープのランチをとり、
13:30 撤収完了。

衆議院本会議を聞きながら積み込みをしたが、こんな茶番をしなければならないとは、民主主義とは何と時間をかけなくてはならない偽善なのかと呆れてしまった。

14:00 積み込み完了

島を去るに際して、出発間際ではあるが、今度は島の北方向に脚を伸ばしてポタリングを楽しんだ。登りになる前に引き返したが、気持のよいサイクリングロードだった。
15:30 出航

(16:00 だんだん遠くなる粟島)

17:00 岩船港 到着

到着後周辺の飲食店で夕食をとり、キャンプを設営しようと考えていたのだが、地元の漁協の経営と思われるお土産屋兼業の食堂は終了しており、他に店は無かった。地元の人に聞いても「ない」と言うので、昨日来た道を1㌔ほど戻りコンビニで弁当などを買って戻った。

港の公園の東屋でその弁当を食べていると、まだ60歳前と思われる男が、向かいに座って色々と話し掛けてきた。こういう非正規の場所でテントを張るときは、特に務めて地元の人と接触をはからなければならないと考えているので、にこやかに相手をしたのだが、彼は土地の人ではなかった。と言って観光客というのでもなく、釣りに来たのでもなく、昨日私が通ってきた「胎内川」の住民で、ただ、車で来て時間をつぶしているのだと言う。去り際に、14・5年前に離婚してしまい、帰っても独りだもんなあ、と寂しそうだった。

当夜は北風が非常に強く、設営場所探しに苦労して、結局広場のステージ下にテントを張った。

8時には床に就いたが、10時くらいまで外が騒がしい。特に若い娘のキャーという声がうるさい。一度など、枕元で走られてギョッとさせられたが、ただ、じっとしている事しかできない。

走行距離 14.73㌔ 最高速度 36.0㎞/h 走行時間 0:55 平均速度 16.0㎞/h



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