2012年8月8日水曜日

7月9日(月) 22日目

第22日目 7月9日(月)  東室蘭 → 苫小牧(乗船)

6時起床 雨が降っている。しかし予報は曇り。

ホテルのサービス朝食を食べ、一応チェックアウトをして、積み込みをしたりして、フロント付近をうろうろしていると、青森→函館のフェリーで一緒だったY日さんとばったり会った。実は彼とは函館のホテルが一緒だったので、その晩はメシでも一緒に…、などと話しはしていたのだが、縁が無かった。彼は私より少し歳が上で、車にトライアルの250ccバイクを搭載して気ままに道内を放浪する青森、八戸の住民だ。結局、その意味が殆んどわからなかったのだが、苫小牧のフェリーターミナルの駐車場に車を置いて、ここ、室蘭にはバイクで来ているという。そもそも、車にバイクを積んで…、というのがわからない。どちらかでひとつで良いではないか。しかし、念願の放浪の旅に出られて嬉しくて堪らないという感じが何とも好ましい人だ。そんな彼が、雨の日の走りは楽しくないから今日はここに留まれとしきりに誘う。

ややもすると心が動くのだが、フェリーの予約も済ませてあるし、今日は曇りの予報でもあり、何とか振り切るように、9時にはホテルを出発した。

9:00 ホテル出発。目的地は苫小牧フェリーターミナル。約70㌔の予定。


フェリー の出航は18:45。 17:00くらいまでにターミナルに着けば十分だ。余裕十分!

今回のツーリングではよく側道を走ったものだが、現金なもので、旅も終盤に近付くと、「ここまで無事に来たのだから、ここで怪我などしてはつまらない」とばかりに念を入れて安全策をとり、95%側道を走った。R36(室蘭から37→36と名称が変わる)は太平洋に沿って室蘭本線と並行して走っている。

曇天で少し寒いくらい。途中で雨具の上着を着込んだ。3つほどミニ峠を漕ぎ上がり

11:50 40.80㌔ 白老の卵屋さん「マザーズ」に到着

ここ「マザーズ」は3回目だ。前の2回は、わざわざ苫小牧からここへ来るために往復している。室蘭方面からのアプローチは初めて。レストラン・カフェの開店が11時だから、丁度良い時間だ。平日だと言うのに、お客で賑っている。

(マザーズ外観)

今日の注文は「たまごかけご飯」(350円)。前2回は親子丼をいただいたが、他の人が食べている「たまごかけご飯」がとても美味しそうに見え、次の機会には是非…と狙っていた。この値段でたまごのお代わりは自由。(だが、持ち出しは不可)


独特の専用醤油と相俟って食が進む。一杯のご飯にたまごを2つかけ、ご飯をお代わりして(150円)また2つ。

同じ敷地内のカフェに席を移し、ストロングブレンドのコーヒーとミックスシュークリームでまったりと時間を過ごす。何時来てもホッとする明るい雰囲気が好きだ。もっとも、毎回旅の終りに寄るのでその安堵感も手伝っているのだろう。

(卵屋さんである証拠の自販機)

13時くらいに出発

しばらく行くと「白老ファーム」とか「社台ファーム}などの名称がつく牧場地帯が続き、北海道の名残に広域農道を10㌔以上走り、最後の雰囲気を味わった。

(R36を外れて広域農道を走る)

15:15 74.97㌔ 苫小牧フェリーターミナル着


ターミナルへのアプローチを見過ごし少し余分に走ってしまったが、十分に余裕をもって到着した。前々回の北海道の時、90%遅刻を覚悟で死にそうになりながら走りこんだのが思い出される。

今回の切符はエコノミークラス、大部屋だ。老人割引運賃と自転車運賃合計で8940円は断然納得の安さだ。マットレス・シーツ・毛布があるのだから十分だ。しかもシーズン前なのでそれ程混みあうとは思えない。

乗船直後には大浴場で入浴。うっすらと晴れてきて、浴場の窓からは陽が差し込んでくる。「ああ、終わったな」としみじみ思う。

走行距離 74,97㌔  最高速度 42.5㎞/h 走行時間 4:29 平均速度 16.7㎞/h


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