6:00 ホテル出発
今日の心積りは餘部鉄橋を見て鳥取までの凡そ90㌔。雨模様の日だが前進あるのみ。
7:00 10㌔ 江野トンネル(約1000㍍)通過
しかし抜けた途端に、後輪の空気も抜けていた。パンクです。遂にやってしまった。まあ、今まで無事だったのがラッキーというべきで自転車旅行にパンクは付き物だ。トンネル内でペチャンコにならなかっただけ良かったとしなければならない。(原因は細かい鉄屑のようなものだった)
しかし面倒臭い。搭載荷物を降ろさなければならない。地面が濡れているので気をつかう。予備のチューブと取り替えるだけなので、さほどの仕事ではないが前輪と比べて後輪は手間取る。タイヤは取り替えたばかりなのでゴワゴワして収まりが悪い。なんやかんやで結構時間を食ったので、ついでにブレーキ調整や汚れ落し、注油なども入念にした。
8:00 完了・出発
R178はこの辺りでは但馬漁火ラインなどと言われているが、佐津IC付近から自動車専用道となり自転車通行不能。R178から外れて海岸沿いの佐津の町まで北上し、県道11号線に乗る事となる。海沿いの部分は、晴れていればさぞかし快適だろうと思える風景が見えるが(下の写真)基本的には、かなりのアップダウンが続く山道が多い。
リアのディレーラーの調子が悪い。しまいにはギアチェンジが出来なくなった。チェンジグリップが空回りしており、ワイヤーが切れたらしい。仕方なく手でチェーンを8枚中真中辺りのギア(多分25T)に移動させてそこで固定し、フロントのディレーラーだけで走ったのだが、なるべく早く自転車屋を見つけ修理しなくてはならない。ところが、途中の「そこそこ」の漁村で尋ねると近くには自転車はなく、かなり先の香住まで行かないとないと言う。香住近くで、たまたまパトカーに出会ったのでその所在を聞いてみると実に懇切に教えてくれた。(そこは郊外を走る幹線道路なので、町へは一旦そこを降り、かなり走らなければならない。)
懇切に教えてもらったものの自転車屋が見つからず、町中をウロウロしていると、後ろからクラクションが聞こえ、振り返ると先ほどのパトカーだった。又も警官が降りてきて「そこの橋を渡って、左に曲がり30㍍ほど行った右側」と懇切に教えてくれた。親切な警官なのか、よほど不審で後をつけて来たのか、どちらでも良いがありがたかった。おまわりさん、ありがとうございます。
やっと見つけた自転車屋だったが、調べてもらうとワイヤーは切れておらず、ギアチェンジ機構は正常に動いた。狐につままれた(事はないが)ような感じ。そこのオヤジさんは「ままそういう事もありますよ」と慰めてくれ、接触部分や回転部分に注油までしてくれた。雨宿りも兼ねてオヤジさんと自転車業界の現状など30分程話し込んでしまった。
香住から、またもR178は自動車専用道で乗ることが出来ず、引き返し旧道を行ったのだが、これが相当に堪えるトンネル交じりの峠道の連続だった。
11:25 40㌔ 餘部鉄橋が見えてきた。
数年前に家人とバス旅行できた時には、もうすぐ架け替え工事が始まるというタイミングで、鉄骨が高々と組み上げられたトレッスル方式の姿がまだ見られたが、今は工事が完了している。そばで見上げると本当に高い。海側には「記念碑的」な意味なのだろうか、一部旧構造体が残っている。
真下のレストランでカレーライスの昼食をいただき、「今、餘部鉄橋の真下でランチ」と友人多数にメールを送った。帰りがけにはサーモス一杯の氷を頂戴し、雨の中を
12:15 出発 早速登りとなり
12:45 46㌔ 桃観トンネル(500㍍)を抜けると、50㌔付近まで快調に下る。浜坂付近で日本海に出て5㌔ほど走り
14:15 60㌔ 居組に至るが、ここからも本道は自動車専用道となり、旧道を行くが、これがまた相当な峠道。(下の写真)やっと山道を越えて海に出たところが小羽尾(15:10 67㌔)。 うっすらと晴れているようだが、波が残っている。
16:00 75㌔ 大岩付近でR178はR9(山陰道)に合流
下の写真は合流後R9からR178を見下ろしたところ。
合流した途端に駟駆山峠(これも読めない:「しちやま」と読みます)を越すと鳥取バイパスとなるが、ここは自転車も走れる。1000㍍クラスの湯山トンネルと少し短いもうひとつのトンネルを抜けると、数㌔で鳥取の中心部に出る。
それにしても、鳥取レベルの県庁所在地でも、中心部から5㌔離れると全く都市の臭いがしなくなる。都市の広がりは本当に狭い部分でしかない。東京が他を圧して、桁違いに全てが大きいのだ。
17:15 鳥取市内のホテル チェックイン なお、今日は「降ったり止んだり」が多く、降りが激しい時は主にバス停で、数分~数十分程度の雨宿りを4・5回余儀なくされた。
本日の走行距離 91.55㌔ 走行時間 6:56 平均速度 13.2㎞/h
0 件のコメント:
コメントを投稿