昨日のページで「鶴岡」について何の知識もないのでパスしたが、ひょっとしたら寄り道をした方がよかったかも…、という迷いを書いていたが、今日(2012・7・23)になって、その迷いが裏目にでた事が判明してしまった。
気になって確認してみると、鶴岡は藤沢周平の傑作「蝉しぐれ」などの一連の作品の舞台、「海坂藩」のモデルとなった酒井家の荘内藩の藩都だとわかった。映画になった「たそがれ清兵衛」や「武士の1分」のロケもそこで行われたという。今でも藩校をはじめ歴史的建造物が多数残されているそうだ。そして藤沢さんの記念館もあるらしい。
実は、そのモデルの町を「角館」だと思い込んでいたのが、そもそもの原因なのだが、今となっては致し方がない。事前の調査を怠った自分が悪い。日程の余裕はあったのだから、一泊してもよいくらいなのに、惜しい事をしたものだ。
さて、本日は、ほとんど計画はなく、松尾芭蕉の「象潟や雨に西施が合歓の花」の句で知られる象潟に行って、蚶満寺を訪ねる事とその辺りの珍しい地形、昔、潟の中にあった多数の島が、その潟が地震で隆起して、今では平地にその島が岡として残っているのを見る事を決めていただけで、目的地は成り行き…、という、例によっていい加減なものでスタートした。
7:45 ホテル出発
鳥海山を右に見ながらR7を北上する。
9:05 道の駅 鳥海
ここからは海側のR345をしばらく走る。ありがたいことに、海の上に張り出して側道が作られている。もちろん人は通らず快適に走れる。
9:50 24㌔ 女鹿付近でR7に戻る
10:23 26.5㌔ 秋田県に入る
11:20 38.92㌔
象潟の町に入り、マップルに「ラーメン&カレー丼のセットはおすすめ」と書いてある食堂「マサ苑」を捜し求めて行ってみたが、カレー丼はやっていないとの事で「ねぎラーメンとミニマーボ丼」(890円)を注文。
12:00 頃 蚶満寺拝観
(芭蕉像)
(寺からの象潟の奇景)
寺を辞してから、しばらくR7から離れ海沿いの旧道を10数㌔走ったが途中にも下のような地形が随所に見られた。
今日も概ね側道を走っている。快適な走りができているのだが、時にその側道が消えてなくなることがある。そのような時は当然、車道の左端を走るが、今日に関してはNo Problem。
(R7 13:47 55㌔ : 突如なくなる側道)
14:10 64㌔ 道の駅 西目
ここで職場の同僚達に地元の特産品「サクランボ」を宅送する。
そろそろ、宿泊地を考える頃合になり、マップルにキャンプ場印が付いている「本荘マリーナ」へ予約の電話をしてみると、まだシーズン前でオープンしていないという返事。残念!
敷地内に「にしめ湯っ娘ランド」という温泉施設があるので、覗いてみると、16:00からではあるが、2500円で一食付いて仮眠室で宿泊できるという事だ。その仮眠室を見せてもらったが、薄暗い部屋に、リクライニングの椅子が並んでいるだけだ。一瞬、お世話になろうかと考えたが、後一時間半も待たされる事とこんなに天気が良い日にキャンプをしない事の後ろめたさから、それは断念し、さっきのマリーナがある子吉川の近くに設営場所を求める事にして出発した。
本荘大橋を渡り、左折して町中を河口方向へ進むと「友水公園」という標識があり、直感的に「ここならキャンプができる」と確信し、途中のバス営業所で場所を尋ね、キャンプが可能かどうかを確かめて(大丈夫だと思うとの返事)着いた所が大正解だった。
15:00 頃 公園到着
ここは土手の上。下は芝、東屋があり、近くに水場とトイレがある。これで決定です。眼下には川が流れ、漕艇部の高校生が練習に励んでいる。
ひとつ残念だったのは、この東屋で家族連れがバーベキュウをするというので、20時くらいまでそこが使えなかった事。まあ、そこはよそ者としては遠慮しなくてはならないだろう。
そのすぐ隣で、肉の焼ける良い匂いをかぎながら、こちらは米を炊き、5時半頃カレーライスとスープの夕食をとる。コーヒーを飲みながら夕陽を眺めたりし、まったりと時間が過ぎてゆく。
(18:35 対岸に沈む夕陽)
走行距離 70㌔ 最高速度 39.5㎞/h 走行時間 4:25 平均時速 15.9㎞/h
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