2012 東北・北海道ツーリング 総括
今回で8回目となったロングキャンプツーリングだが、いろいろな意味で総仕上げといってもいいような.充実した旅行となった。
回数を重ねる毎に徐々に、コースの選定・スケジュールの立て方・装備や走り方など、基本的な考え方やスタイルが決まってくるものだが、今回ほど自分の体力や好みとうまく折り合えたツーリングは過去にはなかった、と思う。
今までは、例えば、クラス会があるのでそれまでには…、とか、納骨式までには、というように帰着の日が厳しく限定されたものだが、今回はそれを免れていた。
そもそも今回の旅行の総距離を1500㌔と想定し、一日の行程を70㌔として22日。雨の日やその他の事情で走れない日を+3日、そして帰途のフェリーと陸路で+2日、合計27日と想定した。
そこで仕事を6/17(日)~7/15(日)までの29日間休ませてもらい、さらに余裕をもってスケジュールを確保した。
前半は一日100㌔越えを何日か走ったおかげで、北海道に渡った後は確実に余裕をもって以後の行程を確定する事ができた。
1. 身体 初日に両脚が攣った(多分熱中症の初期症状)以外は全く故障がなかった。風邪も引かなかったし、怪我もなかった。只、その日の走行が90㌔を越えてくると、疲労感が以前より強くなったかなとは感じる。
2. 車体 一回のパンク、ブレーキワイヤーの外れと軽微なトラブルだけで済み、重大なものは何も起きなかった。3万㌔以上使った自転車としては上出来だ。もちろん、日頃のメインテナンスの良さがあっての事でもあるが…。
3.キャンプ 前回キャンプ装備をしながら一回しかキャンプができなかった反省から、なんとしても快適なキャンプ生活をしたかったのだが、今回は宿泊の半数近くをキャンプで過ごす事ができた。時間と体力に余裕があったのと、良いキャンプ地に恵まれたおかげだ。
4.脇道・自転車道 幹線国道は概ね走っていて楽しくない。殆んど無個性で、変化が無く飽きてくるものだ。初心者の頃は全てに自信がないので、確実ルートとして国道だけを走ったものだが、そんなに遠回りではなく、県道、道道、広域農道など各種のルートがあり、そちらの方が交通量が少なく、生活の臭いがし、景色が良い事が多い。「自転車道」というモノもマップルには記載があり、お勧めのモノが多い。車の通りがなく、鉄道の廃線跡だったり、土手の上の専用道だったり、行政の気まぐれとしか思えないものまで色々ある。また、幹線道路と並行して脇道(旧国道)が通っているケースが多く、走りやすい事が多い。今回は意識してそれらを選んだのだが、上手くいったのではないかと思っている。
5.釣り 3回も釣りをする事ができ、そのうち2回は釣果があり満足している。何とか「ライド & フィッシュ」というスタイルを確立したいものだ。餌の問題が残るので疑似餌について調べようと思う。
6.峠越え いくつかの峠を越えたが、殆んど漕ぎ上がれたような気がする。大した峠が無かったと言えばそれまでだが、そんなに押し歩きをせずに済んだ事は、やはり、純粋に嬉しい。
最後にトピックスを
雨対策として今回購入したのが下の写真のアディダスのアウトドア用シューズ。雨具をいかに上下固めても足元には問題が残る。シューズカバーというものもこの世にはあるのだが煩わしい。究極の雨仕度は「濡れても構わない仕度」で、足元は裸足に限ると考えている私だが、それでは足の保護が疎かになる。
そこで前回はクロックスにしたのだが、ホールド感がいまいち。そして巡りあったのが下のアディダス。素材は柔らかいウレタンのようなもの。かかと部分はゴムの入った厚い布製で簡単に踏みつぶせ、サンダル状になるのでキャンプ等では便利。結果として、ズーッとこれだけをはき続けたのだが、ひび割れなどの劣化も起きず、良い選択だったと自負しているのだが、足の甲の部分にある多数の穴のために、そこだけが日に焼けてしまい、刺青模様になってしまったのは困った事だ。
以上で「2012年 東北・北海道ツーリング」 完結
0 件のコメント:
コメントを投稿