2014年7月12日土曜日

10日目 6月26日(木)

6月26日(木) 晴れ S風強い

4:00 起床

7:30 キャンプ場 出発

今日の目標は幌延(ホロノベ)まで約67㌔

8㌔程で音威子府到着。ここからは今回のツーリングのために新たに選択したルートとなる。そしてここを南の交点としてグルーっと時計回りに周回する予定なので、何日後かには又戻って来る事になる。満足して戻って来たいものだ。

JR宗谷本線に沿って先ず30㌔程佐久まで西行、そして北上となる。基本的には下り基調なので楽しく走行できたのだが、途中の冨和(トミワ)トンネル(955㍍)には例によって緊張した。これが今回最長のトンネルだが、難なく通過できた。

10:00 33㌔ 佐久 到着 これより北上開始。 快晴

10:25 40㌔ 中川道の駅

ここからが困惑と苦難の時間の始まりだった。

マップルで見るとR40と天塩川を挟んで対岸にはJR宗谷本線に沿った道道256号線が走っている。これは幌延に直行している。当然こちらを選択した。


歌内(ウタナイ)辺りまでは想定どおりの道で、自分の選択の正しさに独り酔いしれていた。その時にマップル上に歌内の駅が見えない事の重大な意味に気付けばよかったのだ。小さい駅だから記載がないのだろう位の考えで踏み切りを渡り、またいつか線路を越えて戻ってくるのだろうなと走り続けてしまった。相当走ってからコンパス方位と余りに違うのでおかしいとは思いながらも、途中分岐する道もなく漕ぎ進んでしまった。さすがに2時間以上も経つと、どこか間違ったとは思いながらも、尋ねる人もなく途方に暮れる。しかも途中の道路標識に「幌延方向」の表示があったりして尚更混乱してきた。

14:00 たまたま通りかかった家の前にジイチャンが座っていたのでここは何処ですかと尋ねてもそこが手持のマップル上に何処にも見つからないのだ。地図を元に話し合っても訳が判らなくなってきた。只大きくコースアウトしている事だけは理解でき、結局、相当距離があるし、登りもきついがとにかく現在の道をしばらく行き、左に折れれば上幌延に出られることが判った。






結局14:50~15:50の1時間程はあえぎながら峠を登り、ピークの時点では83㌔走行しており、そこには「幌延まで17㌔」の表示があった。



R40を行けば70㌔程度で済んだものが100㌔走る事になったわけだ。北海道をたくさん走れて良かったという考えもあるが、一日60㌔~70㌔ペースで来た身体にはこたえ過ぎた。まして最後に(多分)500㍍級の峠を越えたのだから尚更だ。

ようやく浦幌の町に着いてコンビニに寄った時にはもうキャンプを張る気力がなくなっており、旅館泊まりに心は決まっていた。と言っても、目につくようなビジネスホテルがあるわけでもないので、その若い店員さんに、どこか心当りの旅館はないかと尋ねると親切な彼は3軒程電話をしてくれたが、どこもダメ。

例によって工事関係者の長期滞在だそうだ。こんな事もあるさ。きっと、天の声なのだろう。止むを得ず、当初予定の町中のキャンプ場に向かった。


17:00 幌延町ふるさとの森公園キャンプ場 到着

風呂には行かず、手持のさらうどんとお握りの夕飯を食べ早々にテントにもぐりこみ寝る。
そう言えば、今日は北緯45度表示を何度か通過した。それだけでもおかしい。

(混乱の原因は明日のために地図を用意している時に判明した。言葉では説明しにくいのだが、今回事前の準備として地図をバラして、ルート沿いの部分をズーっと長く張り合わせて用意し、当日は見開きの2ページ分を開いてケースに入れ、左1ページ分が終わると折り返して次の1ページを右側に送る…という事を繰り返すのだが、その部分に限って、固定された2ページに設定されていて、1ページ飛ばして繋がっているような形になってしまっていたのだ。地図を余りに念入りに準備したために、地図と現実の余りの食い違いが受け入れられず、困惑してしまった結果だ。)
本日の走行距離 100、8㌔  走行時間 6:13  平均時速 16、2㌔

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