2011年10月8日土曜日

2011ツーリング 14日目(8/31)


7:45 ホテル 出発 

出発前に車体整備と注油。気分的に「気合」を入れた積りなのだが、ハンドルバーに取り付けたデジタル時計の液晶画面が真っ白になっていた。長時間の日照に耐えられなかったのだろう。(帰宅後確認したところ復旧していた。)今日の予定は「とにかく行けるだけ北に行く」、それだけだ。

御影・芦屋・西宮などの馴染みのある地名が過ぎて行く。

9:15 19㌔地点で既に31℃になっていた。


9:45 24㌔地点 尼崎市内


あと数㌔で大阪・梅田というところで、いよいよ日本海・舞鶴に向けて国道2号線を左折、北上を開始。これより第三ステージとなる。JR東海道線、名神高速道路、阪急神戸線、山陽新幹線と順に交差し、伊丹空港を右手に見ながら中国自動車道と交差し阪急宝塚線「川西能勢口駅」を越えた辺り(11:15 37㌔)から県道12号線となり、しばらくは能勢電鉄妙見線に沿って行く。とにかく北上。


11:50 38㌔ 鶯の森駅 先 橋を渡り対岸の国道175号線へ出る。


11:55-12:20(39㌔) 吉野家で昼食


この辺から徐々に本格的な登りが始まり、一の鳥居駅で二股の右ルート・国道477号線(今後の主要道路)へ進路をとる。これからのコースは兵庫・大阪・京都が入り組んだ地域で、今日は兵庫→大阪→兵庫→大阪→兵庫→大阪→京都と何度も県境を越えることになる。その県境は殆んど峠になる。


能勢電鉄妙見線の終点妙見口駅真如寺(能勢妙見)への玄関口。地図で見る限り道路脇からケーブル、リフトがある妙見山(660㍍)に位置する由緒ある寺で観光地でもあるようだ。事前の計画段階では「寄ってみようか」とも考えていた所なのだが、そこまでの登りの疲れと時間の関係で、迷う事もなくパスした。因って、今でもどう云う所なのか全く知らない。


13:50頃 48㌔地点 兵庫・大阪の県境大槌峠を越える。


下ったところの野間稲地で一旦バイパスに入り、再びR477と合流した所でひと休みしていると郵便配達の車が通りかかった。


2時半前だった。まだ、50㌔ちょっとしか走っていないのだが暑さと登りの疲労のせい、というより、もう走るのがイヤになってきており、ここから先の最初に見つけた旅館に泊ろうと思い始めていたのだが、それまでの集落には民宿すら見かけなかった。そこで、郵便配達に情報を求めたのだが、R477沿道にはそれらしいものはないというのだ。郵便屋さんが言うのだから確かだ。


ただ、6㌔ほど先を右に折れて亀岡方面に向かうと「湯の花温泉」があり、そこなら旅館が数軒あるという話しだった。自転車でも1時間もあれば大丈夫だという言葉を信じて、最後の力と気力を振り絞って走り始めた。


確かにそれはあった。が、最初に見つけた××荘という民宿はいかにも泊めたくないという風情で、感じが悪かった。で、一車線なのに大型トラックが行き来するような危ない道を下り、温泉街(といえるかどうかは微妙)を走って他を探してみたが、営業をしている店が見当たらない。1軒だけは営業中なのだが「政府登録~」とか「国際~」などの看板が仰々しくその気になれない。(要するに宿泊料が高すぎる予感) 困り果てて、今来た道を引き返し、先ほどの××荘近くに観光案内所を見つけたのだが無人の様子。困った。


案内所前に佇んでいると、明らかに地元の方と思しき女性が通りかかったので、事情を話し、どこか何とかなりそうな所はないかと聞くと、亀山方面へしばらく行くと民宿が2軒あると教えてくれたが、営業しているかどうかわからないという。丁重にお礼を言って、その方向へしばらく行くと、確かに聞いた名前の民宿があったが、声をかけても応答がなく人の気配がない。直ぐ近くのもう一軒にも声をかけたが同様だった。止むを得ず、玄関先の看板にある電話番号に電話しよう、でも市外局番が判らないなあ、などとオロオロしている時だった。


ガラっと戸が開き、おばあさんが出てきてくれたではないか。地獄で仏とはこの事だ、と思った途端、「今日は休みなのよね、その積りで何にもしていないので泊めるのはちょっとねえ…」という地獄へ逆戻りのお言葉。目の前は真っ暗。そんな様子を見かねたのか、「まあ、それ程の事は出来ないけれど、とにかくお上がりなさい」という言葉に、再度仏に出会った想いだった。15:45 民宿チェックイン


それでも風呂は温泉。夕食は下の写真。自転車は空になった車庫に入れさせてもらい、夕刻から降り出した雨にも 問題はなかった。


しかも夕食時、タヌキが餌をもらいにくるおまけまで付いてきた。

本日の走行距離 62.16㌔ 走行時間 4:58 平均速度 12.5㎞/h 

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